会社案内や営業資料を、ホームページの原稿にも使いたい。そんなときは、今ある文章を生かせる箇所と、説明を補いたい箇所を確認するところから始められます。たとえば営業担当の口頭説明と一緒に使っている資料なら、サイト上でも提供範囲や相談先が伝わるかを見直してみてください。
DAYZEROには、完成原稿がそろう前でも相談できます。この記事では、手元の資料から掲載する情報を選び、会社概要やサービス紹介に整理する方法を紹介します。資料を集める前の方は制作前の準備チェックリスト、制作を依頼したい方はホームページ制作・運用のご案内をご覧ください。
資料を一つの長文にせず、事実を項目に分ける

パンフレットの文章を丸ごと貼る前に、会社名・所在地・設立年・提供内容・対応地域・設備・サービスの条件・問い合わせ先を抜き出します。古い版と新しい版で数字や名称が違えば、どちらが正しいか会社側に確認します。「長年の経験」「高品質」などの評価表現は、具体的な提供内容を説明できるか見直します。
掲載先に迷う項目は、「読者が何を確認するための情報か」を考えてみてください。会社の基本情報は会社概要、提供内容と対象はサービス紹介、問い合わせに必要な条件は問い合わせページへ。ページ構成全体の設計は別の作業ですが、原稿の段階でも一つの文章に全情報を詰め込まないことが大切です。
会社概要は「会社の事実」と「事業の説明」を分ける

会社概要のまとめ方として、正式名称、所在地、連絡先などを表にし、事業内容は短い文章で説明する方法があります。理念や沿革を詳しく伝えたい場合は、それらを含め、サイトの目的に合う情報量と配置を検討します。
同じ会社資料から、会社紹介とサービス紹介を書き分ける
以下は書き方を説明するための架空の例です。実在する会社やDAYZEROの制作実績ではありません。掲載できると確認した情報だけを使う流れを見てください。
元の資料:「タイの日系工場をサポート。設備点検、消耗部品の交換、故障相談に幅広く対応」。このままでは、どの設備を、どの地域で、どこまで任せられるかが分かりません。
担当者に確認した設定:対象はバンコク近郊の日系工場にある包装設備。点検と消耗部品の交換を行い、修理の可否は機種と症状を確認して判断する。相談時は設備名・型番・症状・工場所在地を伝えてもらう。即日修理や全メーカー対応は約束しない。
会社紹介の掲載文例:「私たちは、バンコク近郊の日系工場を対象に、包装設備の点検と消耗部品の交換を行う会社です。設備の状態とご相談内容を確認し、必要な作業をご案内します。対応内容の詳細は、設備保守サービスのページをご覧ください。」
会社紹介では事業の全体像を伝え、対象機種や見積もりの条件はサービスページに置きます。正式社名・所在地・連絡先は確認済みの会社情報として別に掲載し、文章を具体的に見せるための数字や実績は足しません。
サービス紹介は、提供範囲と相談条件を先に書く

サービスの文章は「特長を並べる」より、読者が依頼できるかを判断できる情報を優先します。誰を対象に、何を行い、どの地域・言語で対応し、依頼時に何が必要か。提供しない作業や別料金の作業があれば、隠さず区別します。
「幅広く対応」
- 確認する事実:対象サービス・対応外
- サイトで答える疑問:自社の依頼は対象か
「迅速な対応」
- 確認する事実:受付方法・実際の納期
- サイトで答える疑問:いつ、どう依頼できるか
「豊富な実績」
- 確認する事実:公開許可のある案件情報
- サイトで答える疑問:どの種類の仕事を頼めるか
「低価格」
- 確認する事実:料金に含む作業・追加条件
- サイトで答える疑問:何を払うことになるか
宣伝文句をそのまま置かず、読者が判断に使う事実へ変換します。
サービス紹介の完成例
先ほどの架空の会社なら、サービスページでは次のように具体化します。
見出し:「バンコク近郊の工場向け 包装設備の点検・部品交換」
本文:「包装設備の点検と消耗部品の交換をご相談いただけます。故障の相談は、設備名・型番・現在の症状・工場所在地をお知らせください。確認後、対応の可否と必要な作業、見積もりをご案内します。修理の対応範囲や部品の手配日程は、機種と状態によって異なります。」
問い合わせへの案内:「設備の点検・故障について相談する」。この例では、入力欄にも設備名・型番・症状・所在地の案内を添えます。分からない項目がある人も相談できるよう、必須にする範囲を検討します。
資料にない条件を文章の勢いで足さないことが大切です。「迅速」を「即日」に、「幅広く」を「全メーカー」に置き換えるのは具体化ではありません。未確認の部分を会社側へ戻し、回答が得られた内容だけを掲載します。
実績・写真は、文章より先に公開可否を確認する

営業資料に顧客名や施工写真があっても、Web掲載の許可があるとは限りません。顧客名を伏せて説明できるか、写真の被写体や施設の権利を確認するか、別の説明図に置き換えるかを決めます。公開できない案件を無理に事例化しません。実績が使えない場合は、提供工程や対応範囲を説明する図でもサービスを伝えられます。
会社が保有する素材と、第三者から借りた写真・フォント・図表も分けます。制作会社へ渡しただけで、第三者素材の利用権がすべて移るわけではありません。利用条件と継続費用がある場合は、公開前に確認します。
日本語原文を決めてから、現地語に展開する

日本語の資料を基にタイ語やベトナム語版を作る場合は、日本語で製品名、価格、提供範囲、問い合わせ先を確認してから翻訳する進め方があります。現地語の資料を原文にする場合は、その資料の内容を先に確認します。訳文の自然さと掲載内容の正確さを分け、事業内容は把握している担当者へ確認を依頼します。
翻訳するページ・図・フォームと更新担当は、多言語ホームページの制作計画で整理できます。言語別URLなどの検索設定は多言語SEOの解説に分けています。
公開前は三種類の確認を通す

原稿を確認するときは、事実、文章、公開可否という三つの観点が使えます。確認者の人数にかかわらず、価格や対応範囲、掲載許可などを誰が確認するか決めておきましょう。
- 事実:会社名、所在地、料金、製品仕様、対応地域、問い合わせ先。
- 文章:読者に通じる用語、見出しと本文の一致、言語ごとの自然さ。
- 公開可否:顧客名、写真、数値、第三者素材の使用条件。
DAYZEROでは既存サイトや会社資料、提供情報を基に掲載用の原稿へ整理します。一方、記事の企画・調査・取材・ゼロからの執筆は追加制作として範囲を確認します。資料の整理と新しい情報を調べて作る仕事は区別します。
よくある質問
パンフレットの文章をそのまま載せてもよいですか?
自社が利用権を持ち、内容が現在も正しければ、そのまま使える部分もあります。掲載先の目的や情報量に合わせ、説明の追加や並べ替えが必要かを確認します。第三者の文章を無断で使う前提にはしません。
会社概要には何を載せればよいですか?
正式名称、所在地、事業内容、問い合わせ先など、取引先が確認したい事実から始めます。業種によって必要な許認可や拠点情報があれば追加します。公開できる情報だけを確認して載せます。
原稿を書ける社員がいません。
DAYZEROの基本制作では、既存サイトや会社資料、提供情報から掲載用の文章を整理できます。取材や調査から新たに書く場合は、その作業を別途見積もります。
実績を出せない場合はどう伝えますか?
顧客名を無理に載せず、公開できる範囲で対応工程・対象製品・サービスの条件を説明します。実績を創作することはしません。
翻訳するときは日本語の原稿も必要ですか?
まず原文の事実と提供条件を確定する方が、訳文の確認を進めやすくなります。必要な言語と対象ページ、確認担当を決めてから翻訳範囲を見積もります。
今ある資料を、掲載できる文章へ
まず会社案内や営業資料、既存サイトを共有してください。掲載したい事実と確認が必要な点を分け、会社概要・サービス紹介にどう整理するか検討できます。ホームページの原稿について相談する。
タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を務める。