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動画制作の流れやスケジュールについて解説

動画制作といえば「撮影」「編集」はなんとなく想像がつくが、全体の流れがつかみにくい方もいらっしゃるのではないでしょうか?あらかじめ制作フローを押さえておけば、スケジュールを組むこともでき、依頼までの準備もしやすくなります。また、動画は工程を後戻りできない部分があり、想定外の追加費用がかかってしまうミスも起こりやすい分野。そこで本記事では、弊社がお客様よりご依頼を頂いてから納品するまでの動画制作全体の流れについて解説します。

動画制作は完成するまでどのくらいの期間がかかる?

動画制作は、制作する内容によって制作期間が異なるため一丸に何ヶ月といったようなことはありません。ただ、ある程度の目処はつきますので、弊社の制作実績を踏まえた目安ではありますが、以下の通りとなります。

動画の種類制作期間
商品紹介・会社紹介動画約1ヶ月〜2ヶ月
マニュアル動画約1ヶ月
採用動画約1ヶ月
インタビュー動画約1ヶ月
イベント動画1週間〜2週間
アニメーション動画約2ヶ月〜3ヶ月
YouTubeチャンネル用の動画1週間〜2週間
WEBCM約3ヶ月

動画制作会社に依頼するまでの流れ

動画制作は、制作会社に問い合わせる前の準備がファーストステップです。準備は全部で5項目。

①目的を決める

動画を作る目的、ゴールを決めておくことは動画制作における準備の絶対条件です。目的によって動画の方向性・戦略は大きく変わります。

②予算を決める

動画制作にかけられる予算も事前に決めておいてください。動画制作の特徴として、納品後の再撮影や規定回数以上の編集については追加費用がかかる場合があります。

③納期を決める

動画制作には先述した通り、通常1〜2ヶ月は制作に時間を費やします。展示会で使用する場合や、セミナー等でお客様に見せることが決まっている場合はあらかじめ納期を伝えてください。修正や追加撮影などが入った場合は、予定していた納期より伸びる場合があります。

注意点

※追加撮影・編集について
追加撮影や規定回数以上の編集は、追加での費用が発生しますので注意してください。追加撮影の場合は、キャストや撮影チームの人件費等が追加で必要となり、編集は工数費が追加されます。

④打ち合わせ〜提案・見積もり書を受け取る

打ち合わせを弊社と行い、弊社より見積書や提案書を提案します。提案書には動画の大まかな流れ・ストーリー(アウトライン)を説明する簡単なラフ画も提示する場合もあります。(主にWEB CM作成などは提示しますが、会社紹介動画等は必要がない場合は除いて制作しません。)

⑤契約

提案内容に問題がなければ、契約書へのサインをし、発注完了です。

動画制作の流れ(実写動画)

動画工程 実写

ここからは、実際にご契約を頂いた後の流れを説明します。実写動画制作の場合は、主に撮影の長さや撮影の規模、撮影した素材の量などによって長さが異なります。基本的には2~3ヶ月で動画は完成しますが、お客様の社内確認でお時間を要するケースが多いのでこちらも余裕を持ってスケジュールを組むことを推奨します。

①プラン作成

WBS 動画制作

ヒアリングをした内容をもとに制作スケジュールを立てます。EXCEL等を用いてWBSを設定。各工程に何があるのかを細かく洗い出し、それぞれのおおよその期間を設定します。制作する動画にもよって工程が異なります。

②台本作成

目的に従って、動画の軸となる台本の構成や文章を作成します。台本制作が動画制作で最も重要な部分です。この後に続く各ステップはこの台本次第で大きく変化しますので、台本や構成の制作にはじっくり時間をかけて制作しましょう。

③ビデオコンテ/絵コンテ作成

台本を作成した後は、より完成イメージに近しい絵コンテやビデオコンテを完成させます。絵コンテは、手書きやグラフィック等を用いて絵として完成動画の姿を表現します。ビデオコンテは、ネットに落ちている素材などをかき集めて作成します。ビデオコンテは映像が動いていることもあり完成イメージが絵コンテより湧きやすいのですが、自由度はないのが欠点です。ただし、最近ではAIを使って制作することもありますのでその障壁も多少なくなっています。絵コンテ等が完成次第、お客様にて確認し撮影への調整を進めます。

④キャスティング

出演者を決めます。会社紹介動画では、社員達が出演するのが一般的です。ただし、WEBCMなど演技を要するコンテンツの場合は、キャストを外部から採用し撮影をすることが一般的です。

その際に、オーディションを開催することもあります。素人とプロでは演技力(顔や言葉遣い、呼吸など)が大きく違います。撮影時間も短縮できますし、映像の品質が全く異なりますのでWEBCMの制作をご検討中の方はキャスティングには時間をかけましょう。

⑤ロケハン

ロケハンとは、ロケーションハンティングの略語です。撮影前に撮影地の下見をすることを意味します。目的としては、場所の確認や光の角度、音声環境などを確認することです。それにより、必要な機材の確認を行います。ロケハンが無くても撮影はできますが、スムーズに撮影が進まないことが懸念点です。

⑥撮影準備・許可取り

台本やスケジュールが固まれば撮影準備のみです。主に、許可取りに時間を要します。例えば、撮影地がクライアントの自社オフィス内であれば許可取得の調整は容易ですが、オフィスの外観撮影、ドローンの飛行等が絡んでくると建物や土地の管理者への許可取りが必要となります。書類の準備や管理者からの許可取りは時間が掛かりますので、台本を作成していると同時に並行して進めていくことで時間削減につながります。

タイでのドローンの許可取りに関してまとめていますのでよろしければ下記記事をご覧ください。

⑦ナレーション収録

ナレーションが必要な場合はナレーションを収録します。日本語のみならず、タイ語や英語のナレーション収録もプロの声優に依頼ができます。ステップ⑦として書きましたが、台本が完成したらすぐに進める方が時間短縮につながります。ただ、ナレーターへ依頼後、文言の変更は基本的に追加費用が発生しますので、原稿はしっかり決めましょう。

⑧撮影

ここまでの準備が動画制作の8割を占めています。撮影の日数は制作物により異なりますが、基本的には1日の撮影で十分です。日数が伸びる主な要因としては、撮影地が複数箇所ある場合や長尺でシーンが多い場合です。

注意点

撮影日には「必ず」動画のOKを出す決済者様が現場にお立ち合いください。実写撮影では後から修正は基本的に不可能です。

完成した動画を見てから、イメージと違った…と言っても後の祭りです。例えば、商品を撮る角度が違う、背景に映ってほしくない物や人も撮影されているなどのケースもあります。その場合はキャストもスタッフも収集し直し追加費用もかかってしまうので、必ず撮影現場には立ち会ってください。

⑨編集

撮影が終われば、予め台本やビデオコンテで決めておいた映像構成にしたがって編集します。ナレーションやBGMを組み合わせて完成させます。

⑩確認・修正・納品

動画全体の構成、テロップなど、フィードバックをもとに修正、納品します。基本、弊社の場合は2回までの無償での修正を提供しています

アニメーション制作の流れ

アニメーションを制作する場合は、実写とは異なる工程がいくつか存在します。

プランニング

アニメーションは、イラストを作成する必要があります。主に「キャラクターデザイン」「背景や風景」「動き」がどのようになるのかを予め決めておきます。イラストも実写制作と一部似ているのですが、キャラクター等をアニメーション化した後に「変更」が入ると、修正は可能ですが莫大な数のイラストを動かしているので1つ変更により、他の関連するイラストも修正が必要になり追加工数費が発生します。

ナレーション

ナレーションを入れる場合、ナレーションに合わせてアニメーションを動かします。音声が変わることでアニメーションも変更を加える必要が出てきますので、音声についてもしっかりと確認しましょう。

アニメーションを制作・編集

イラスト・ナレーションが完成したらイラストをアニメーション化させます。イラストの数やアニメーションの複雑さによって制作期間が異なります。アニメーションが完成次第、確認・修正・納品の流れとなります。

実写動画とアニメーションの使い分け

実写は、実際にモノがある(有形物)場合に使用することが一般的です。一方でアニメーションはサービス(無形物)で使われます。例えば、会社紹介であれば、工場の外観や機械、製品、従業員、環境などを実際に映像に映すことでリアリティが伝わりますが、アプリなどは開発している現場を移しても意味があまりないので、アプリの使い方やメリット、導入する理由などをイラストで表現することに向いています。

また、どちらをうまく混ぜた形での表現も可能です。何を伝えたいのかによって上手く使い分けましょう。

実写動画のメリット・デメリット

メリット

・視聴者へのリアリティが伝わることによる信頼性
・制作できる動画の範囲が広い
・キャストを含まない場合、安く製作ができる

デメリット

・撮影時点でのミスに気づかないと後々の修正が出来ないため追加撮影費用が発生する
・従業員が退職した後に「著作権」関係で使用できなくなるケースがある。

アニメーション動画のメリット・デメリット

メリット

・実写で作れない動画を作れる
・キャストの手配などが不要なのでスケジュールも調整しやすい
・後々の修正が容易且つ表現度の自由性が高い

デメリット

・アニメーションの動きにこだわりを多く持つとコストが大幅に上がる

タイで動画制作をご検討中のご担当者様へ

本記事では、どのような流れで動画が完成するかを解説していきました。実写でもアニメーション動画を依頼するにも、基本的な流れはあまり変わりません。どのような目的で何を完成させるのかをイメージできていれば動画制作は難しくありません。映像制作をご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。

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