会社紹介動画とは会社の経営理念・ビジョン・施設・サービス・商品等を映像と音声(ナレーション)を使って紹介する動画を指します。写真や文字だけでも伝えることもできますが、動画は映像や音声によってより直感的に臨場感を持って情報を届けることができるため文字や写真よりも記憶の定着率が高いことがLearning Pyramidより証明されています。また、動画を用いることで会社の雰囲気や空気感、社員や社長の様子も見えるためより透明性が増すことによって、「よくわからない会社だな〜」という不安を払拭し、先方からの信頼を獲得にも繋がります。

会社紹介動画を作るメリット

多くの企業様が会社紹介動画を使う理由には下記のメリットが挙げられます。

  • 端的に多くの情報を伝える
  • 記憶に残りやすい
  • 事業内容を具体的にイメージしていただける
  • 営業マンによる差が出ない
  • 低コストで繰り返し使える

以上につきまして、下記にご説明いたします。

端的に多くの情報を伝える

メラビアンの法則

会社紹介をする際、事業内容・理念・社風・歴史・従業員・施設等々伝えたいことが多くあると思います。当時営業としてとある大手東証1部上場企業に勤めていた時、30ページほどある会社プレゼンテーション資料を都度営業先で説明していました。時間にすると15分以上は会社説明に使っていたと思います。

人が深く集中できる時間は15分ほどと言われており、大事な時間を会社の説明に使ってしまい、その後にある重要な仕事の話には多少集中力が途切れた状態で挑むことになります。これは非常に勿体ない時間の使い方です。

おそらく多くの企業が同じ状態かと思います。(これを課題と捉えてるかは別です)この時間をより短縮することで議題の主軸についてより時間を使えるようになります。そのために、会社紹介動画利用するメリットがあります。

動画は多くの情報を端的に伝えることができます。動画は映像・音声・文字を用いることで1分間で伝える量は180万語。WEBサイト3,600ページに匹敵すると言われており記憶に残りやすいです。日々仕事に忙しいユーザーは、情報を短時間で的確に情報を捉えることを求めているため、数分程度の動画でまとめて伝えることはユーザーにとっても非常に便利です。また、何度でも見返すことができるので理解促進にも繋がることが挙げられます。

事業内容の理解をしてもらいやすい

事業内容の理解をしてもらいやすい

写真や文字だけで伝えられることには限界があります。社員の様子、機械、社内等の写真数枚と文字を添えて見る場合と、映像を使って社員のインタビュー動画や、実際に動いている機械の様子、雰囲気の伝わる社内などを見比べた場合、後者のが実際にクライアントが現場に行って見に行ったかの様なリアル感があり、理解・イメージがしやすくなります。イメージがしやすければ、興味関心も上がり、クライアント側も話を進めやすくなります。

営業マンによる差が出ない

営業マンに左右されない会社紹介動画

会社説明は営業にとって基礎であり、重要なポイントです。良い商材を持っていたとしても、ユーザーにきちんと情報を届け理解をしてもらうことが出来なければ売上には繋がりません。動画を用いることで、新人であってもその動画1つで会社の情報を的確に伝えることができますし、たとえ営業が辞めたとしても上司や教育係が再度教える必要もほとんどありません。海外で営業をかけていく時も言葉の壁を字幕やナレーションをつけることで無くすことも可能です。

また、動画は24時間働けます。ホームページに載せることで世界中から訪れたどのユーザーに対してもきちんと会社説明をすることができ、余計なことも言いません。転職率が高いタイでも教育に何度も時間を取られることもありません。DX化が求められる現代において、オンラインでの営業を行なっていくことは今後の会社の重要な1柱になると思います。

低コストで繰り返し利用できる

低コストで繰り返し利用できる

一度会社紹介を制作すれば、会社のサービスが変わらない限りは何度でも利用が可能です。営業のプレゼンの際や、展示会、採用向け、自社ホームページ掲載など多くの使用用途があり半永久的に使い続けることができます。

会社紹介や会社説明は、パンフレットや印刷物を配布するのが一般的でしたが近年は、短時間で多くの情報を伝えられる動画を用いて会社紹介を行う企業がタイ国内でも増えています。当記事ではなぜ会社紹介動画を作るのかなどのメリットや活用方法を実例を混ぜてご紹介いたします。

会社紹介動画制作で押さえるべきポイント

会社紹介動画制作で押さえるべきポイント​

メリットもご理解いただけたかと多いますが、では実際にどのようにして動画を作っていくのか。会社紹介動画制作において大切なポイントを説明いたします。

目的を明確に

何を伝えたいのか。誰のため、何のために伝えるのか。目的を明確に持つことが重要です。会社のことをもっと知ってもらうためなのか。ブランディング力を強めたいからなのかなど明確な目的を持つことで動画制作もスムーズに進みます。動画は基本撮影本番一発勝負です。撮り直しも可能ですが、再撮影となるとコストが膨らみます。しっかりと目的を決めて取り組むようにしましょう。事前準備が非常に重要です。

使う場面を明確に

WEB上で会社紹介動画を流すのであれば、展示会や営業時の会社紹介ツールとしても使い回すことができますが、採用や株主総会などまったく別のシチュエーションでの利用となると別の動画を作る必要があります。ターゲットにいつどんな場面で見せるのかはしっかり押さえましょう。

訴求ポイントを明確に

ターゲットが決まってきたら、訴求ポイント、御社の強みを洗い出しましょう。ターゲットが欲しているであろう御社の強み、メリットを伝えることでユーザーに届けましょう。

内容に合わせた演出をする

伝えたいことも決まってきたら、あとはどう演出するのかを決めます。ナレーションに乗せて映像を演出するのか、その際の撮影シーンはどんなイメージなのかなど具体的に詰めていく必要があります。撮影前に全て決めますので、撮影中に変更となるとコストが追加でかかりますのでご注意ください。

会社紹介動画例

会社紹介動画(インタビュー形式)

  • 動画内容:インタビューを軸に会社サービス等を撮影します。
  • 制作期間:2週間〜1ヶ月

コンセプトムービー

  • 動画内容:コンセプト・ブランディングムービー
  • 制作期間:1ヶ月〜3ヶ月

 

ドラマや映画のように演出にこだわった撮影や編集となるため、他の動画に比べて工数が多くなります。その分、企業の想いや、世界観を表現することが可能なため、企業の強い想いを伝えることができます。そのために、役者を起用したり、ドローン撮影や必要に応じてタイらしいロケーションでの野外撮影も入れることでよりクオリティーの高い動画に仕上がります。

周年記念動画

  • 動画内容:周年記念動画
  • 制作期間:1〜2ヶ月

 

数年に一度、数十年に一度の節目となる貴重な周年事業を制作いたします。社内向けに制作するのも喜びやチーム結束を高めるために非常に効果的ですが、社内向けだけで終わらせてしまうのではなく、お取引先、お客様にもご覧いただくことで御社の価値を示し、企業ブランドの向上を図るとともに、新たな営業アプローチをかける契機にもなりえます。そのため、周年記念動画はブランディング活動の開始期として、非常に適したタイミングにもなります。

前田建設工業株式会社 100周年記念映像 より引用