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タイのSEO対策とは?始め方・実践方法・タイ語対応を解説

タイのSEO対策とは?始め方・実践方法・タイ語対応を解説

タイでSEOに取り組むなら、最初に決めたいのは「誰に、何を検索して、自社を見つけてほしいか」です。タイ人の購買担当者に製品を知ってほしいのか。在タイ日本企業にサービスを比較してほしいのか。対象によって、調べる検索語も、用意するページも変わります。

このガイドでは、タイ市場のSEOを検討する企業の担当者に向けて、サイトを用意する段階から、キーワード調査、ページ制作、技術的な対策、タイ語対応、公開後の改善までを説明します。DAYZEROと、動画制作事業EIIZOの自社事例も紹介します。

タイSEOで最初に押さえたい4つのこと

タイSEOは、タイ市場の顧客に検索から見つけてもらうための取り組みです。日本語・タイ語・英語のどれを使うかは、届けたい相手に合わせて決めます。

タイSEOの詳しい進め方を読む →

SEOとは?目的と基本の仕組み

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では検索エンジン最適化といいます。検索した人の疑問に答える情報を用意し、検索エンジンがその内容を見つけ、理解できる状態に整える取り組みです。対象は、検索結果のうち広告を除いた自然検索の部分です。

主な作業は、記事やサービスページの改善、サイト構造・表示環境の整備、関連する外部サイトから紹介されるための取り組みに分けられます。文章を書くだけでも、技術設定だけでも完結しません。

検索順位の先にある、問い合わせ・購入を目標にする

上位表示は大切ですが、事業と関係の薄い検索語でアクセスを集めても、問い合わせには結びつきにくくなります。見積もり依頼、技術相談、来店予約、商品購入など、読者に次に取ってほしい行動を先に決めましょう。この成果となる行動を、コンバージョン(CV)と呼びます。

たとえば、製造業の技術コラムなら、疑問に答えたうえで対応できる製品や仕様へ案内します。サービスの解説記事なら、支援内容・料金・事例を確認できるページにつなぎます。検索で見つけてもらうことと、相談する理由を伝えることを、ひと続きで考えるのが出発点です。

Googleに見つけてもらうまでの3段階

  1. クロール:GoogleのクローラーがURLを見つけ、ページの内容を取得します。
  2. インデックス登録:取得した内容を解析し、検索に使うデータベースへ登録します。
  3. 検索結果への表示:検索語や利用者の状況に応じて、関連するページが検索結果に表示されます。

公開したページが、必ずこの3段階を進むわけではありません。クロール済みでもインデックスに登録されないことがあり、登録されても狙った検索語で上位に出るとは限りません。Search Consoleへのサイト登録も、ページのインデックス登録とは別です。

出典:Google検索の仕組み

SEOのメリットと、先に知っておきたい限界

項目考え方
検索中の読者に届けられる製品やサービス、課題の解決方法を調べている人に、必要な情報を届けられます。
改善したページを継続して活用できる検索流入に加え、商談前の説明や既存顧客への案内にも使えます。ただし、順位や流入の維持には見直しが必要です。
制作・改善の費用はかかる自然検索の掲載枠に広告費を払う仕組みではありませんが、調査、執筆、実装、運用の人件費や外注費は必要です。
結果が出る時期を約束できないサイトの状態、検索需要、競合、施策によって変わります。順位や問い合わせ件数は保証されません。
検索環境の変化を受ける競合の更新やGoogleの変更で、順位・検索結果の見え方が変わることがあります。
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

すぐに問い合わせが必要な場合は、SEOだけに頼らず、広告の配信条件や予算も検討します。詳しくはSEO・広告・SNSの使い分けで整理しています。

タイの検索環境と、対象言語の考え方

タイのインターネット検索エンジンのデータ

DataReportal「Digital 2026: Thailand」によると、2025年末のタイのインターネット利用者は6,780万人、普及率は94.7%です。SNSユーザーIDは2025年10月時点で5,660万とされています。SNSの数値は重複を含み得るため、実際の利用人数とは区別してください。

検索エンジンのシェアは、Googleが99.48%です(StatCounter、2026年8月、タイ・全端末)。タイ向けのSEOは、Googleを中心に調査・改善を進めるのが基本になります。

出典:Digital 2026: ThailandStatCounter:タイの検索エンジンシェア

タイ市場の競合調査で確認すること

競合調査では、顧客が使う言語で検索し、上位のページが何に答えているかを確認します。サービス内容を比較するページなのか、選び方や手順を説明する記事なのか。それによって、自社で改善するページも変わります。

次に、対応範囲、価格の説明、具体例、実績、情報の新しさ、相談までの分かりやすさを見比べます。自社の顧客からよく聞かれる質問や、現地での経験も合わせて整理すると、追加すべき内容が明確になります。日本語のSEO解説は構成の参考にし、タイ語向けの施策はタイ語の検索結果を基準に設計しましょう。

届ける相手と言語、問い合わせ先を整理する

在タイ日本企業の日本人担当者が顧客なら日本語、タイ人の購買担当者が顧客ならタイ語を中心に調べます。英語で比較する担当者も想定する場合は、その検索需要を別に確認します。会社がタイにあることと、検索者がタイ語を使うことは同じではありません。

対象顧客、届けたい製品・サービス、対応できる地域、相談を受けられる言語を整理し、それに合うページを選びましょう。この記事は日本語のガイドであり、文中にタイ語の検索例を載せるだけでタイ語版の代わりになるものではありません。

SEOの始め方と、状況別の進め方

SEOは、サイトを作る前から準備できます。まず、自社がどの段階にいるかを選んでください。すでにサイトがある場合は、ドメイン取得やWordPressの導入からやり直す必要はありません。

現在の状況最初に取り組むこと
これからサイトを作るSEOの目的を決め、届ける相手と言語、必要なページ、公開・運用の環境を整理する
サイトはあるがSEOは未着手既存ページ、検索需要、検索に表示できる設定、問い合わせ先を確認する
すでにSEOを運用している検索語ごとの表示URLと流入・相談を確認し、課題のある箇所から直す
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

サイトがない場合:公開までの準備

SEOを始める準備は、目的を決める、ドメイン・サーバー・CMSを整える、ページを作るの3段階。公開後に検索と問い合わせを確認する。

目的を決める

まず、問い合わせや資料請求など、SEOで目指す成果を決めます。次に、届けたい相手と、対応する地域・言語を整理します。そのうえで検索語を調べ、サービス・製品紹介、会社情報、事例、問い合わせ、解説記事など、必要なページを書き出しましょう。デザインを作る前に、各ページで何を伝えるかを整理しておくと、制作の方向が揃います。

ドメインサーバーCMSを選ぶ

ドメインはサイトの住所、サーバーはページや画像を置く場所です。CMSは、記事やページを管理・更新する仕組みで、WordPressもその一つです。

  • ドメイン:会社名やブランドとの整合、覚えやすさ、継続して使える名称を確認します。契約・更新の担当を会社側で把握しておきましょう。
  • 対象国と言語:複数国向けなら.comなどの汎用ドメインと、言語別のサブディレクトリが選択肢です。.jpや.thなどの国別ドメインは対象国を示すため、将来の展開地域も含めて判断します。
  • サーバー:利用するCMSへの対応、HTTPS、バックアップと復元方法、サポート、顧客の端末での表示速度を確認します。
  • CMS:更新担当者が使えるか、タイトル・URL・言語別ページなどを管理できるかで選びます。既存の制作・保守体制も判断材料です。

WordPress以外でもSEOはできます。すでに運用しているドメインやサイトは、新規取得・作り直しを前提にせず、現在の構成で改善できることを確認してください。言語別URLの詳しい考え方はドメインと多言語サイトの設計で説明します。

WordPressを使う場合の基本設定

サーバーを契約したら、その提供元の手順でドメインを接続し、WordPressを導入します。管理画面に入れるようになったら、次を確認してください。メニュー名や操作は利用環境によって異なります。

  1. サイト名・使用言語・管理者を設定し、HTTPSで開けることを確認する。
  2. スマートフォンでも読めるテーマを選び、会社のフォント・色・ナビゲーションを揃える。
  3. 公開前にパーマリンクの方針を決め、ページの内容が分かるURLにする。
  4. 問い合わせ、SEO設定、バックアップなど、必要な機能を用意する。テーマとプラグインで同じSEOタグを重複出力していないか確認する。
  5. 固定ページにサービス・製品、会社情報、問い合わせ先を用意し、公開できる事例を加える。
  6. 公開時に、制作中のアクセス制限や意図しないnoindexが残っていないか確認する。WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定も確認する。
  7. 計測を設定し、公開後に検索表示や問い合わせを確認できる状態にする。

公開済みサイトでパーマリンクを変更すると、既存のURLが変わることがあります。操作だけを先に進めず、必要なリダイレクトや内部リンクの修正も含めて計画します。

参考:WordPressの開始手順表示設定と検索エンジンへの表示

SEO未着手の場合:現状を整理する

まず、サービス・製品・記事のURLを一覧にし、何を説明しているページかを確認します。次に、顧客が調べる検索語と上位ページを見て、どの既存ページで答えるかを決めます。内容が重なる記事を新しく作るより、今あるサービスや記事を充実させる方がよい場合もあります。

合わせて、検索に表示できる公開設定、スマートフォンの表示、サービス内容・料金・事例から問い合わせへ進めるかを確認します。Google Search Consoleは検索での表示とクリック、GA4はサイト内の行動を確認するために用意します。設定しただけで終わらず、必要なデータが記録されるかも確かめましょう。

ここまで揃ったら、キーワードと担当ページを決め、記事制作・リライトへ進みます。サイト開設の細かな操作より、まず何を届けるページを作るかが大切です。

運用中の場合:課題を確認する

すべての施策を一度に進める必要はありません。まず「見つからない」「表示されても選ばれない」「読まれても相談されない」のどこで止まっているかを確認します。

現在の状態先に確認すること修正の候補
検索しても見つからない対象URLのインデックス状態、アクセス制限、検索需要、対象言語公開・クロールの障害を直す。登録済みなら、検索意図と内容の不足を確認する
表示されるが選ばれにくい表示URL、掲載順位、検索結果の見え方、上位ページの種類担当ページの役割、回答内容、タイトル・説明文を見直す
読まれるが相談につながらない流入した読者の目的、支援範囲・料金・実績の説明、問い合わせまでの移動判断に足りない情報と、サービス・相談への案内を整える
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

狙ったページとは別のURLが出る場合は、キーワードと担当ページを確認します。同じ検索語で複数のページが出るという理由だけで、記事を削除・統合する必要はありません。

DAYZEROでは、検索エンジンがページを取得できないなどの問題がなければ、問い合わせに近い既存のサービス・製品ページから改善候補を選びます。内容が古い、対応範囲が分からない、実績や料金に進めないといった不足を埋め、その説明を支える記事を整えます。これは実務の優先順位であり、Googleが定めた順位計算の順番ではありません。

着手するURL、直す内容、確認する指標を記録してから作業を始めると、公開後に何を評価するかが明確になります。数値の読み方は効果測定と改善判断で説明します。

信頼され、読みやすいページを作るには

SXOは検索から目的達成までの使いやすさ、YMYLは暮らしへの影響が大きい話題、E-E-A-Tは経験・専門性・権威性・信頼性を整理する観点

ページの読みやすさ、扱う情報の影響、情報の信頼性は、それぞれ分けて確認します。ここでは、検索体験を考えるSXO、重要な意思決定に関わる話題を指すYMYL、経験や専門性などの観点であるE-E-A-Tを整理します。

SXO:検索してから目的を果たすまでの使いやすさ

SXOはSearch Experience Optimizationの略で、検索体験最適化を指す実務上の言葉です。検索結果で期待した情報がページにあり、必要な箇所を読み、次の行動へ進めるかを考えます。

結論を見つけやすい見出し、スマートフォンでも読める文章や表、内容に合ったリンクは、そのための基本です。問い合わせボタンを増やす前に、読者の疑問に答えられているかを確かめてください。

YMYLE-E-A-T:情報の影響と信頼性を確かめる

YMYLはYour Money or Your Lifeの略です。Googleの検索品質評価では、人の健康、経済的な安定、安全などに大きな影響を与え得る話題を指します。こうした内容では、特に信頼できる情報かどうかが重要になります。

E-E-A-Tは、経験・専門性・権威性・信頼性という観点です。単独のランキング要因や、管理画面で確認できる点数ではありません。

観点ページで示す情報の例
Experience(経験)実際に行った作業、使用・訪問した経験、確認できる記録
Expertise(専門性)執筆・監修した担当者の専門知識や経歴
Authoritativeness(権威性)その分野での実績や、第三者からの適切な紹介・評価
Trustworthiness(信頼性)正確な事実、出典、運営者情報、条件を明示した説明
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

Googleは2022年12月に、それまでのE-A-TへExperience(経験)を加えました。自社の経験を書くときも、事実と解釈を分けることが大切です。たとえば制度を扱う記事なら、「自社が行った手続き」と「現在の公式要件」を混同しないようにします。

出典:Google:ユーザー第一のコンテンツE-E-A-Tへの更新

タイ市場向けのページで整えたい6つの情報

  1. 執筆・確認した担当者と、その経験や専門分野
  2. 会社の所在地、事業内容、問い合わせ先
  3. 実際に行った施策や、公開許可を得た事例
  4. 数値の対象、比較期間、集計方法、確認日
  5. 制度・仕様・市場データの公式出典と、古くなっていないかの確認
  6. 本文と一致する著者・発行者などの構造化データ

構造化データは、ページ内の情報を検索エンジンへ伝えるための記述です。タグを加えるだけで、経験や信頼性そのものが生まれるわけではありません。

SEOの実践方法:調査から継続改善まで

SEOの作業を8つの分野に整理しました。まず調査とページの役割を決め、制作・実装を進め、公開後の数値で見直します。検索に表示できないなどの問題がある場合は、技術的な障害の解消を先に進めてください。

1. 検索需要とキーワードを調べる

キーワードは、検索数の多さだけで選びません。その検索で来た人に何を届けるか、どの既存ページが答えられるかまで決めます。

  1. 事業目的を確認する:問い合わせ、資料請求、購入など、その検索からつなげたい行動を決めます。
  2. 需要と競合を調べる:Google Keyword Plannerで検索数の概数を確認し、Ubersuggestなどで関連語や競合の傾向を調べます。
  3. 検索意図を確認する:実際の上位ページを見て、情報を知りたい検索か、発注先・購入先を探す検索かを読み取ります。
  4. 既存ページで対応できるか確認する:同じ疑問に答えられるページがあれば、そのページを改善します。スペースや言い回しの違いだけで別ページは作りません。
  5. 採用・保留を決める:事業との関係、需要、競合、既存ページの状態を合わせて優先度を決めます。「検索数が多い」「複合語だから狙いやすい」という理由だけでは判断しません。

Google Keyword Plannerの検索数は概数であり、自社サイトへのアクセス数ではありません。Ubersuggestの推計値も、条件や取得日を添えて扱います。数値の意味はGoogleの指標説明でも確認できます。

タイ語での調査と担当ページの判断例は、後半のタイ語キーワードの比較例をご覧ください。

2. サイト構造と内部リンクを設計する

親記事で全体を知り、子記事で手順を深掘りする。実績で成果と条件を確認し、サービスで支援内容と料金を比較して相談へ進む。

サービス・製品、全体像を説明する親記事、個別の疑問を詳しく扱う子記事、実績には、それぞれ役割があります。読者が必要な情報をたどれる構造にしましょう。

内部リンクは、自社サイト内のページをつなぐリンクです。読者を関連情報へ案内し、検索エンジンが別のページを発見する手がかりにもなります。「こちら」だけでなく、リンク先に何があるか分かる言葉で案内しましょう。

この総合ガイドは、SEOの進め方をまとめる親ページです。個別の手順を詳しく扱う記事が子ページに当たります。サービスページや事例ページは、それぞれ別の目的を持ちます。

親には全体像を残し、詳しい手順が必要な箇所から子記事へつなぎます。子記事からも、全体の流れを知りたい人を親へ案内します。リンクの本数を増やすこと自体を目的にせず、その場面で読者に必要かを判断します。

実装では、移動先を持つ通常のリンクを使い、リンク切れや、クリックしても移動できない要素がないかを確認してください。出典:Googleのリンクのベストプラクティス

重複するページの役割を整理する

同じ検索語で複数のURLが表示されても、それだけで有害なカニバリゼーションとは判断できません。カニバリゼーションとは、似た目的のページ同士が競合してしまう状態を指す実務上の言葉です。まず各ページの目的と、検索語ごとに表示されているURLを確認します。

総合ガイドとサービスページのように目的が違うなら、説明とリンクの役割を分けます。同じ疑問に答える記事が重複しているなら、内容の統合を検討します。URLを移す場合は、残す内容・リンク・移転先を確認したうえで301リダイレクトを設計してください。

canonicalは、重複または非常に似たURLの正規版を伝える仕組みです。異なる役割のページを、順位を上げたいという理由だけで一つのURLへ向ける設定ではありません。出典:Googleの重複URLと正規化

3. コンテンツを制作・リライトする

記事を増やす前に、既存のページを直すべきか、新しい記事が必要かを判断します。同じ読者の同じ疑問に答えるページがあるなら、まずはその内容を確認しましょう。

新しく作るか、既存記事を直すか

すでに答えられるページがあり、情報が古い、説明が足りない、構成が読みにくい場合はリライトの候補です。既存の記事とは別の目的や、独立して詳しく説明すべき課題がある場合は、新規記事を検討します。キーワードのスペース違いだけなら、同じページで自然に扱います。

どの記事から直すか、何を残して何を加えるか、公開後にどう判断するかは、SEOリライトのやり方で、修正指示書と自社の構成変更例を交えて解説しています。

記事制作の6つの手順

  1. 読者の疑問を整理する:検索結果、問い合わせでよく聞かれること、サービスの検討時に迷う点を調べます。競合の見出しを写すのではなく、自社が答えるべき疑問を決めます。
  2. 根拠と一次情報を集める:公式資料、実際の作業記録、掲載できる写真、対象と期間が分かる数値を用意します。確認できた事実と、説明用の例は分けます。
  3. 構成と結論を決める:最初に答えを示し、その理由、手順、具体例、注意点の順に整理します。詳しい説明が必要な箇所は、既存の専門記事にもつなぎます。
  4. 執筆し、事実と照合する:一文に複数の話を詰め込まず、専門用語には説明を添えます。価格、制度、製品仕様、実績の数値を元資料と照合します。タイ語の記事は、現地の検索表現と自然な文章になっているかも確認します。
  5. 表示・導線を確認して公開する:見出し、タイトル・説明文、画像の権利と代替テキスト、内部リンク、問い合わせへの案内を確認します。PCだけでなく、スマートフォンでも読み直します。
  6. 公開後の反応を確認する:検索語と表示URL、クリック、その後の行動を分けて見ます。修正日と内容を残し、必要な箇所を次のリライトへ回します。

リライトは「何が不足しているか」を分けて直す

  • 事実が古い:制度、料金、仕様、統計を元資料で確認し直す
  • 答えが足りない:読者が判断に使う条件、手順、事例を補う
  • 読みにくい:結論を前に置き、見出しと段落を整理し、重複を削る
  • 次の情報に進めない:関連するサービス、料金、事例、専門記事へのリンクを整える

更新日だけを新しくしたり、競合に合わせて文字数を増やしたりすることがリライトではありません。Googleに上位表示用の決まった文字数はなく、読者が目的を果たせる内容かどうかを基準にします。滞在時間などの数値も、単独で順位の良し悪しを決める点数としては扱いません。

出典:Google:有用で信頼性の高いコンテンツの作成

関連語は説明に必要な範囲で使う

共起語は、ある言葉と一緒に使われやすい語を指します。SEOなら、検索意図、キーワード、検索順位、内部リンクなどが関連する説明に登場します。

語句を一定数入れる作業にする必要はありません。読者の疑問に答えるうえで説明が足りない論点はないか、専門用語を説明せず使っていないかを確認するために役立てます。

4. タイトル・見出し・画像を整える

ページタイトルで主題を伝える

タイトルには、何について、何が分かるページなのかを簡潔に書きます。主要な検索語を自然に含め、読者にとって大事な情報を前の方に置きましょう。キーワードの羅列や、本文にない成果を約束する見せ方は避けます。

検索結果のタイトルリンクはGoogleが自動生成します。設定したタイトルがそのまま使われるとは限らず、端末の表示幅によって省略されることもあります。決まった文字数に収めることより、内容を正確に伝えることを優先してください。

出典:Googleのタイトルリンク

メタディスクリプションで内容を要約する

メタディスクリプションは、ページの内容を短く要約するHTMLの説明文です。ページごとに固有の文を用意し、対象読者、分かること、必要な条件を簡潔に伝えます。

Googleは本文から検索結果の説明文を作ることもあるため、設定した文が必ず表示されるわけではありません。キーワードの詰め込みはせず、タイトルと本文の内容を補う要約にします。

具体的な書き方はメタディスクリプションの解説へ。仕様はGoogleのスニペットの説明をご確認ください。

見出しで文章の構造を示す

見出しは、読者と検索エンジンが文章の構造を理解する手がかりです。ページの主題をh1、主な章をh2、その内訳をh3で示すなど、内容に沿って階層を整えます。

文字を大きく見せるためだけに見出しタグを選ばず、見出しだけを読んでも答えの場所が分かるようにします。WordPressのテーマが記事タイトルをh1で出している場合、本文はh2から始めるのが基本です。これは構造を分かりやすくする設計であり、タグの数だけで順位が決まるという話ではありません。

画像の内容と読み込みを整える

写真や図は、文章で説明している内容に合うものを使います。製品、作業工程、比較条件など、画像で見た方が理解しやすい箇所に置き、細かな数値や重要な説明は本文にも残しましょう。

  • 利用権を確認し、必要に応じて出典を示す。
  • 画像の内容が分かるファイル名と、文脈に合う代替テキスト(alt)を設定する。
  • 表示サイズに合う解像度・容量にし、スマートフォンでも確認する。
  • 本文に必要な画像は通常のimg要素で配置し、読み込みと表示崩れを確認する。

altへ検索語を詰め込まず、画像が何を伝えているかを書きます。参考:Googleの画像SEO

動画が説明に役立つ場合に活用する

製品の動き、作業手順、施設の様子など、文章だけでは伝わりにくい内容には動画が役立ちます。動画SEOは、その内容や再生ページを検索エンジンへ伝える取り組みです。

Googleの動画向け検索表示を狙う場合は、動画を見ることが主目的のページが必要です。記事の補足として動画を埋め込むこととは区別してください。関連の薄い動画をいくつも置くと、読み込みの負担も増えます。

YouTubeの限定公開動画は、リンクを知っている人が視聴・共有できる設定です。「nofollowが付くから埋め込めない」というルールではありません。限定公開は通常YouTube検索に出ませんが、公開再生リストに追加された場合は例外があります。発見されたい場所と用途に合わせて公開設定を選びましょう。

出典:Googleの動画SEOYouTubeの公開設定

5. 検索エンジンが取得・理解できる状態にする

クロールとインデックスの障害を確認する

ページが見つからない場合は、Search ConsoleのURL検査などで登録状態と理由を確認します。URLが正しく開くか、ログインが必要になっていないか、意図しない制限が残っていないかも調べます。

robots.txtはクロールを制御する設定で、検索結果からの除外を保証しません。noindexでインデックスから除外する場合は、Googlebotがその指定を読めるようにクロールを許可する必要があります。この違いを理解したうえで設定しましょう。

XMLサイトマップは、確認してほしいURLを伝える方法です。送信すれば必ず登録・上位表示されるものではありません。登録済みのページが上がらない場合は、検索意図、内容、競合との差も見直します。

出典:robots.txtの概要noindexの使い方

リンク切れとURL変更を確認する

内部リンクが削除済みのページへ向いていないか、移転したページから新しいURLへ進めるかを確認します。移転先があるなら適切なリダイレクトを設計し、内部リンクとサイトマップも更新します。

削除したページに対応する移転先がなければ、すべてをトップページへ転送するのではなく、404や410など、ページが存在しない状態を適切に返します。必要なページが誤ってエラーになっている場合は、元の内容を復旧することを優先します。参考:GoogleのHTTPステータスの扱い

ページに合う構造化データを設定する

構造化データは、記事、会社、商品などの情報を、検索エンジンが読み取れる形式で示すものです。ページに合う種類を選び、実際の本文にある情報と一致させます。テーマやプラグインから複数の記述が出ている場合も、内容が食い違っていないかを確認してください。

Googleのリッチリザルトテストなどで検証し、警告やエラーを確認します。設定すれば必ず検索結果の表示が増えるわけではありません。参考:構造化データの概要

6. 表示速度・使いやすさ・通信の安全性を整える

読み込みが遅い、操作に反応しない、読み始めた文字がずれるといった問題は、ページの使いにくさにつながります。Googleは、こうした体験を測るCore Web Vitalsをランキングシステムで使用しています。ただし、良いスコアだけで上位表示が保証されるわけではありません。

  • 大きすぎる画像・動画を軽量化する
  • 使っていない機能や重い処理を確認する
  • キャッシュやサーバーの応答を見直す
  • スマートフォンで文字、表、ボタンを実際に操作する

PageSpeed Insightsの指摘を確認し、実際の表示と合わせて改善します。プラグインの停止などは、必要な機能への影響を確認してから行ってください。

出典:Core Web VitalsとGoogle検索

HTTPSで安全に閲覧できる状態にする

HTTPSは、ブラウザとサイトの間の通信を暗号化する仕組みです。ページだけでなく、画像などの配信URL、証明書、HTTPの素材が混在していないかも確認します。

HTTPから移行する場合は、リダイレクト、内部リンク、canonical、サイトマップも合わせて整えます。通信の安全性を確保するための基本であり、HTTPSにしただけで上位表示できるわけではありません。

著者や運営会社、確認できる実績、情報の出典を示し、読者が判断に使えるページに整えます。詳しくはページの信頼性と読みやすさをご覧ください。

被リンクは、外部サイトから自社サイトへのリンクです。独自の調査、役立つ技術解説、公開できる事例など、ほかの人が参照したくなる情報を整えます。掲載条件に合う業界団体などで、正確な事業情報を案内することも選択肢です。

順位操作を目的とするリンクの売買や大量の自動生成は、Googleのスパムポリシーに反します。リンク数だけを増やす提案には注意してください。確認にはSearch Consoleのリンクレポートを使えます。

出典:Googleのリンクスパムに関する規定リンクレポート

8. 検索流入と問い合わせを測り、改善する

Search Consoleで表示される検索語とURL、クリックを確認し、GA4などでその後のページ移動やフォーム完了を見ます。順位とクリック、実際の問い合わせは分けて記録しましょう。

修正した日、ページ、内容を残し、比較条件を揃えて見直します。次に直す場所の決め方は、後半の効果測定と改善判断で説明します。

GoogleのAIによる概要やAIモードについても、基本的なSEOの取り組みは有効です。Googleは、これらへの掲載のために特別な最適化や追加の技術要件は設けていないと説明しています。まず、必要な情報が読めて、検索エンジンが取得・理解できる状態を整えましょう。参考:GoogleのAI機能とウェブサイト

タイ語SEOの進め方:調査・制作・公開・改善

タイ語で検索する顧客に届けるには、対象顧客と検索語を決め、タイ語の文章とサイトの設定を整え、公開後も確認します。ここでは、各工程で行うことを順に紹介します。

タイ語の検索から、テーマと担当ページを決める

タイ語の検索結果を調べ、知識や手順を知りたい検索には解説記事、依頼先や料金を比べたい検索にはサービスページで答える。

日本語のキーワードをタイ語へ訳しても、現地で検索に使われる表現や、検索者が知りたいことと一致するとは限りません。日本語の言い換えを探すだけでなく、タイ語の検索結果から調べます。

  1. 対象顧客と商材を決め、現地担当者と候補の表現を確認します。Google Keyword Plannerなどでは地域をタイに指定し、需要を調べます。
  2. 候補語で実際の検索結果を確認し、上位ページが何を説明しているかを見ます。
  3. 情報を知りたい検索か、発注先・購入先を探す検索かを分け、既存の記事ページとサービスページのどちらで対応するか決めます。

たとえば、SEOに関する次の3語では、検索数だけでなく、表示されるページの種類から担当ページを判断します。

候補語月間推計検索数検索結果の傾向担当ページと判断理由
seo คือ
参考訳:SEOとは
4,400定義・入門記事が中心記事ページ:情報を探す検索のため
รับทำ seo
参考訳:SEOを請け負う・SEO代行(スペースあり)
5,400サービス・会社比較・料金相談が混在サービスページ:発注先を探す検索が含まれるため
รับทำseo
スペースなし
5,400サービス・会社比較・料金相談が混在スペースありと同じ検索意図のため、別ページは作らず同じサービスページで対応
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

検索数はUbersuggestの推計値です(タイ・タイ語条件、2026年9月13日取得)。表記違いの5,400を足して10,800として扱うことはしません。検索結果データの更新日は、seo คือรับทำ seoが2026年7月18日、รับทำseoが2026年9月13日です。

表記ゆれだけを理由にページを増やさず、同じ検索意図は担当する既存ページで扱います。担当ページを決めたら、検索した人がそこで何を確認したいかを、見出しや本文に落とし込みます。

検索語の調査から、ページの改善につなげる

DAYZEROと動画制作事業EIIZOの自社サイトでは、タイ語の検索語と競合ページを調べ、情報を集める人と発注先を探す人で、必要なページを分けました。以前はタイ人向けの情報発信が中心でしたが、記事・サービス・料金・相談先をつなぐ形へ見直しています。

  1. 記事とサービスの役割を分ける。調べた検索語をグループに分け、記事で説明する内容と、サービスページで伝える内容を整理しました。日本語記事の直訳ではなく、タイ語の検索から記事を企画しています。
  2. 比較に必要な情報を揃える。サービス内容と料金情報を整え、既存記事のタイトル・見出し・本文も見直しました。記事から関連するサービスへ案内し、内容を確認したうえでLINEから相談できるようにしました。
  3. 公開したページ群ごとに結果を見る。DAYZEROのタイ語URL群と、EIIZOで新設した動画ページ群を分けて、検索クリックと表示回数を比較しています。問い合わせ件数は別に確認し、検索クリックと同じ数字として扱っていません。

たとえば、自社のサービスページに当てはめるなら、「対応できる業務」「料金に含まれる範囲」「相談時に必要な情報」が読んで分かるかを確認します。足りない回答を本文へ加え、関連する解説記事からそのページへ案内する、という順で修正します。

実際の変更前後は自社サイトで行った改善、対象と比較期間は検索流入の比較データで確認できます。複数の施策を含む取り組みであり、一つの変更だけの効果とは言えません。

既存記事の修正箇所を整理する方法はSEOリライトの手順へ。調査・記事制作・実装を依頼したい方は、SEO支援の内容と料金をご覧ください。

タイ語で執筆し、専門用語と意味を確認する

自動翻訳は下訳に使えますが、意味の取り違え、専門用語、不自然な言い方が残っていないかを確認する必要があります。翻訳文として読めることと、検索者の疑問に答えていることも別です。

タイ語を母語とする担当者や、対象分野に詳しい書き手による執筆・確認を工程に入れましょう。確認を依頼するときは、原文だけでなく、対象読者、調査した検索語、伝えたい内容も共有します。

検索意図と表現を、完成した原稿で確認する

翻訳者がSEOの設計まで把握しているとは限りません。完成したタイ語の文章を、SEO担当者とタイ語の確認担当者が読み、次の点を確かめます。

  • 本文・見出し・メタディスクリプションに、内容に合うキーワードや関連語を自然に含めているか
  • 情報を知りたいのか、発注先を探しているのかという検索意図に、実際に答えているか
  • タイ語として自然で、直訳特有の分かりにくさが残っていないか
  • 同じ語句やフレーズを不自然に繰り返していないか

この記事のように、日本語の解説中で少量のタイ語検索例を示すことと、ページ全文の翻訳版を用意することは別です。本文・ナビゲーションの主言語はページごとに揃え、翻訳版のURLは次の項目で設計します。

言語別のURLとドメインを設計する

ドメインやURLは、対象国、既存サイト、運用体制に応じて選びます。.comなどの汎用ドメインなら、example.com/th/のようなサブディレクトリも選択肢です。.jpや.thなどの国別ドメインは国を示す強いシグナルのため、.co.jp/th/を同じ条件で一律に勧めることはできません。

翻訳版を作る場合は言語ごとに別URLを用意し、対応するページ同士の関係をhreflangで伝えます。hreflangは言語・地域版を示す指定で、各ページの自己参照と相互参照が必要です。HTMLタグ、HTTPヘッダー、サイトマップのいずれかの方法を適切に使います。

Search Consoleのインターナショナルターゲティング設定は廃止されています。また、Googleはgeo.positionなどの位置指定メタタグを使用しません。古い手順をそのまま当てはめないようにしてください。

出典:多地域・多言語サイトの管理言語版の指定方法廃止済みの設定

言語別URLの対応表、hreflangとcanonicalの設定例、翻訳依頼書、更新記録の作り方は、多言語SEOのサイト設計・翻訳・運用ガイドで詳しく紹介しています。

現地での対応範囲と、相談の判断材料を揃える

タイ語で読めても、どこまで対応してもらえるか分からなければ、発注先として比較できません。対応地域、製品・サービスの範囲、料金の通貨と条件、会社情報、公開できる現地事例を、実態に合わせて掲載します。

問い合わせ先には、対応できる言語と連絡方法を示します。フォームやLINEを使う場合も、読者がサービスの詳細を確認した流れで相談できるように配置し、実際に社内で受け取って対応できることを確かめましょう。

タイ語の改行と、スマートフォンの操作を確認する

完成したページは、タイ語を読める担当者がスマートフォンでも確認します。タイ語の意味のまとまりを崩す改行、文字の欠け、読みにくい表、押しにくいボタンがないかを見てください。日本語版がきれいでも、翻訳後の文字量で配置が変わることがあります。

画像の中にある日本語、フォームの項目、送信後の案内も確認対象です。本文だけを翻訳して作業を終えず、読者が必要な情報を読み、相談するまでを通して確認します。

公開後は言語別に計測し、顧客との接点で紹介する

Search Consoleでタイ語ページ群の検索語・表示URL・クリックを確認します。国・端末・期間の条件も揃え、日本語ページの増減と混ぜずに評価しましょう。問い合わせは、どの言語で何の相談が届いたかも確認し、次に補う情報を決めます。

記事は検索結果だけでなく、顧客に合うSNSから紹介することもできます。製品の使い方や、よくある質問への回答など、投稿だけでは説明しきれない内容を記事へつなぎます。すべての媒体を一律に使う必要はありません。

SNSでの閲覧・認知と自然検索の成果は別に測ります。SNSからアクセスが増えたことを、そのままSEO順位が上がった証拠にはしません。媒体の利用状況はタイのインターネット・SNS利用の全体像で確認できます。

タイ語SEOの進行時に確認すること

  • タイ語の検索語と検索結果から、記事・サービスの担当URLを決めたか
  • タイ語の文章と、検索意図への回答を両方確認したか
  • 翻訳後のキーワード・関連語が自然で、不必要な反復がないか
  • 言語別URL、hreflang、ページの主言語が整合しているか
  • 対象顧客の端末で読みやすく、問い合わせ先も分かるか
  • SNSからの流入と自然検索の成果を分けて見ているか
  • 現地の対応範囲、料金の通貨・条件、対応言語と相談先が分かるか
  • タイ語の改行、画像内の文字、フォームまで確認したか

SEOを検討しやすい事業と、判断のポイント

SEOを検討するときは、業種名だけでなく、顧客が発注・購入前に何を調べるかを見ます。比較に必要な情報を自社で提供でき、その先に相談や購入の機会があるかが判断の軸です。

B2B:専門的な情報を、発注先の比較と相談につなげる

DAYZEROが特にSEOを提案したいのは、法人向けの製品・サービスです。製造業に限らず、物流、卸売、IT、業務支援、専門サービスなどでも、仕様・対応範囲・導入条件を説明するページが比較材料になります。

たとえば、技術的な課題の解説から対応する製品へ、業務の進め方の記事から支援サービスへ案内します。担当者が社内で検討しやすいよう、条件、費用の考え方、進行方法、公開できる事例を揃え、見積もりや相談につなげます。

検索数が小さくても、提供できるサービスと検討内容が合っていれば優先候補です。日本人担当者とタイ人担当者の両方が対象なら、言語ごとに検索語を調べ、相談を受けられる言語も示します。

法人顧客が比較する情報の揃え方と、製品・サービスページから相談へつなぐ手順は、BtoB SEOの進め方で詳しく解説しています。

B2C比較して選ばれるサービスや商品で検討する

個人向けでも、サービス内容や選び方を調べてから申し込む商材は検討対象です。教育・研修、専門サービス、比較が必要な商品などでは、対象者、内容、料金、利用条件を説明し、申込先や商品ページへつなげます。

クリニックも検討例の一つですが、医療情報では正確さと専門性が特に重要です。診療内容、担当者、費用、相談方法を正しく示し、専門的な説明は医療の専門家が確認する体制を前提にします。

重要な判断に関わるサービスは、条件と根拠を示す

不動産やコンサルティングなどでは、費用、契約・対応範囲、担当者の経験が判断材料になります。制度や金銭に関する説明は、公式情報と自社の見解を分け、情報の時点も確認します。

ECは、選び方説明から商品情報案内する

商品ページには仕様、価格、在庫、配送・返品条件を揃えます。記事では比較や使い方を説明し、関連商品へ案内します。モールと同じ情報を並べるだけでなく、自社ならではの専門知識や使用例を伝えましょう。

商品構造化データを使う場合は、実際に掲載している情報と一致させます。存在しないレビューや評価は加えません。参考:Googleの商品構造化データ

自社で優先すべきかを判断する

  • 顧客が実際に検索する課題・製品・サービスがあるか。
  • 自社の専門知識や経験で、比較・判断に役立つ情報を提供できるか。
  • その読者へ提供できる商品・サービスと、相談・購入先があるか。
  • 上位のページに対して、内容を改善できる余地があるか。
  • 制作・事実確認・公開後の改善を続ける担当者を決められるか。

これらを確認してから、優先する検索語とページを選びます。業種だけで効果を決めず、実際の検索結果と自社の強みを照らし合わせることが大切です。

SEO・広告・SNSはどう使い分ける?

SEOは中長期の検索流入を育てる取り組みです。すぐに届けたい告知がある場合や、検索される前の段階で知ってもらいたい場合は、広告やSNSも選択肢になります。

施策使い方の例費用・運用で確認すること
SEO課題や商品を検索している人に、解説・サービス・製品情報を届ける調査・制作・実装・継続改善の体制。成果が出る時期はサイトや競合によって変わる
検索広告検索需要のある語で、広告として案内する広告審査、入札・予算、広告費、運用範囲、移動先ページの内容
SNS広告目的に合う対象へ広告を届け、認知やサイト訪問などを促す媒体・配信設定・広告費・制作物。自然検索とは分けて成果を確認する
SNS運用事例や役立つ情報を継続して発信し、記事やサービスを知ってもらう投稿制作・運用の体制。広告も使う場合は、運用範囲と広告費を分けて確認する
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

広告は、配信できたことと問い合わせが増えたことを分けて評価します。SEOにも広告にも、比較・相談できる移動先ページが必要です。予算だけでなく、成果が必要な時期と、その後に続けられる体制で組み合わせを考えましょう。

媒体の詳細はタイの広告媒体と選び方、施策を横断した支援はWebマーケティング支援をご覧ください。

SEOを始めるべきか、地図やSNSを先に整えるべきか迷う場合は、海外集客の方法と選び方で、自社の課題に合わせた優先順位を整理できます。

効果測定から、次に直すことを決める

公開後は、順位だけを見て終わらせません。「検索で表示されたか」「クリックされたか」「必要な情報へ進んだか」「問い合わせにつながったか」を分けると、改善すべき場所が見えやすくなります。

表示・クリック・サイト内行動・問い合わせを分けて見る

  • 検索での表示とクリック:Search Consoleで、検索語、表示URL、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を確認します。CTRは表示回数に対するクリックの割合です。
  • サイト内の行動:GA4などで、サービス・料金・事例ページへの移動や、問い合わせボタンのクリックを確認します。必要なイベントが正しく計測されていることが前提です。
  • 実際の問い合わせ:フォーム送信完了と、届いた相談の内容を確認します。ボタンのクリック、送信完了、対応した問い合わせ件数は同じ指標ではありません。

Search Consoleのクリック数とGA4の訪問・イベント数も、定義や計測方法が異なります。数値を無理に一致させず、それぞれが何を表しているかを確認してください。

出典:Search Consoleの検索パフォーマンスGA4のイベント計測

比較する条件を揃える

国、端末、検索タイプ、検索語、対象URL、期間を確認して比較します。日数の差、曜日、季節性、指名検索の増減、掲載位置や検索結果の見え方も判断に関わります。

平均掲載順位は、条件内の表示をまとめた指標です。「どこから検索しても必ず同じ順位になる」という数値ではありません。CTRが下がったときも、タイトルが悪いとすぐに決めず、表示される検索語や順位の変化を先に見ます。

数値の変化に合わせて、修正候補を絞る

見えている変化まず確認すること次の改善候補
表示回数が少ない登録状態、検索需要、対象言語、検索意図に合うURLか取得・登録の障害、担当URL、回答内容の不足を見直す
表示はあるがクリックが少ない検索語、掲載位置、上位ページの種類、タイトルと説明文主題の伝え方を整える。順位が低ければ本文・構成・競合との差も確認する
クリックはあるが相談に進まない計測の動作、読者の目的、支援範囲・料金・実績への移動判断材料を補い、必要なページへのリンクや問い合わせの案内を整える
以前より流入が減っている条件と日数、季節性、変更履歴、登録状態、検索結果の変化技術的な問題と内容の古さを切り分け、該当箇所を修正する
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

この表は原因を決めつけるものではなく、調べる順番の目安です。変更したURL、日付、内容、期待する変化を記録し、十分なデータが集まってから同じ条件で見直します。修正直後の短い変動だけで成功・失敗を決めないようにしましょう。

DAYZEROSEO改善事例

DAYZEROと、動画制作事業EIIZOで行った改善を紹介します。2025年10月〜2026年1月と、2026年4〜7月の4か月分の合計を比較した結果です。対象を分けて見ていきましょう。

事例1:タイ語ページ群の自然検索クリックが51から237へ

DAYZEROのタイ語ページ群は自然検索クリック51から237、検索表示2,371から11,816へ。各4か月の合計比較
項目内容
対象DAYZEROのタイ語URL群(/th/配下)
比較期間2025年10月1日〜2026年1月31日と、2026年4月1日〜7月31日の4か月分の合計を比較(123日と122日)
主な取り組みタイ語キーワード調査、記事・ページの役割整理、内部リンク改善、公開後の見直し
自然検索クリックGoogle Search Consoleで51から237へ増加(約4.6倍)
検索での表示回数2,371から11,816へ増加
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

サイト全体や他社を合算した数値ではなく、上記のタイ語ページ群の結果です。月間アクセス数やPVではありません。また、複数の取り組みを含む期間の比較であり、どれか一つの施策だけの効果とは切り分けていません。

問い合わせは、DAYZERO・EIIZO合計で月約20件という事業側の確認があります(2026年8月時点)。上の検索クリックとは対象・期間の異なる集計です。

この事例で重視したのは、タイ語で検索語を調べ、ページの役割を決め、必要な情報へリンクでつなぎ、公開後も確認することです。具体的な工程はタイ人向けSEOの自社集客事例にまとめています。

事例2:EIIZOの検索表示が約53%増。新設ページでも検索流入を獲得

動画制作事業EIIZOでは、サイト全体の検索表示が31,527回から48,121回へ、16,594回増加しました。新しく整備した動画ページ群でも、比較前にはなかった3,753回の検索表示と80クリックが発生しています。

EIIZO全体の検索表示31,527から48,121へ約53%増。新設動画ページ群は0から3,753表示、0から80クリック。各4か月の合計比較

タイ人からのSEO経由の問い合わせは、月約15⁠件。2026年8月時点で事業側が確認している件数です。下表の検索クリックとは対象・期間・確認方法が異なるため、クリック数から問い合わせ率を算出したものではありません。

対象自然検索クリック検索での表示回数
EIIZOサイト全体738 → 955(約29%増)31,527 → 48,121
新設した動画ページ群(/video/配下)0 → 800 → 3,753
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

Google Search Console・検索タイプWebの記録を、2026年8月16日に確認した数値です。DAYZEROと同じく、2025年10月1日〜2026年1月31日と、2026年4月1日〜7月31日の4か月分を比較しています。

0から検索流入が発生したのは、新設した動画ページ群です。EIIZO全体には以前から流入がありました。新設ページ群はサイト全体に含まれるため、両方の数値を足して成果を集計することはしません。

取り組んだのは、タイ語の検索語を調べ、記事とサービスの役割を分け、必要な説明と相談先をつなぐ改善です。現在の掲載例として、EIIZOの会社紹介動画ガイドをご覧いただけます。

EIIZOのタイ語会社紹介動画ガイドで、用途と説明から関連情報や相談先へ案内している掲載例。2026年9月14日の実際の公開画面

両サイトの具体的な工程と計測条件は、タイ語SEOの自社改善事例にまとめています。

SEOの費用と、内製・外注の判断

費用を比べるときは、月額だけでなく、調査後に誰が記事を書き、ページを直し、公開後の数値を確認するかまで見ます。提案だけを受けるのか、制作・実装まで依頼するのかで、社内に必要な作業が変わります。

プラン料金内容
初回の簡易確認0 THB現状のサイトを軽く確認し、何から着手するかをご案内します
スタンダード9,800 THB〜/月記事の企画・執筆・リライト、ページ改善、内部対策の実装、計測・レポーティングなど。対応範囲・優先順位・対応量は毎月すり合わせて決めます
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールしてご覧ください。

継続して改善を進めたい場合の支援

初回の簡易確認は、詳しい調査や実装をすべて行うプランではありません。記事制作やページ改善を継続して進めたい場合は、スタンダードが基本の選択肢です。順位だけでなく、問い合わせにつなげるために必要な作業を、サイトの状態に合わせて選びます。

詳しい支援範囲と進め方は、SEO支援の内容・料金をご確認ください。

記事制作を任せる場合も、自社の情報が必要

社内に執筆や改善の時間が取れない場合は、記事の企画・制作・リライトを依頼できます。ただし、製品仕様、対応できる業務、実際の経験、公開できる事例は、自社でしか確認できない情報です。ヒアリングや事実確認に協力できる担当者を決めておきましょう。

社内に調査・執筆・実装・計測を担う体制があれば内製し、不足する工程を外部と分担する方法もあります。担当範囲、確認する成果物、作業の優先順位を事前に揃えることが大切です。

SEOの開始・改善のご相談

事業の内容と現在の課題をお聞かせください。サイトがある場合はURLも共有いただければ、初回の簡易確認で着手の方向をご案内します。

SEOの初回相談をする

SEO対策チェックリスト

着手前と公開後に、次の項目を確認してください。すべてにチェックを入れることではなく、自社の課題を見つけ、対応する順番を決めるための一覧です。

基本設計

  • サイト開設前なら、ドメイン・CMS・更新担当と必要なページを決めている
  • 対象顧客、検索言語、問い合わせ・購入などの目標が決まっている
  • 検索意図ごとに担当URLが決まり、同義語だけでページを増やしていない
  • タイトル・メタディスクリプションが、ページの内容を正確に伝えている
  • 見出しの階層が分かりやすく、答えのある場所を探しやすい
  • 関連するサービス・記事・事例へ、内容の分かるリンクで移動できる

コンテンツ

  • 検索者の疑問に答え、比較・判断に必要な条件を示している
  • 料金、仕様、制度、統計が古くなっていないか、元資料で確認している
  • 自社の経験や実績について、対象・期間・指標を明示している
  • 執筆・確認した担当者や、情報の出典が分かる
  • 画像の利用権を確認し、内容に合う代替テキストを付けている
  • 日付だけを新しくせず、必要な内容を更新している

技術・表示

  • 対象URLが正しく開き、意図しないnoindexやアクセス制限がない
  • robots.txt、canonical、サイトマップの設定がページの役割と合っている
  • HTTPS、証明書、混在コンテンツに問題がない
  • PC・スマートフォンで、文字・表・画像・ボタンを確認している
  • 構造化データの内容が、実際に見える本文と一致している

FAQは読者の疑問を解決するために整えます。GoogleのFAQリッチリザルトは2026年5月7日から表示されなくなっており、FAQを作れば検索結果の表示枠が広がるとは案内しません。出典:Google公式の更新履歴

タイ語SEOと公開後の確認

  • 日本語の直訳だけでなく、タイ語の検索語と検索結果を調べている
  • タイ語の意味・自然な表現・検索意図への回答を確認している
  • 翻訳後のキーワード・関連語に、不自然な詰め込みや反復がない
  • 言語別URL、ページの主言語、hreflangの自己参照・相互参照が整合している
  • Search Consoleで検索語・表示URL・国・端末・期間を揃えて比較できる
  • GA4のボタンクリック・送信完了と、実際の問い合わせを区別している
  • 修正日、変更内容、比較条件を記録し、次に確認する項目が決まっている

よくある質問

タイ語のSEO対策で最も重要なことは何ですか?

対象顧客を決め、タイ語の検索語と検索結果から調べることです。日本語の直訳だけで進めず、情報を知りたい検索か、発注先を探す検索かを分け、担当する記事・サービスページを決めます。翻訳後の自然な表現と、検索意図への回答も確認します。

タイでSEO対策の効果が出るまで、どのくらいかかりますか?

サイトの状態、施策、競合によって異なり、一律の期間は約束できません。公開・インデックスの問題と、内容や導線の課題を分けて確認します。この記事の事例は、異なる2つの期間で4か月分の数値を比較したもので、どのサイトでも4か月で同じ結果になるという意味ではありません。

SEO対策は自分でできますか?

できます。対象顧客と検索語を調べ、サービスや製品の説明、会社情報、問い合わせ先を整えるところから始められます。自社の専門知識を反映する記事制作も重要です。調査・執筆・実装・計測のうち社内で担える範囲を決め、技術対応やタイ語の確認などを外部と分担する方法もあります。

SEO対策の費用はいくらですか?

依頼範囲や会社によって異なります。DAYZEROは初回の簡易確認が0 THB、スタンダードが月額9,800 THB〜です。記事の企画・執筆・リライト、ページ改善などを対象とし、対応範囲・優先順位・対応量は毎月すり合わせて決めます。詳しくはSEO支援の内容・料金をご覧ください。

日本語サイトとタイ語サイトは別ドメインにすべきですか?

必ず別ドメインにする必要はありません。.comなどでは、言語別のサブディレクトリも選択肢です。既存ドメイン、対象国、運用体制で判断します。国別ドメインは対象国を示す強いシグナルになるため、同じ条件では扱えません。翻訳版は別URLを用意し、対応するページ同士をhreflangで示します。

タイ市場のSEO競合は、何を調べればよいですか?

顧客が使う言語で検索し、上位にサービスページ、比較記事、解説記事のどれが出ているかを確認します。そのうえで、回答内容、対応範囲、料金、実績、情報の新しさ、相談までの分かりやすさを見比べ、自社のどのページを改善するか決めます。

SEOとリスティング広告は、どちらを先にやるべきですか?

すぐに届けたい案内があるなら広告、中長期の検索流入を育てたいならSEOが候補です。検索需要、予算、成果が必要な時期、制作・改善の体制で判断します。どちらも、サービスの内容を比較し、相談できるページを整えることが前提です。

サイトがなくてもSEOの準備はできますか?

できます。まずSEOの目的を決め、届ける相手と言語、検索語、必要なページを整理します。その後、ドメイン・サーバー・CMSを選び、サービスや会社情報、問い合わせ先、記事を用意します。WordPressを使う場合も、導入しただけで終わらず、公開設定・表示・計測まで確認しましょう。

タイ語サイトのSEOで自動翻訳を使っても大丈夫ですか?

下訳として使うことはできますが、そのまま公開せず、意味、専門用語、自然な表現、検索意図への回答を確認してください。タイ語を母語とする担当者や、対象分野に詳しい書き手が確認する工程を用意しましょう。

製造業以外のB2B企業でもSEO対策は有効ですか?

顧客が製品や課題の解決方法を検索しているなら、製造業に限らず検討できます。物流、卸売、IT、業務支援、専門サービスなどでも、仕様・対応範囲・導入条件・事例を説明し、相談や見積もりへ案内できます。検索数だけでなく、自社の事業と検索者の目的が合うかを確認します。

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