最終更新日:2026年3月12日
この記事は「【2026年最新】タイのドローン規制を完全解説|登録・許可・飛行ルールの全手順」の詳細記事です。規制の全体像・飛行禁止エリア・罰則は先にそちらをご確認ください。
タイでドローンを飛ばすには、NBTC登録・CAAT登録・保険加入・Remote ID有効化の4つが必要です。この記事ではタイで購入した機体のオンライン登録手順を、2026年最新の要件に基づいて解説します。
対象読者:タイ国内でドローンを購入した方
日本など海外から持ち込んだ機体はNBTCのオンライン登録が使えません。窓口に直接行く必要があります(手順は後述)。
登録前の確認事項
購入後30日以内に登録すること
タイでドローンを購入したら、30日以内にNBTC登録を完了させてください。 期限を過ぎると罰金が発生します(最大40,000バーツ)。実際に筆者も期限を過ぎてしまい、NBTC窓口で5,500バーツの罰金を支払った経験があります。通達はNBTC登録時に記入した住所にタイ語で届くため、見落とし注意。
2026年の新要件:Remote ID
2026年4月以降、カテゴリB(250g〜900g)以上の機体はRemote ID機能の有効化が必須です。未対応のままではCAATの登録が受理されないケースが増えています。
機体がRemote IDに対応しているか、事前にメーカーサイトで確認してください。DJIの場合はDJI Flyアプリを最新版にアップデートし、設定画面でRemote IDをONにします。
カテゴリ確認
| カテゴリ | 重量 | 主な機種例 | 登録 | Remote ID |
|---|---|---|---|---|
| A(C0) | 250g未満 | DJI Mini SE | 推奨 | 推奨 |
| B(C1) | 250g〜900g未満 | DJI Mini 3 Pro | 必須 | 必須(2026年4月〜) |
| C(C2) | 900g〜4kg未満 | DJI Air 3、Mavic 3 | 必須 | 必須 |
| D(C3) | 4kg〜25kg | 産業用機 | 必須 | 必須 |
STEP 1:ドローン保険に加入する
CAAT登録には保険証書のアップロードが必須です。先に保険に加入してから他の登録を進めてください。また、2025年10月の改正により、第三者賠償保険の最低補償額が100万バーツから150万バーツに引き上げられました。
主な保険会社(2026年版)
| 保険会社 | 年間費用 | 補償額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Purple Insurance | 759 THB〜 | 150万バーツ〜 | 最安値クラス |
| Dhipaya Insurance | 799 THB〜 | 150万バーツ〜 | オンライン加入可 |
| Mittare Insurance | 2,200 THB〜 | 150万バーツ〜 | Remote ID対応機体割引あり |
| Dronethai Insurance | 3,500 THB〜 | 150万バーツ〜 | 商用向けプランが充実 |
| FEIC Thailand | 749 THB〜 | 150万バーツ〜 | 英語対応スムーズ |
弊社はFEICを使っています。英語でのやり取りでも行けたので初めての登録の時にスムーズに行けてから他社への乗り換えはしていません。また、保険加入後、英語版の保険証書(PDF) を必ず取得・保存しておいてください。CAAT登録時にアップロードします。基本、メールでも届くので心配は不要ですが必須書類です。
STEP 2:NBTC登録
NBTC(タイ国家放送通信委員会)は、ドローンの機体・コントローラーを登録する機関です。
必要書類
- パスポートコピー(A4コピー、顔写真ページ、青ペンでパスポートと同じサインが必要)
- ドローン本体の写真(正面・後方・上下左右)
- シリアル番号が映った写真(機体・コントローラー)
- 購入時のレシートまたは領収書(捨てられる方がいますが、必須です)
- タイ国内の滞在先住所
- タイの電話番号
- メールアドレス
- Remote ID機能証明書(カテゴリB以上、2026年4月以降必須)
写真の撮り方

- 機体・コントローラー両方のシリアル番号が明確に読めること
- 写真はWordファイルに貼り付けて提出
- 全ページに青ペンでパスポートと同じ書体のサインを右下に入れること(異なると書き直しになります)
オンライン登録手順
- NBTCウェブサイトにアクセス (2025年当時の登録手順なので多少異なるかもしれません)
- 右上「Sign up」→「Other nationality」を選択
- メールアドレスを入力してOTP認証
- ログイン後、上部メニュー「Request Form」→「UAV’s Radio Equipment Registration」→「New Registration of Drone」を選択
- 登録情報を確認してスクロール
- 「ストアから購入」にチェック→「店名」と「領収書日付」を入力
- シリアル番号を入力(ブランド名・モデル・NBTC IDが自動表示される)
- プロペラ数・バッテリー・カメラ・コントローラー等の追加情報を入力
- 周波数帯域・出力電力を選択
- 使用目的を選択(趣味・撮影など)
- 書類をアップロード(各ファイル1MB以内)
- 「規約に同意」にチェックして送信
承認まで:5〜7営業日。追加書類を求められる場合はメールで通知が来ます。「Track Request Status」から進捗確認が可能。
海外から持ち込んだ機体の場合
オンライン登録は不可。NBTC窓口に以下を持参してください。
- パスポート原本
- タイ国内の滞在証明
- ドローン実機
- Remote ID機能証明書(カテゴリB以上)
窓口であれば当日中に登録が完了するケースが多いです。
STEP 3:CAAT登録
CAAT(タイ民間航空局)への登録は、ドローンを飛行させるためのライセンス取得にあたります。NBTCと保険だけでは飛行できません。CAATへの登録も必須です。
必要書類
- パスポートコピー
- ドローン本体の写真
- シリアル番号が映った写真(機体・コントローラー)
- 保険証書(英語版PDF)
- Remote IDシリアル番号(カテゴリB以上、2026年4月以降必須)
- オンライン講習修了証番号(カテゴリC以上、2026年新設)
カテゴリC以上:オンライン講習の受講が必要
カテゴリC(900g以上)の機体を登録する場合、CAATが提供する**無料のオンライン講習(約2時間)**を受講し、修了証を取得する必要があります。CAAT公式サイトから受講できます。
オンライン登録手順
- CAAT公式サイトにアクセスしてアカウント作成
- 規約に同意してログイン
- 機体情報を入力(メーカー・モデル・重量・シリアル番号)
- 使用目的を選択
- 保険情報を入力(証書番号・有効期限)
- Remote IDシリアル番号を入力
- 書類をアップロード(パスポート・機体写真・保険証書を1つのPDFにまとめる)
- 内容確認して送信
承認まで:約1週間。進捗は「履歴」メニューから確認できます。確認方法の詳細は「わかりにくいタイのCAATに登録したドローンや個人情報の確認方法」を参照してください。
STEP 4:Remote ID機能を有効化する
登録が完了したら、CAATから発行された登録番号をRemote IDに設定します。
対応機種(2023年以降発売)の場合
- DJI Flyアプリを最新版にアップデート
- ドローンのファームウェアを最新版にアップデート
- アプリの設定→「Remote ID」をONにする
- CAAT登録番号を入力
- テスト飛行でRemote ID信号が送信されることをOpenSkyアプリで確認
旧型機種(Mavic 2・Phantom 4など)の場合
Remote IDを標準搭載していないため、外付けモジュールが必要です。
| モジュール | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| DJI Remote ID Broadcast Module | 約5,000 THB | DJI機体専用 |
| Dronetag Mini | 約6,000〜8,000 THB | 汎用、CAAT認証済み |
| FLARM Atom UAV | 約12,000 THB | 商用向け高性能 |
必ずCAAT認証品を使用してください。 非認証品は登録が却下されます。
有効期限と更新
| 登録 | 有効期限 | 更新方法 |
|---|---|---|
| NBTC | ビザの期限に準じる | 再登録不要 |
| CAAT | 2年 | CAAT公式サイトから更新 |
| 保険 | 1年 | 保険会社経由で更新→CAATに情報更新 |
保険の有効期限が切れると、CAATポータルに「保険有効期限切れ」の警告が表示されます。期限切れのまま飛行した場合、罰金の対象になります。
よくある質問
Q:タイのドローンショップに登録を代行してもらえますか?
A:はい。タイのドローン販売店では、購入時に登録代行サービスを提供しているところが多いです。自分で手続きするより確実で、30日以内の期限も安心して対応できます。手数料は店によって異なります。
Q:登録せずに飛ばしたらどうなりますか?
A:罰金4万バーツ以下・懲役1年以下の刑事罰の対象になります。実際の逮捕・罰金事例は「タイでドローン逮捕?実際の罰金・摘発事例5選」でまとめています。
Q:登録代行をお願いできますか?
A:弊社でNBTC・CAAT登録の代行を承っています(日本語対応、8,000 THB〜)。お問い合わせフォームからご連絡ください。
まとめ
タイでのドローン登録手順をまとめます。
- 保険加入(150万バーツ補償、英語版証書を取得)
- NBTC登録(購入後30日以内、5〜7営業日)
- CAAT登録(保険証書が必要、約1週間)
- Remote ID有効化(カテゴリB以上は必須)
タイのドローン規制全体について知りたい方は「タイのドローン規制 完全ガイド」をご覧ください。登録せずに飛ばした場合の罰則事例は「タイでドローン逮捕?実際の罰金・摘発事例5選」で詳しく解説しています。
タイでのドローン撮影・登録代行・飛行許可申請はDAYZERO BANGKOKにお任せください。日本語対応のスタッフが対応します。

タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を勤める。

