ベトナムへの企業進出も増え、日本人が増えていえるベトナム。観光情報も多くなり、旅行客もベトナムへ行ってみる人が増えている昨今です。ベトナムには綺麗な海や山、田んぼが広がりドローン撮影を一度はしてみたい!と思う方も多くいらっしゃるかと思います。筆者もそうです。
当記事では、東南アジアのベトナムで日本からドローンを持ち込みして飛ばそうと考えている方や、TVや業務での撮影にドローンを使われる方に向けての記事となります。ベトナムでのドローン撮影は、色々とハードルがありますがこの記事を読めば全てクリアになること間違いありません。参考になれば幸いです。
ベトナムでのドローン撮影(空撮)の規制について
ベトナムのドローン安全担当機関であるCAAVは、娯楽目的や仕事目的で使用されるドローン飛行について、CAAVの公式ホームページ上で詳細を公開しています。多岐に情報が渡るため重要な部分を抜粋して以下に説明いたします。より詳細な情報が欲しい方はベトナム語しか無いですがCAAVでご確認ください。
- ベトナムでドローンを飛行させる場合、飛行許可が必要です。飛行予定日の14日前までに、国防部へ申請する必要があります。
- ドローンは放射性物質、可燃性物質、爆発性物質の輸送に使用することは許可されていません。
- ドローンは潜在的に危険な物体や物質の発射、撮影、投棄に使用することはできません。
- ドローンは最大高度492フィートまで(150メートル)飛行可能です。
- ドローンの重量は26ポンド(11.8kg)未満でなければなりません。
- ドローンは軍事基地や政府の建物の上空を飛行することは許可されていません。
- ドローンは日中のみ飛行が許可されています。夜間飛行は禁止です。
- 発行されたライセンスがない場合、ドローンに空撮装置を搭載したり、空撮ビデオや写真撮影に使用することはできない。
- ドローンは旗やバナーの掲揚、ビラの配布、その他いかなる形の宣伝活動も許可されていません。
ベトナムでドローンに対する取り締まりが一層厳しくなったのは2019年頃からとされています。当時のニュースで、空港近辺で飛行していたUAVが飛行機に衝突し飛行機の先端部分と接触。飛行機が一定のダメージを受けたということでより厳しくなっている模様です。
ベトナムでドローン飛行・空撮は許可されていますか?
CAAVによると、ベトナムではCAAVの規制のもとドローンの使用が許可されています。
CAAVとは
ベトナム民間航空局(CAAV)は、ベトナムの民間航空監督を担当する中央政府機関である。CAAVは、航空管制機器の配備、監視、航空安全、セキュリティのほか、ベトナムの民間航空セクターの規制を担当している。また、北部空港公団、中部空港公団、南部空港公団の3つの地方空港公団もその管轄下にある。同局は運輸省に対応している。
ベトナムにドローンを持ち込みは可能?
ベトナムにドローンを持ち込むことは可能です。没収されるという話も目にしますが、英語の記事を複数拝見しましたが、没収されたケースはないようです。しかしながら、2017年にAPECがダナンで開催された以降、ダナン空港での荷物チェックが厳しくなりドローンが没収されるケースが増えているようです。没収されたドローンは帰国時のフライト前に返却されます。返却はされますが没収される可能性もあるので、きちんと事前に申請を行ってからいきましょう。
ベトナムでドローンの許可証を取得するには?
ベトナムで娯楽・業務用のいずれかのドローンを使用する場合許可が必要です。ご自身で取得することもできますが、一般的には代理店の支援を受けて取得するほうが簡単です。いずれの場合も、以下を含む飛行許可申請書類を提出する必要があります
- フライトライセンス申請書飛行予定日の14日前までに申請(10日前を過ぎると修正不可)
- ドローンの技術資料(機種の写真、技術的な航空特性に関する説明書など)。
- 飛行場、地表、水域からの離陸または着陸を許可するライセンスまたはその他の法的文書。
- その他、お客様のドローンに関するすべての書類および資料。
飛行には国防省(国防部)の認可が必要で、書類の提出が必要で、認可されるまでに3週間ほどかかることがあります。
ドローン申請方法
自分で申請をする場合
言語の壁が大きく立ちはだかりますが、ご自身での申請も可能です。その際には、以下の様な申込書に書かれた質問事項への回答をし、国防部への提出が義務付けられています。
- 滞在先
- ドローンカテゴリ
- 飛行活動が許可されるゾーンでの飛行か?
- 飛行方向
- 飛行時間
- 飛行通知
- 飛行監督
国防部の連絡先 コンタクト
- 電話番号:+84-69696154
- メール:info@mod.gov.vn
- http://www.mod.gov.vn/wps/portal/en
代理店を経由して申請する場合(推奨)
もう一つの方法は、現地企業申請のサポートを依頼することです。こちらは7営業日以内には取得が可能なケースが多いようです。1回の申請で350ドルから700ドルで代理店によって異なります。
ベトナムで飛行禁止区域例
全ての禁止区域を把握しているわけでは無いので参考程度にしてください。
禁止区域例:ハノイ市内、軍事基地、空港、空港周辺、港、駅、電力・水道施設、発電所、政府機関、テレビ・放送局、研究機関、国境等
ベトナムでドローンを飛ばしたいなら弊社にお問い合わせください
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます。弊社では、ベトナムでのドローン申請のサポートをさせていただいております。ベトナムにある代理店とパートナー契約を結んでおりますので、スムーズにドローン飛行までの手続きが可能です。お気軽にお問い合わせよりご連絡ください。
タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を勤める。