最終更新日:2023年11月16日
SEO対策を行ってく上で大事になる要素は多数あります。その中でもYMYL(Your Money or Your Life)及びE-E-A-T(ExpericeExpertise – Authority – Trustworthiness)に関しては、最も大事な要素と考えられているSEO対策です。
当記事ではYMYLとE-A-T をどのように対策を施していけば良いのかについて説明いたします。
YMYLとは?
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略称で、お金や健康に関するジャンルに対してGoogleの検索品質評価ガイドラインに記されている言葉です。他人の人生へ大きな影響を与える可能性のあるコンテンツについてはGoogleは厳しく評価をします。
理由は、間違えている情報を与えた場合、他人の人生に大きな悪影響を与える可能性があるがため、Googleはより検索結果の品質を高めるためにこのような評価基準を設けています。
例えば、「ダイエット サプリ」で検索したユーザーがいたとします。
検索結果にどこぞの誰が書いたかも不明な信憑性にかけるサイトや、詐欺まがいなサイトが上位に掲載されていたとします。
ダイエットサプリを求めているユーザーは、その誤った情報を鵜呑みにし、そのサイトを通じて購入したサプリで大きな健康被害や問題を引き起こしかねません。そのような大きな問題が起こらないようにするためにもGoogleは厳しい基準で管理をしています。
下記、Google検索品質評価ガイドラインより一部抜粋した内容です。
We have very high Page Quality rating standards for YMYL pages because low quality YMYL pages could potentially negatively impact a person’s happiness, health, financial stability, or safety
YMYLの対象となる領域
そもそも情報はどの分野でも間違えるべきではないと思うのですが、現在のGoogleがYMYLの対象としているジャンルについてご紹介します。下記もGoogle検索品質評価ガイドラインより抜粋した内容です。
対象ジャンル | 例 |
---|---|
ニュース・時事問題 | 国際的な時事問題、ビジネス、サイエンス、政治等の重要なニュースが該当。ただし、スポーツやエンタメ、ライフスタイルコンテンツ等は含まない。 |
政治や法律 | 選挙や投票、公的機関、ソーシャルサービス、法律問題(離婚、親権、養子など)に関するコンテンツ |
金融 | 税金や投資、老後の生活金、ローン、銀行、保険、オンラインでのお金の取引等に関わるサイト全般 |
買い物 | サービスや商品に関する比較サイトや購入サイト(EC)などが対象 |
健康や安全 | 病状やお薬、病院、緊急事に必要とするサイト等が対象 |
人々のグループ | 人種、宗教、障害、年齢、国籍などに関するサイト |
その他 | 人生の大きな分岐点・局面となるような選択肢の情報を与えるサイト(フィットネス、栄養関連、家購入、大学進学、就職等が対象) |
E-E-A-T
具体的にどのような対策をとっていけば良いのかについてご紹介いたします。SEOを勉強しているとYMYLとEEATはよく出てくる言葉です。EEATとは、下記の言葉の頭文字をとった言葉です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
YMYL同様Googleの『検索品質評価ガイドライン』においてとても重要であることを明記しています。そのため避けては通れない内容です。また、YMYLは、ライフスタイルコンテンツ等に関しては含まれないとしていますが、E-E-A-Tでは対象範囲となります。Googleの最重要の考え方になるかと推測されるE-E-A-Tです。
例えば、タイでの法律について記事を書いているユーザーがいた場合、そのユーザーに表示されるべきコンテンツは下記のどちらでしょうか?
1.タイで法律を勉強している学生が書いた記事
2.タイで弁護士として働いている人が書いた記事
当然2を選びますよね?経験、専門性、権威性、信頼性の高いコンテンツをユーザーもGoogleのアルゴリズムも必要としているため2が上位に表示されます。逆に言えば、E-E-A-Tが携わっていないサイトは低品質とみなされる可能性が高いです。
なお、YMYLに関連したコンテンツを書く場合は、より高度なE-E-A-Tが求められるためコンテンツ制作は難易度が非常に高いと言えます。
E-E-A-Tの対策
結論から申し上げますと、ユーザーが該当のページを専門的であり、信頼ができ、権威性があると判断をできる要素を示すことがE-E-A-Tの施策につながります。また実際に経験した事象(当事者でしかわからないこと)などを例として取り扱うことも重要です。
例えば、データを見せるときは具体的にデータを見せ、参照元はコンテンツにはよりますが政府機関や論文等が出しているリンクへ飛ばしたりするなどの施策が必要です。下記はそれぞれに対する具体的な対策例です。
- 経験:実際の経験談に基づく参考情報
- 専門性:データ元の著者・監修者が明確である等
- 権威性:幅広く世に知られている。被リンク数がおい。受賞歴がある等
- 信頼性:社会的証明がしっかりされている。ネット上での評判が良い等
専門性を高める
特定の分野について特化
特化サイトは、1つの分野に絞ってサイトを運営することで専門性が高まりやすくなります。1つの分野に絞ることで同ジャンルの関連コンテンツが増えることで、各コンテンツとの関係性が高くなるため、内部リンク構築の促進につながります。
内部リンクを正しく繋ぐことで、クローラーにサイトの専門性を明示することが可能となるので、専門性が高くなりやすいと言えます。
内部リンクについての記事はこちらで紹介してます。(まだ書き終わっていないのでお待ちください)
権威性を高める
パワードメインの強いサイトからの被リンク
以前は被リンクは量が多いサイトが上位に表示をされていましたが、現在は質が重視されます。
数多くのサイトから正しく被リンクを受けているサイトは価値があるサイトと判断を下されるので、そのようにパワー(人気)を持ったサイトからの被リンクは重要です。
ただ、自社のサイトと関係性のあるサイトからのリンクである必要があるため、ただ数を集めるような行為はスパムと認識され県外に飛ばされる可能性があるので注意してください。
被リンクについては別記事で紹介してます。(記事は後日追加予定)
信頼性を高める
情報を開示する
どこの誰が書いたかが重要です。
筆者がコロナについて語るのと、チュラルンコーン大学の医学部の教授がコロナについて語るのでは圧倒的に後者のが信用度は高いです。
その分野にて活躍している人であったり、専門家であったりするとGoogleのアルゴリズムできちんと判断された際にGoogle側も信頼します。判断基準は、ナレッジパネルに掲載されるようになるとGoogleが判断したことになると考えます。
SNSでのフォロワー数やWikipediaでの掲載などいろいろなところの情報から判断されているものと多くの専門家はいいます。
専門性の高いサイトからの引用
データ無くして、その情報への信用を置くことは難しいでしょう。
国が出している情報やマーケティング会社の数字のデータなど、根拠のあるデータ元をリンクとして貼ることは、情報の信用性が増します。
終わりに
現時点ではYMYLの分野を特段厳しくみていますが、長期的にみた際には全ての分野で当記事の内容が当たり前の考えになる時代が来ると思います。タイ語であれ、日本語であれ正しい情報を日々コツコツとSNS等で伝えていくことも必要かと思います。
弊社はタイでのでジタルマーケティングについての事業を展開しております。SEOもその一部です。
タイでオンラインでの売り上げを作っていきたいとお考えの場合は是非お問い合わせ頂ければ幸いです。
タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を勤める。
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