日本人担当まで気軽にお問い合わせください。

タイ人インフルエンサー費用相場・起用ガイド|訪日プロモーション向け

最終更新日:2026年6月

訪日タイ人向けに集客したいと考えたとき、最初に迷いやすいのは「何から始めるべきか」です。SNSを運用するべきなのか、KOLやインフルエンサーを起用するべきなのか、Meta広告を配信するべきなのか、Google Mapsを整えるべきなのか、タイ語ページを作るべきなのか。選択肢が多いからこそ、施策単体で考えると、優先順位が分からなくなります。

訪日タイ人集客で大切なのは、タイ人旅行者の行動の流れに合わせて設計することです。タイ人旅行者は、SNSで日本旅行の行き先を知り、Google Mapsで場所や口コミを確認し、公式サイトやOTAで詳細を見て、LINEやDM、予約フォームで問い合わせや予約に進みます。つまり、「知ってもらう施策」と「問い合わせ・予約につなげる導線」を分けずに考える必要があります。

この記事では、訪日タイ人市場の基本データ、タイ人観光客の特徴、情報収集・予約行動、整えるべきWeb導線、主な集客施策、季節・旅行目的別の考え方、業種別の優先順位までを整理します。KOL費用、SNS運用手順、広告配信設定などの細かい実務は子記事で深掘りし、このページでは「自社がまず何を見直すべきか」を判断できる状態を目指します。

このページの結論:訪日タイ人集客は、SNS・広告・KOLのどれか一つを選ぶ話ではありません。タイ人旅行者が情報を見つけ、比較し、問い合わせ・予約に進むまでの流れを整えることが先です。そのうえで、目的に合う施策を選ぶ必要があります。

123万人超
2025年の訪日タイ人数の目安。JNTOの訪日外客統計で確認する指標
2,527億円
2025年の訪日タイ人旅行消費額。観光庁の確報資料より
+11.6%
2025年の訪日タイ人旅行消費額の前年比。消費市場としても拡大

出典:JNTO「訪日外客統計」観光庁「インバウンド消費動向調査」観光庁「2025年暦年の調査結果(確報)の概要」。公開時は必ず最新資料で数値を確認してください。

訪日タイ人市場の今

訪日タイ人市場の人数推移、旅行消費額、旅行者特徴を整理した図
訪日タイ人市場の全体像。訪日人数、旅行消費額、主な旅行者特徴を整理。

訪日タイ人集客を考えるうえで、まず押さえるべきなのは、タイ市場が「小さなニッチ」ではないという点です。中国・韓国・台湾のような巨大市場と比べると母数は小さく見えますが、タイは日本旅行への関心が高く、訪日リピーターも期待できる市場です。さらに、地方、自然、寺社、温泉、雪、紅葉、ローカル体験など、王道観光以外にも関心が広がりやすい特徴があります。

人数だけでなく、旅行消費とリピーター性を見る

JNTOの訪日外客統計では、国籍・地域別の訪日外客数を月別・年別で確認できます。訪日タイ人数はすでに大きく回復しており、コロナ前の水準と比較しながら、どの時期に需要が戻っているのかを見ることができます。記事公開時には、この公式統計をもとに最新の人数を確認するのが安全です。

一方で、集客判断では人数だけを見るべきではありません。観光庁のインバウンド消費動向調査では、国・地域別の旅行消費額や費目別の内訳を確認できます。2025年の確報資料では、タイの旅行消費額は2,527億円、前年比+11.6%とされており、人数だけでなく消費市場としても見るべき国です。

見るべき指標 確認する理由 公式データ
訪日タイ人数 市場規模、月別需要、回復状況を把握するため JNTO 訪日外客統計
旅行消費額 宿泊、飲食、買い物、交通など、事業機会を把握するため 観光庁 インバウンド消費動向調査
費目別内訳 自社業種とタイ市場の相性を判断するため 2025年確報概要PDF

タイ人旅行者を一括りにしない

訪日タイ人といっても、すべての旅行者が同じ行動を取るわけではありません。節約志向で買い物や食事のコスパを重視する層もいれば、温泉、ホテル、美容、医療、ゴルフ、地方旅行、プライベート感のある体験にお金を使う層もいます。タイ国内の所得水準や生活費の背景は、タイ人の平均給与・生活費もあわせて確認すると、価格帯の設計に役立ちます。そのため、訪日タイ人集客では「タイ人向けに安く見せる」だけでは不十分です。

旅行者層 反応しやすいテーマ 整えるべき情報
初訪日層 東京、大阪、京都、富士山、桜、雪、日本食、買い物 アクセス、料金、営業時間、予約方法、初めてでも分かる説明
リピーター層 地方、自然、寺社、温泉、ローカル線、田舎、地元の店 モデルコース、移動方法、季節の見どころ、地域らしさ
若年女性層 カフェ、スイーツ、コスメ、美容、写真映え、SNSで見た場所 写真、動画、Google Maps、予約方法、価格帯
家族旅行層 安心感、移動しやすさ、子ども連れ、ホテル、食事 所要時間、設備、支払い方法、子ども対応、問い合わせ導線
高所得層 上質な宿泊、医療・美容、ゴルフ、食事、プライベート体験 信頼感、料金、予約前説明、言語対応、個別問い合わせ

地方事業者や自治体にとって重要なのは、タイ人にまだ知られていない地域にもチャンスがあるという点です。日本人にとっては普通の風景でも、タイ人旅行者にとっては新鮮に見えることがあります。静かな駅、雪が積もった道路、川沿いの風景、地元の食堂、寺社の朝の空気、紅葉した山、普通のスーパーなども、切り取り方によっては魅力になります。

タイ人観光客の特徴

タイ人旅行者の特徴と関心が高いポイントを整理した図
タイ人旅行者の特徴と、関心が高い旅行テーマの整理。

タイ人観光客を集客するには、まず「どのような旅行者なのか」を理解する必要があります。タイ人旅行者は、日本語のパンフレットや公式サイトだけで行き先を決めるわけではありません。SNSで見て、友人に聞き、Google Mapsで確認し、口コミを見て、予約しやすいかを確認します。だからこそ、旅行者の行動を前提に、発信内容と導線を設計する必要があります。

個人旅行・家族旅行・友人旅行を前提に考える

訪日タイ人は、団体ツアーだけで動く市場ではありません。家族旅行、友人同士の旅行、カップル旅行、一人旅など、自分たちで情報を集めて旅程を組む旅行者が多くいます。これは、旅行会社や代理店だけに情報を届ければ十分ということではなく、旅行者本人がスマートフォンで確認する情報を整える必要があるということです。

判断ポイント:自社の情報は、タイ人旅行者本人がスマートフォンで見たときに、場所・料金・営業時間・予約方法・問い合わせ先まで理解できる状態になっているかを確認してください。

写真や動画で興味を持ち、詳細情報で判断する

20〜30代の女性層は、SNSでの情報収集に積極的で、写真や動画から行き先を決めることも多い層です。カフェ、日本食、スイーツ、コスメ、美容、買い物、写真映えするスポット、桜、紅葉、雪、着物や文化体験、温泉などは、SNSと相性が良いテーマです。

ただし、写真映えだけで終わってはいけません。実際に行くには、場所、行き方、料金、予約方法、営業時間が必要です。SNSで興味を持っても、Google Mapsで場所が分からない、公式サイトに料金がない、予約方法が分からない、問い合わせできないという状態では、来店や予約にはつながりません。

初訪日層とリピーター層では刺さる内容が違う

初めて日本を訪れるタイ人には、王道の観光地や分かりやすい日本らしさが強く響きます。東京、大阪、京都、富士山、桜、雪、日本食、買い物、温泉などです。初訪日層は「まず定番を押さえたい」という気持ちを持ちやすいため、複雑な説明よりも、直感的に伝わる魅力が重要です。

一方で、訪日経験のあるリピーターは、次の旅行でより深い日本を探すようになります。地方都市、田舎の風景、自然、寺社、温泉、ローカル線、雪国、紅葉スポット、地元の飲食店、地域の祭り、農業体験、伝統文化、日本人が普段行くような場所。このようなテーマは、リピーター向けに強い訴求になります。

DAYZERO現地視点:タイ人旅行者は、投稿を見てすぐに行動するというよりも、友人や家族と共有しながら、場所・価格・口コミ・予約可否を確認してから動くことが多いです。日本側が「十分に説明している」と思っていても、タイ人側から見ると、料金や予約方法、問い合わせ先が分かりにくいことがあります。

予約前の不安を減らすことが重要

タイ人旅行者は、日本旅行に慣れていても、予約前に不安を感じることがあります。日本語しか書いていない、料金が分からない、予約方法が分からない、英語やタイ語で問い合わせできるか分からない、Google Mapsの情報が古い、口コミが少ない、写真が少なく雰囲気が分からない、支払い方法が分からない、キャンセル条件が分からない。このような不安を減らすことが、問い合わせや予約につながります。

タイ人は日本旅行の情報をどこで集めるか

SNSで知ってからGoogle Maps、公式サイト、LINEやDM、予約まで進む流れ
SNSでの発見から、Google Maps、公式サイト、LINE・DM、予約までの流れ。

訪日タイ人集客で重要なのは、タイ人旅行者がどの順番で情報を見るかを理解することです。多くの場合、旅行者は一つの媒体だけで判断しません。SNSで知り、Google Mapsで確認し、口コミを見る。公式サイトやOTAを見る。友人や家族に共有する。LINEやDMで問い合わせる。最後に予約する。この一連の流れの中で、途中のどこかが弱いと、予約や来店につながりにくくなります。

STEP 1

SNSで行きたい場所を知る

Instagram、Facebook、TikTok、YouTube、KOL投稿、旅行メディアなどで、日本旅行の候補を見つけます。ここでは写真や動画の印象が重要です。

STEP 2

Google Mapsで場所・口コミ・営業時間を確認する

SNSで興味を持った後、場所、距離、営業時間、口コミ、写真、公式サイト、予約リンクを確認します。飲食店や観光施設では特に重要です。

STEP 3

公式サイト・OTA・口コミで比較する

料金、空き状況、チケット、客室、体験内容、キャンセル条件などを確認します。ここで情報が不足すると離脱につながります。

STEP 4

LINE・DM・フォームで問い合わせる

分からないことがある場合、LINE、Instagram DM、Facebook Messenger、問い合わせフォームなどで確認します。返信テンプレートの有無が対応品質を左右します。

STEP 5

予約・来店・口コミ投稿につながる

予約後の体験が良ければ、GoogleレビューやSNS投稿が次の旅行者への判断材料になります。来店後の口コミ導線も集客の一部です。

SNSは認知の入口であり、問い合わせ・予約相談の窓口にもなる

SNSは、タイ人旅行者が日本旅行の行き先を知る入口であると同時に、問い合わせや予約相談の窓口にもなります。特にタイ人旅行者は、Instagram DM、Facebook Messenger、LINEなどで「空いていますか」「予約できますか」「料金はいくらですか」「行き方を教えてください」と確認することが少なくありません。飲食店、美容・クリニック、体験施設、ホテル、観光施設などでは、SNS上のやり取りがそのまま来店や予約につながることもあります。

ただし、SNSだけで予約導線が完結するとは限りません。SNSで問い合わせが入っても、空き状況、料金、予約確定方法、キャンセル条件、支払い方法、アクセス案内が整理されていなければ、途中で止まりやすくなります。そのため、SNSは「認知の入口」かつ「問い合わせ・予約相談の窓口」として活用しながら、Google Maps、公式サイト、予約フォーム、LINE、OTAなどの導線とつなげて設計することが重要です。

Google Mapsは来店直前の比較に近い

SNSで興味を持ったタイ人旅行者は、次にGoogle Mapsを見ることが多いです。Google Mapsでは、場所、距離、営業時間、口コミ、写真、混雑状況、予約リンク、公式サイトを確認できます。特に飲食店、観光施設、小売店、美容・クリニック、体験施設では、Google Mapsの整備が来店前の比較に直結します。

DAYZERO現地視点:タイ人向けでは、公式情報だけでなく、Facebookグループ、Pantip、友人の投稿、KOLのコメント欄なども判断材料になります。特に「実際に行った人の写真」「タイ語での感想」「行き方や料金に関する具体的なコメント」は、次の旅行者の不安を減らす材料になります。

口コミは次の旅行者への広告になる

タイ人旅行者は、Googleレビュー、SNSコメント、KOL投稿への反応、Facebookグループ、Pantip、OTAレビューなど、複数の場所で評判を確認します。特に初めて行く場所では、公式情報だけではなく、実際に行った人の感想が判断材料になります。口コミは単なる評価ではなく、次の旅行者への広告でもあります。

訪日タイ人集客で整えるべき情報発信・予約導線

訪日タイ人集客で整えるべき情報発信から予約までの導線設計図
認知、検索、情報比較、問い合わせ、予約、来店、口コミまでをつなぐ導線設計。

訪日タイ人集客では、いきなり広告やKOLに予算を使うよりも、まず現在のWebサイト、SNS、Google Maps、問い合わせ・予約導線を確認することが重要です。流入を増やしても、比較・問い合わせ・予約に進めない状態では成果が出にくいからです。

最初に整えるべき導線

導線 役割 確認すべきこと
Google Maps 来店前の場所・口コミ・営業時間確認 営業時間、写真、口コミ、予約リンク、公式サイト、メニュー
公式サイト・LP 詳細確認と問い合わせ前の不安解消 料金、所要時間、アクセス、予約方法、注意事項、FAQ
LINE / DM / フォーム 質問・空き状況確認・予約前相談 対応言語、返信テンプレート、問い合わせ先の明確化
SNS投稿 認知・興味喚起・保存・共有 季節性、写真、動画、投稿後の誘導先
口コミ導線 来店後のレビュー・紹介・UGC レビュー依頼、投稿しやすい体験、SNS投稿のきっかけ

SNS運用・投稿設計

SNSは、タイ人旅行者に知ってもらうための入口です。ただし、投稿数を増やすこと自体が目的ではありません。重要なのは、何を見せるか、いつ見せるか、どこへ誘導するかです。桜、雪、紅葉、ソンクラーン、年末年始などを狙う場合、実際の旅行時期よりも前に情報を届ける必要があります。

タイ語LP・公式サイト

SNSやGoogle Mapsで興味を持った旅行者が、さらに詳しい情報を確認する場所が公式サイトやLPです。料金、メニュー、体験内容、所要時間、アクセス、営業時間、予約方法、支払い方法、注意事項、キャンセル条件、言語対応、よくある質問を整理しておくと、問い合わせや予約につながりやすくなります。最初から大規模なタイ語サイトを作る必要はありませんが、予約前に不安になりやすい情報は、タイ語または英語で確認できる状態が望ましいです。

LINE / DM / 問い合わせフォーム

タイ人旅行者は、分からないことがあるとチャットで問い合わせることがあります。予約方法、空き状況、料金案内、アクセス案内、所要時間、キャンセル条件、食事制限やアレルギー確認、送迎の有無、支払い方法などは、あらかじめ返信文を用意しておくと対応がスムーズになります。

注意点:問い合わせ先が多すぎると、旅行者は迷います。LINE、DM、フォーム、予約ページの役割を整理し、どこから問い合わせるべきかを明確にしてください。

訪日タイ人集客の主な施策

KOL、SNS運用、広告、Google Maps、タイ語LPの主な役割を比較した図
KOL、SNS運用、広告、Google Maps、タイ語LPの主な役割比較。

問い合わせ・予約につながる導線を整えたら、次に流入施策を選びます。訪日タイ人集客で使われる主な施策は、SNS発信、Meta広告、KOL起用、KOL招請、観光メディア、Google Maps改善、タイ語LP制作などです。

施策比較表

施策 主な目的 使いどころ・向いている場面 注意点
SNS発信 認知・興味喚起・保存・問い合わせ タイ人旅行者に継続的に情報を届けたい場合。季節情報、写真映え、体験内容、キャンペーン、来店前の問い合わせ対応と相性が良い 投稿だけで終わらせず、Google Maps、LINE/DM、公式サイト、予約ページへつなげる必要がある
Meta広告 旅マエ認知・LP誘導・再接触 特定の時期、地域、旅行テーマ、キャンペーンをタイ国内に向けて計画的に届けたい場合 クリック後のLPや予約導線が弱いと成果につながりにくい。配信前に受け皿を整える必要がある
KOL起用 認知・信頼・比較検討 第三者の体験や投稿を通じて、施設・地域・商品・サービスの魅力を伝えたい場合 フォロワー数だけで判断しない。投稿ジャンル、フォロワー層、過去投稿の反応、導線設計を見る
KOL招請 地域体験・観光地PR・素材化 地域や施設に実際に来てもらい、体験レビュー、写真、動画、モデルコースとして発信したい場合 呼ぶだけでは弱い。行程設計、撮影ポイント、投稿条件、二次利用、投稿後の導線設計が重要
Google Maps/MEO 来店直前の比較・口コミ確認 SNSや広告で興味を持った旅行者が、場所・営業時間・口コミ・写真を確認する場面 写真、口コミ、営業時間、予約リンク、公式サイト、メニューや料金情報を整える必要がある
タイ語LP 詳細説明・不安解消・問い合わせ・予約 SNS、広告、KOL、Google Mapsから来た旅行者に、料金・予約方法・アクセス・FAQを整理して見せたい場合 翻訳だけでは弱い。旅行者が予約前に知りたい情報を整理する必要がある

SNS発信

SNS発信は、訪日タイ人に知ってもらう入口です。Instagram、Facebook、TikTok、YouTubeなどを使い、行きたいと思ってもらえる写真や動画を届けます。タイ市場のSNS利用状況は、タイのインターネット・SNS利用の全体像で整理しています。SNSで重要なのは、投稿単体ではなく投稿後の導線です。投稿を見た人がGoogle Mapsで確認できるか、公式サイトで詳細を見られるか、LINEや予約ページに進めるかまで考える必要があります。タイ国内向けのSNS運用方法は、タイでSNS運用を成功させる方法も参考になります。

Meta広告・デジタル広告

Meta広告やGoogle広告などのデジタル広告は、ターゲットを絞ってタイ人に情報を届けられる施策です。タイ市場向けMeta広告の考え方は、タイでMeta広告を成功させる方法で詳しく整理しています。訪日タイ人向け広告では、どの時期に配信するか、初訪日層かリピーター層か、どの地域や施設に誘導するか、広告のクリック先はどこか、LPや予約導線は整っているかを確認する必要があります。媒体選びの考え方は、タイの広告媒体おすすめ一覧も参考になります。

KOL起用とKOL招請の違い

KOL起用は、タイ人KOLやインフルエンサーの投稿を通じて、認知や比較検討を促す施策です。KOL施策をサービスとして検討する場合は、タイ人KOL・インフルエンサーマーケティング、ジャンルや人物例を確認したい場合はタイで人気のインフルエンサーまとめを参照してください。一方、KOL招請・ファムトリップは、タイ人KOLやメディアを日本へ招待し、実際に地域や施設を体験してもらう施策です。前者は投稿施策、後者は体験設計を含むプロモーションとして考える必要があります。

KOL費用、選定基準、依頼方法、ファムトリップの行程設計は、この記事では深掘りしすぎません。詳細は子記事で整理する方が、カニバリを避けやすくなります。

季節・旅行目的から逆算する訪日タイ人集客

桜、夏、紅葉、雪など季節別の旅行目的とリピーター傾向を整理した図
季節別の旅行目的と、リピーターが関心を持ちやすいテーマの整理。

訪日タイ人集客では、季節と旅行目的から逆算することが非常に重要です。タイ人旅行者にとって、日本の季節は大きな来日理由です。一方で、リピーターになるほど、季節だけではなく、地方、自然、寺社、田舎、ローカル体験にも関心が広がります。

桜・紅葉・雪は分かりやすい来日理由になる

タイには日本のような四季がないため、桜、紅葉、雪は分かりやすい来日理由になります。SNSでは、桜並木、紅葉した山、雪景色、雪遊び、温泉、冬の街並み、季節限定グルメ、春・秋・冬の写真映えするスポットが強い訴求素材になります。地域や施設側は、自分たちはどの季節に何を見せられるのかを整理する必要があります。

ソンクラーン・年末年始・連休前は早めに準備する

タイの旅行需要は、ソンクラーン、年末年始、学校休暇、連休に合わせて動きます。ただし、旅行者は出発直前にすべてを決めるわけではありません。航空券、ホテル、移動手段、観光施設、体験予約などは、実際の旅行時期より前に検討されます。そのため、広告、KOL、SNS投稿、LP、予約導線は、少なくとも2〜3か月前から準備するのが安全です。

DAYZERO現地視点:タイ人向けの訪日訴求では、桜・雪・富士山のような分かりやすいテーマは強い一方で、リピーターには「まだタイ人に知られていない日本」「日本人が普段行く場所」「静かな地方の風景」も刺さります。地方や小規模施設は、王道観光と同じ見せ方ではなく、リピーター向けの切り口を作ることが重要です。

初訪日層とリピーター層で訴求を分ける

対象 刺さりやすい訴求 注意点
初訪日層 東京、大阪、京都、富士山、桜、雪、日本食、買い物 分かりやすさ、アクセス、予約方法を重視する
リピーター層 地方、自然、寺社、田舎、ローカル線、温泉、地元の店 地域らしさ、体験の深さ、モデルコースを見せる

業種別に見る訪日タイ人集客の考え方

飲食店、ホテル、観光施設、クリニック別に整えるべき情報を整理した図
業種別に最初に整えるべき情報と導線の整理。

訪日タイ人集客で整えるべき情報や施策は、業種によって変わります。同じタイ人向けでも、自治体、ホテル、飲食店、観光施設、美容・クリニック、小売では、最初に整えるべきものが違います。

業種別チェック表

業種 最初に整えるべきもの 有効施策 注意点
自治体・DMO 地域紹介、モデルコース、季節訴求 KOL招請、SNS、広告、メディア 年度予算、報告書、KPI設計まで考える
ホテル・旅館 OTA、公式サイト、写真、口コミ SNS、広告、KOL 朝食、アクセス、周辺観光、温泉情報が重要
飲食店 Google Maps、メニュー、価格、写真 Maps、SNS、口コミ 予約可否、価格、支払い方法を明確にする
観光施設 チケット、所要時間、アクセス KOL、広告、SNS 旅程に入れやすい情報を整理する
商業施設・小売 免税、商品、キャンペーン、館内導線 SNS、Maps、広告 人気商品と売り場案内を分かりやすくする
美容・クリニック 料金、施術内容、注意事項、予約導線 LP、広告、LINE/DM 信頼感と問い合わせ対応が重要

自治体・DMO

自治体やDMOでは、地域の認知づくりが出発点になります。タイ人にまだ知られていない地域であれば、いきなり来訪や予約を求めるのではなく、まず地域の魅力を知ってもらう必要があります。KOL招請、SNS発信、タイ人向け観光メディア、Meta広告、モデルコース作成などを組み合わせ、年度予算、事業報告、KPI、レポート作成まで含めて設計することが重要です。タイ人向けの媒体活用を検討する場合は、タイ人向け日本観光メディア完全ガイドも参考になります。

ホテル・旅館

ホテル・旅館では、OTA、公式サイト、写真、レビューが重要です。タイ人旅行者は、客室、朝食、アクセス、周辺観光、温泉、口コミを確認します。リピーター向けには、王道エリア以外の宿泊地でも、自然、温泉、食、静かな環境、周辺観光を組み合わせて訴求できます。

飲食店

飲食店では、Google Mapsの整備が特に重要です。営業時間、メニュー写真、価格、場所、口コミ、予約可否を確認できるようにしましょう。タイ語メニューがなくても、写真、英語表記、価格、支払い方法、予約方法が分かれば来店しやすくなります。

観光施設・体験施設

観光施設や体験施設では、旅程に組み込みやすい情報が重要です。所要時間、料金、アクセス、予約方法、集合場所、雨天時対応、チケット購入方法などを分かりやすく整理しましょう。体験の価値は写真や動画で伝わりやすいため、SNSやKOLとの相性も高いです。

美容・クリニック

美容・クリニックでは、信頼感と事前確認のしやすさが重要です。料金、所要時間、施術内容、注意事項、言語対応、予約方法を分かりやすく整理する必要があります。LINEやDMでの問い合わせ対応を整えることで、予約前の不安を減らせます。

よくある失敗

訪日タイ人集客でよくある失敗と改善ポイントを整理した図
訪日タイ人集客でよくある失敗と改善ポイント。

訪日タイ人集客でよくある失敗は、施策そのものの失敗ではなく、順番や導線の失敗です。SNSやKOLは認知には有効ですが、投稿を見た旅行者がGoogle Mapsや公式サイトを確認したときに情報が不足していると、問い合わせや予約には進みません。

SNSやKOLだけで集客できると思ってしまう

SNSやKOLは認知づくりには有効です。しかし、投稿を見た旅行者がGoogle Mapsや公式サイトを確認したときに、営業時間、場所、料金、予約方法が分からなければ、問い合わせや予約には進みません。SNSやKOLは入口であり、導線整備とセットで考える必要があります。

日本語ページだけで十分だと思ってしまう

日本語ページしかない状態でも完全に不可能ではありませんが、料金、予約方法、アクセス、注意事項などの基本情報は、タイ語または英語で確認できた方が安心です。大規模なタイ語サイトを最初から作らなくても、重要な情報だけを整理したLPや案内ページから始める方法もあります。

旅行者のタイミングに合わせていない

桜、雪、紅葉、ソンクラーン、年末年始を狙う場合、旅行直前の発信では遅いことがあります。旅行検討のタイミングに合わせて、数か月前から発信する必要があります。季節プロモーションは、旅行ピークから逆算して設計することが重要です。

初訪日層とリピーター層を分けていない

初訪日層には王道観光が刺さりますが、リピーターには地方、自然、寺社、田舎、ローカル体験が刺さります。この違いを分けずに発信すると、訴求がぼやけます。ターゲットごとに見せる内容を変えることで、SNS、広告、KOL、LPの内容も整理しやすくなります。

バンコク現地を知るパートナーと進めるメリット

訪日タイ人集客は、日本側の想像だけで進めると、タイ人旅行者の感覚とずれることがあります。タイ現地を知るパートナーと進めることで、SNS、KOL、広告、タイ語表現、Web導線をより現実的に設計できます。

タイ人の情報行動を現地目線で確認できる

タイ人がどのSNSを見ているか、どんな投稿に反応しているか、どのようにGoogle Mapsや口コミを確認しているかは、現地の生活感覚がないと分かりにくい部分があります。現地視点を入れることで、よりタイ人旅行者に近い目線で施策を設計できます。

タイ語表現・SNS感覚を確認できる

機械翻訳だけでは、自然なタイ語表現にならないことがあります。日本側では良いと思った写真や表現が、タイ人にとっては伝わりにくい場合もあります。タイ人スタッフや現地目線で確認することで、言葉選び、写真の選び方、投稿のトーンを調整できます。

KOL・広告・Web導線を横断して設計できる

訪日タイ人集客では、KOL、広告、SNS、LP、Google Maps、LINE/DMを別々に考えるのではなく、旅行者の行動に合わせてつなげることが重要です。SNSで知り、Google Mapsで確認し、公式ページで詳細を見て、LINEや予約フォームで問い合わせる。この流れを一つの導線として設計することで、施策の効果を問い合わせや予約につなげやすくなります。

よくある質問

Q1

訪日タイ人集客は何から始めればいいですか?

まずは、自社のWebサイト、SNS、Google Maps、問い合わせ・予約導線が、タイ人旅行者から見て分かりやすい状態になっているかを確認することから始めるのがおすすめです。広告やKOLに投資する前に、問い合わせや予約につながる導線を整理しておくことが重要です。

Q2

SNS、広告、KOLはどれを優先すべきですか?

業種、目的、予算、実施時期によって最適な組み合わせは変わります。まずは現状の導線を確認し、初訪日層を狙うのか、リピーターを狙うのか、どの季節や連休に合わせるのかを整理したうえで、SNS、広告、KOLの優先順位を決めるのが基本です。

Q3

タイ語ページがない状態でも始められますか?

可能です。ただし、問い合わせや予約につなげるためには、料金、アクセス、予約方法、注意事項などの基本情報を、タイ語または英語で確認できる状態にしておくことが望ましいです。最初から大規模なタイ語サイトを作るのではなく、重要な情報だけを整理したLPや案内ページから始める方法もあります。

Q4

季節プロモーションは何か月前から準備すべきですか?

広告、KOL、LP、予約導線の準備を考えると、渡航ピークの少なくとも2〜3か月前から準備を始めるのが望ましいです。ソンクラーン、年末年始、桜、紅葉、雪などを狙う場合は、旅行者が検討し始めるタイミングに情報が届くように逆算しましょう。

まとめ:訪日タイ人集客は行動の流れで設計する

訪日タイ人集客は、SNSやKOLといった単発の施策だけで考えるものではありません。タイ人旅行者は、SNSで知り、Google Mapsや口コミで比較し、公式サイトやOTA、LINE、DMで予約・問い合わせに進みます。そのため、認知施策と問い合わせ・予約導線をつなげて考えることが重要です。

また、タイ人旅行者は、桜、紅葉、雪などの季節体験に強く反応する一方で、リピーターになるほど、地方、自然、寺社、田舎、ローカル体験にも関心が広がります。初訪日層には王道観光と季節体験、リピーターには地方・自然・文化体験というように、ターゲットごとに見せる内容を分けることが、訪日タイ人集客の成果につながります。

まずは現在のWebサイト、SNS、Google Maps、問い合わせ・予約導線を確認し、どこから整えるべきか優先順位を決めましょう。

訪日タイ人向け集客をご検討中の方へ

DAYZEROでは、バンコク現地の視点で、SNS、KOL、広告、Google Maps、タイ語LP、LINE/DM、予約導線まで一体で確認します。訪日タイ人向けに何から始めるべきか分からない場合も、現状確認からご相談ください。

関連記事

訪日タイ人集客の完全ガイド|市場データ・特徴・施策・導線設計まで解説

【2026年最新】タイ人向け日本観光メディア完全ガイド|主要17媒体の特徴・規模・活用法を徹底比較

【2026年最新】タイ人の平均給与・生活費・訪日旅行の消費額を徹底解説|購買力データでわかるインバウンド市場の実力

PAGE TOP