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タイ・バンコクでのドローン申請が楽になるツール「OpenSky」

『OpenSky』とは?

OpenSky(オープンスカイ)とは、バンコク及び近郊のエリアでのドローン飛行許可をより楽に申請することができるアプリです。2022年9月1日にタイの航空無線局が公開した「OpenSky」アプリです。

このアプリを通して飛行できる範囲は「ドンムアン空港」から半径65km(35マイル)が対象となります。但し、空港近辺のエリアは基本的に飛行不可。詳細は別記事内の「タイでのドローン撮影(空撮)の規制について」をご確認ください。

「合法的なドローンの飛行を誰でも簡単に」というOpenSkyのモットーがあり、アンドロイドもiOSも対応。現在はバンコク中心部のみでしか使えませんが、今後エリアを拡大していくようです。

「今まで」との違い

結論、「面倒だった関連機関への連絡が不要に!

『OpenSky』ができるまでは、ドローンを飛ばす度に関連機関に連絡をして許可を貰う必要がありました。また、都度連絡をするたびに、CAATの発行した資料、NBTC、保険、ドローン写真、シリアル番号…等多くの資料を申し込む必要があり、正直手間がかかります。

しかし、『OpenSky』を使うことでスマホ1つで申し込みが可能になります。このアプリは、今まで連絡していた各関連機関に連絡を代行してくれます。自身で電話をかけて依頼する必要がなくなるので、多少の手間が省けるようになりました。また、どこに連絡したらよいのかわからないといったケースも多々あるのですが、アプリを使うことでアプリが適宜必要な機関に連絡をしてくれます。私有地以外は管理している部署が様々あるので正しい部署を探し出すのにもタイでは苦労します。なので、どこに連絡したら良いのか?といった場合にはまずはアプリで申し込むことをおすすめします。もし、問題がなかった場合はアプリを通じて許可が得られます。

注意事項

  1.  NBTCとCAAT、タイのドローン保険には登録済みであること。
  2. 25kg以上のドローン、郵便系のドローン、イルミネーション系ドローンなどはOpenSkyからの申し込みが禁止。
  3. 土地のオーナーからの許可はご自身で取得する必要があります。あくまでも関連政府機関への連絡を代行するアプリとなります。
  4. 申請から承認されるまでの期間は不明です。承認されない場合も多々あります。

オープンスカイの使用方法

まずは、オープンスカイに登録する必要があります。その際には英語での登録が必要です。NBTC、CAAT、保険の情報が必要となりますので準備するようにしてください。

(以下、画像はYouTube  แนะนำการขอขึ้นบิน และตรวจสอบสถานะคำขอ #OpenSky から)

*アプリには英語表記もありますが、一部はタイ語のみとなっています。
*アプリでドローン飛行許可申請前に資料の準備をしてから登録には5日ほど時間がかかります。

STEP.1 準備すべき重要資料

1.)地主の許可証

例:コンドミニアムや工場を撮影する場合、コンドミニアムの法人(Jurisdic Person)や工場からの許可証をいただく。共用施設(公園など)はバンコク都への問い合わせが必要。過去事例ですが、公園での撮影許可を取るのはなかなか難しいです。

2.)ドローン保険

ドローン保険はCAATに登録する際に必ず必要となりますが、ほとんどの保険が年間契約ですので期限が切れていない保険証明書を提出してください。

3.)基準外または複雑な場合

夜間飛行、90メートル以上の高さ、目視できない範囲(Beyond Visual Line of Sight)は追加資料が必要となります。詳しくはOpenSkyのマニュアルをご確認ください

※資料が全て揃ってない場合は許可しない場合があります。

STEP.2 アプリでドローン飛行許可申請

次のステップに入ったら「+」を選択、飛ばしたい場所を選択して、飛行マップを描きます。

終わったら「ต่อไป(Next)」を選択。

申込み情報を入力してください。カメラ付きドローンは「カメラ付き」を選択してください。

最後に添付ファイルをアップロードしてください(必要な資料など)

STEP.3 許可申請を確認

申し込んだら「Request」で申し込み状況のステータスを確認することができます。場合によって追加資料リクエストもありますので随時確認してください。

タイ全土でドローン撮影を承っております。

タイでのドローンサービスの画像

アプリが出た時は「すごい簡単に飛ばせるようになる」と高い期待感を持ちましたが、実際に運用をしてみたところ申請をしてもPending(保留)ステータスとなることが非常に多く、結局、各所に直接連絡をする方が早いです。

もし、タイでのドローンを飛ばしたい企業・個人の皆様はお気軽にお問い合わせください。

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