SEO対策を行う上で基本的な要素の1つとしてメタディスクリプション(description metaタグ)があります。メタディスクリプションは、検索結果が表示されるときにタイトルの下にどのようなコンテンツがそのサイトに書かれているのかが表示される非常に重要なタグの1つです。

メタディスクリプションの例

ただし、直接的なSEOの効果はありません。これはGoogleのジョン・ミューラー氏が2017年に発表しています。

メタディスクリプションはSEOに影響がない by ジョン・ミューラー氏より
https://www.youtube.com/watch?v=Bo2qthtQTYw

テクニカル的(内部対策)にはSEOに影響を与えることはないが、ユーザーが文章を読んでクリックをするかどうかの判断材料になる。

これを読んで「SEOに直接関係ないから対策しなくていいか!」とはならないで頂きたいです。
直接的に関係がなくてもCTRが上がることでページが読まれ、ページの滞在時間が長期化するなど間接的に大きく影響を及ぼしますのでメタディスクリプションについてはしっかりと対策することを推奨します。

メタディスクリプションとは

Meta descriptionとは、検索ユーザーが検索エンジンで検索した際にページの内容をタイトルのみならず、簡潔にサイト内容をまとめた文章の部分をメタディスクリプションと呼びます。これは、ユーザーがどのサイトをクリックするかの判断をするために使われる文章を指します。(映画でいうトレイラー(予告)のような部分です。内容を深く見る前に概要を知るためです。)

また、SEOのランキング上位を取れるスニペットにも表示させることができます。

何故メタディスクリプションが必要なのか

検索ユーザーがタイトルのみで判断をしなければならない場合、タイトルは32文字程度しか表示されません(デバイスによって表示される文字数が多少異なります)。ユーザーは日々の忙しい合間を縫って検索して来ているため、迅速に正確な情報を届けることでユーザーは満足し、またGoogleという検索エンジンを利用してくれるでしょう。

そのためにも、タイトルだけの限られた情報ではなく、ディスクリプション(ざっくりとした説明)があることで、そのページの情報をユーザーは求めているかどうかを各ブログを読み込む必要もなく瞬時に判断することが可能となります。

また、きちんとユーザーの求めている内容を書くことでCTR(クリック率)を高めることができます。
CTRを高めることで、ユーザーが長時間ページ滞在したり、他の記事を読むといった行動を起こす可能性が高まりSEO対策としては非常に重要な施策です。

書かない、という選択肢もあり

自動でGoogleが判断して書いてくれます。ただ、該当する文字とその前後の切り取りを行うためページの概要を簡潔にまとめた内容ではないので、ページ全体の概要を伝えることはできません。

メタディスクリプションのSEO効果

直接的にはないです。が、間接的にはあります。

SEOに効果がないことは冒頭でも記載した通りですが、GoogleのSEOガイドページ「Google検索セントラル」にも効果がないことは明記されています。CTRの向上には効果があるので、軽視できません。

Why does Google care about meta descriptions?
We want snippets to accurately represent the web result. We frequently prefer to display meta descriptions of pages (when available) because it gives users a clear idea of the URL’s content. This directs them to good results faster and reduces the click-and-backtrack behavior that frustrates visitors and inflates web traffic metrics. Keep in mind that meta descriptions comprised of long strings of keywords don’t achieve this goal and are less likely to be displayed in place of a regular, non-meta description, snippet. And it’s worth noting that while accurate meta descriptions can improve clickthrough, they won’t affect your ranking within search results.

ディスクリプションの設定方法

ディスクリプションの設定方法はWordpressをお使いであれば、Yoast SEOやAll in one SEOといったプラグインを使っている方が多いと思います。設定は非常に簡単で、投稿ページや固定ページに記事を書く箇所がありますがその下部にあるメタディスクリプションと書いてる場所に書き込みます。プラグインを使っている場合は、投稿内容から抜粋したりする設定がありますが、あまり使いにくいものではないので、書き込むか何も書かずGoogleに自動で生成させるのでも良いかと思います。(ケースバイケースです)

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ALL In ONE SEO
Yoast SEO

メタディスクリプションの書き方

文字数

文字の長さに制限があります。文字数はスマホは90文字程度、PCは約120文字程度表示されます。スマホで見るとディスクリプションと同様の箇所にサムネイルが表示される場合もあります。そのため表示可能な文字数が短くなることもあるので、メタディスクリプションには90文字以内で全て収めることをお勧めします。

過去のGoogleは160文字以上表示されることもあったようですが、現状は100文字程度しか表示されません。ここもアップデートで変わっていくと思います。

検索キーワードを入れる

SEO対策の基本であり最重要である検索キーワードを入れるようにしてください。検索されたキーワードがメタディスクリプションに含まれていると該当文字が強調され太文字で表示されます。人の目に付きやすくなるのでCTRを上げるためにもキーワードを自然に盛り込むようにしましょう。

文章はコンテンツ毎に変える

よくあるミスとしてメタディスクリプションに同じ文章を全ページで使っているサイトがあります。コンテンツ毎に伝えたい内容やユーザーのニーズも異なるためCTRを向上させるためにも各ページ適切な文章を差し込みましょう。

メタディスクリプションの書き方のコツ

ユーザーを理解する

ユーザー理解はSEOにおいて必須事項ですが、メタディスクリプションにおいても必須です。どのようなキーワードで検索してくるユーザーに対して記事を書いていると思いますので、検索キーワードを含みつつ、どのような悩みを持ち、どうすれば解決できるかまでを簡潔に書いてあげることが良いです。

問いかける

「●●にお困りではないでしょうか?」といったように問いかける入りから「このサイトなら悩みを解決してくれるかも」と少しでも思わせることができるとユーザーの流入が増えます。

メタディスクリプション 反映されない

a. クローラーがまだ巡回していないためindexに登録されていない

変更したらすぐ反映されるとそうでない場合があります。クローラーが巡回することで認識されるのでクローラーが巡回するのを待地ましょう。数時間程度で反映される場合が多いです。

b. 本文の内容とディスクリプションの内容がマッチしていない

メタディスクリプションを設定していた場合でも、Googleがページの内容にふさわしいかどうかを独自のアルゴリズムで判断しています。そのため、自身で書き入れた文章が表示されない場合もあります。

その場合、Googleは自動でコンテンツの本文から抽出したテキストを表示させます。
自身で書いたでディスクリプションを表示させたい場合は本文の内容とマッチしているかを見直してください。

終わりに

メタディスクリプションの意味をご理解いただけましたでしょうか?弊社では、KW選択からコンテンツ制作提案、日本語及びタイ語のSEO対策をご提供しております。タイでSEO対策をご検討されていらっしゃる場合はお問い合わせから。