ベトナム拠点の会社サイトを作るとき、日本本社の会社案内をそのまま載せれば済むとは限りません。現地の取引先や採用候補者に何を伝えるか、ベトナム語の文章を誰が確認するかで、制作の範囲が変わります。
この記事では、ベトナム向けに各社が公開している料金を確認し、掲載額の違いと、自社で決めておくべき言語・原稿・更新の担当を整理します。料金だけで制作会社の優劣を決めるための比較ではありません。
ベトナムのホームページ制作費用:各社の公開料金
以下は2026年9月24日に各社の公式ページで確認した掲載額です。相場の平均でも、同じ仕様で取った見積もりでもありません。 金額の見出しはベトナムドン(VND)でそろえています。円・米ドルのプランは、同日8時30分にAgribankが公表した送金買いレート(1円=161.27 VND、1米ドル=25,820 VND)で参考換算しました。契約・請求の通貨は各社の原表記どおりで、換算額は実際の支払額ではありません。ページ数、翻訳や保守の範囲、支払い周期も異なるため、安い順には並べていません。正式な発注額は最新の見積書で確認してください。

DAYZERO:参考月約81万 VND(月額5,000円・初回1年契約)
DAYZEROの公開中の基本サービスは初期費用0円・月額5,000円・初回契約期間1年間です。会社案内型の複数ページ制作、対象となる通常更新、保守、ドメイン・サーバーの維持管理を含みます。契約は円建ての月額で、VNDの金額は比較用の参考換算です。ベトナム語の新規翻訳・確認は基本月額に一律で含むと約束しておらず、必要なページと言語を聞いたうえで別途案内します。
SOTA:6,000,000 VND〜
公式ページでは、基本的なWebサイトを6,000,000 VNDからと掲載しています。5〜10ページ、テンプレートを調整したデザイン、スマートフォン対応などが示されています。公開されている開始価格で、原稿制作や翻訳、公開後の更新まで一律に含むという意味ではありません。
FOIS Vietnam:参考約4,840万 VND(30万円・税別)
指定テンプレートプランは、WordPressの5ページ想定で30万円(税別)。日本語10,000文字までのベトナム語簡易翻訳、スマートフォン対応、.vnドメインの初年度費用などが掲載されています。一方、サーバーの契約は顧客側で別途行う条件です。「サーバー構築が含まれる」と「サーバー利用料が含まれる」は分けて読みます。
VIETRY:参考約1億330万〜2億660万 VND(4,000〜8,000米ドル)
公式FAQでは、比較的多い案件として6〜15ページで4,000〜8,000 USD程度と説明しています。仕様や確認の進め方で変わる金額で、全案件に適用する定額プランではありません。同社の制作工程には、顧客が文章や写真を準備する段階も記載されています。
タゲンゴcom:年間参考約2,880万 VND(年178,800円)
Lightプランは年178,800円。初期費用0円、2言語まで、サーバー・ドメイン・保守込みと掲載されています。標準の支払いは年一括、契約は12か月単位です。ベトナム語の対応範囲は内容に応じた提案とされているため、必要なページがどの言語で公開されるかを確認します。
5社は一括の制作費、月額、年額が混在し、原稿・翻訳・公開後の管理も同じ条件ではありません。図は価格順位ではなく、見積もりの入口です。 税や追加費用が書かれていない項目を無料とは扱わず、最新の公式ページと正式見積もりで確認してください。
タイ拠点の制作費用も検討している場合は、タイ向けの公開料金と見積もりの比較方法をご覧ください。
ベトナム語版は「何ページを、誰が確認するか」まで決める
見積もりで「2言語対応」と書かれていても、両言語で同じページが公開されるとは限りません。例えば、日本本社へ事業内容を伝える日本語ページと、現地の取引先へ製品・連絡先を伝えるベトナム語ページでは、必要な内容が違うことがあります。まず読者ごとに必要なページを書き出します。

日本語の会社資料しかない場合は、掲載する内容を先に整理し、原文を確定します。その後、必要なページを翻訳し、会社名、製品名、住所、問い合わせ先などを人が確認します。現地担当者が確認するのか、外部のネイティブチェックを頼むのかも、費用と日程に関わります。AI翻訳だけで公開まで完了したものとして扱わず、誰が最終確認するかを決めておきます。
言語ごとに窓口も確認します。ベトナム語で問い合わせを受けても対応できる担当者がいるか、フォームの通知先はどこか。読者に合わせたページを作っても、連絡が届かなければ役割を果たせません。
日本本社の資料と現地拠点の情報をどう集めるか

サイトを依頼する前に、会社案内、製品・サービスの資料、ロゴ、使える写真、現地拠点の住所と連絡先を集めます。完成したWeb原稿がなくても、何が手元にあるかを伝えれば、制作会社が整理する範囲と、追加で作る範囲を分けて相談できます。
工場や店舗、スタッフの写真が必要なら、支給できる素材があるかを確認します。実際の現場を見せたいのに素材写真だけで済ませないよう、新たな撮影が必要なら制作費とは分けて見積もります。既存サイトがある場合は、どの記事・実績を移すかも明示します。
依頼先を選ぶときは、料金と一緒にこの3点を確認する
1.ベトナム語の範囲:どのページを翻訳し、誰が訳文を確認し、掲載まで行うか。FOIS Vietnamのように翻訳文字数を示すプランもあれば、対象ページごとに提案するプランもあります。「多言語対応」という表記だけで判断しません。
2.公開後の担当:現地の住所、担当者、製品情報が変わったとき、誰がサイトを直すか。更新・保守が月額や年額に含まれる場合は、対象作業を聞きます。DAYZEROの通常更新に含まれる作業と追加制作の区別は、ホームページ制作・運用サービスに掲載しています。
3.契約と引き継ぎ:初回費用だけでなく、最初の12か月の支払い、ドメイン・サーバーの契約、終了時に受け取るデータと管理情報を確認します。円・米ドル建てのプランは、参考換算額ではなく契約通貨で請求条件を確認してください。
各社へ同じページ・言語・資料・更新内容を伝えて見積もりを取れば、公開料金の差がどの作業から生じるか判断しやすくなります。ベトナム拠点で必要な内容がまだ決まっていなければ、今ある資料と目的を共有してください。DAYZEROの問い合わせフォームから、基本範囲と追加作業を分けて相談できます。
ベトナム向けサイト制作でよくある質問
ベトナム語版を全ページ作る必要がありますか?
必要な範囲は、読者とサイトの目的で決まります。現地の取引先や採用候補者に見せるページと、日本本社向けのページを分けて考え、各言語で公開するページを見積もり時に指定してください。
日本語の会社資料しかなくても相談できますか?
相談できます。資料から掲載内容を整理する作業と、ベトナム語への新規翻訳・確認は別の工程です。誰が担当し、どこまで料金に含むかを確認してください。DAYZEROでも新規翻訳を基本月額に一律で含むとはしていません。
ベトナム語の問い合わせは誰が受け取るべきですか?
ベトナム語で対応できる担当者や窓口を決め、フォームの通知先と対応言語を制作前に確認します。日本本社で受ける場合は、誰が内容を確認し、何語で返答するかも決めておくと、公開後の対応が止まりません。
公開料金の確認日:2026年9月24日。各社の金額や提供条件は変更される場合があります。本文の公式ページと最新の見積書で確認してください。
タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を務める。