この記事でわかること
- バンコクの中古フィルムカメラは日本の約140〜180%の価格水準であり、購入場所によってはコストが大きく異なること
- フィルムカメラはLido ConnectのUNIT Film Cameras、デジタルカメラはFortune TownのCapa DigifotoやDigi Lifeが価格・英語対応・サービス面でおすすめであること
- Facebook Marketplaceを使えば実店舗より大幅に安く購入・売却できるが、取引前に相手のIDと電話番号を必ず取得しなければならないこと
- 中古品の購入時にはレンズのカビ・シャッター動作・液晶の傷など確認すべき項目があること
- バンコクにはBrotherhood Film LabやA&B Digital Lab(現像100バーツ〜)など複数のフィルム現像ラボがあること
最終更新日:2025/7/1
タイ・バンコクでカメラの購入を検討している方、カメラの価格が少しでも安いところをお探しの方、英語が通じるお店をお探しの方に向けて、この記事ではバンコクのカメラ店事情を徹底的に解説します。
タイのバンコクでカメラを買うなら、多くの方がデパートに入っている大手のBIG CAMERAやRama9駅直結のFortune Town、MBKの6階などにあるカメラ屋に行くことが多いかと思います。しかしバンコクのカメラ市場は、フィルムカメラブームの到来やEC購入の普及、フリマイベントの充実によって、2025年現在、購入チャネルが非常に多様化しています。新品・中古・フィルム・デジタル・オンラインまで、目的に合わせた買い方を知っておくことで、同じ予算でもはるかにお得に購入することができます。
弊社は、タイで動画制作事業も展開しており、機材を調達する際によく買い付けに行きます。当記事では2025年最新情報をもとに、おすすめの店舗をカテゴリ別にまとめましたので、タイでカメラを買う際の参考にしていただければ幸いです。
バンコクは、フィルムカメラ・デジタルカメラともに充実した購入環境が整った都市です。Fortune TownやMBK Centerのようなカメラショッピングの聖地ともいえる場所があり、専門店から大型量販店まで選択肢は豊富です。
一方で、2025年現在、バンコクの中古フィルムカメラ価格は日本の約140〜180%という状況です。円安・バーツ高の影響も重なり、フィルムカメラについては日本で購入した方が安い場合も多くなっています。ただし、デジタルカメラの新品・中古は競争が激しく、店舗によっては日本の大手量販店と遜色ない価格で手に入ることもあります。購入目的に合わせて店舗を選ぶことが重要です。
UNIT Film Cameras(BTSサイアム駅・Lido Connect 2階)
バンコクのフィルムカメラ愛好家から圧倒的な支持を集めているのが、Lido Connect 2階にあるUNIT Film Camerasです。BTSサイアム駅から徒歩圏内でアクセスも良く、旅行者でも訪れやすいのが特徴です。
- 住所:2nd Floor, Siam Square Commercial Building, Pathum Wan, Pathum Wan District, Bangkok 10330
- 営業時間:11:00〜22:00
- 定休日:月曜日
取り扱いは主に中古フィルムカメラ・レンズで、Nikon FM2やFM3a、Olympus OM-4、Leica、Konica、Canonなどの人気機種が揃っています。参考価格として、Nikon FM2が約14,500バーツ(約50,000円)、Olympus OM-4が約9,500バーツ(約33,000円)程度で販売されています。
前述の通り日本の中古相場より高めですが、バンコクで実物を手に取りながら確認できる安心感と、スタッフの知識の豊富さが人気の理由です。英語での対応も可能です。
KRAFT KRAFT(フリーマーケットイベント)
KRAFT KRAFTは、Lido Connectなどで不定期開催されるフリーマーケットイベントです。フィルムカメラや周辺機材を個人出品者から直接購入できるため、掘り出し物が見つかることがあります。開催スケジュールはSNSで告知されることが多いため、バンコク滞在前にチェックしておくことをおすすめします。価格は交渉次第で下げられる場合もあり、コストを抑えたい方には特におすすめのチャネルです。
Capa Digifoto(Fortune Town 2階)
当社が最もよく利用している店舗です。新品・中古のカメラやレンズ、三脚、照明、メモリーカードなど幅広く取り扱っており、弊社がここで購入する理由は「安い」「トラブル対応がしっかりしている」「英語可」という点に尽きます。
Fortune Town内の他店舗と比較した場合、新品の価格差はさほど大きくありませんが、エスカレーター近くにある大手の有名店と比べると、機材によっては数千〜数万バーツの差が出ることもあります。また、カメラボディの中古品の取り扱いも充実しています。
実際に2019年にSony a7IIIを中古で約40,000バーツで購入し、2023年まで問題なく使用した後、30,000バーツで売却することができました。状態が良ければカメラは資産性があるため、中古で購入・中古で売却するサイクルで運用するのは非常に理にかなっています。
なによりこの店舗の強みは、スタッフの対応の質の高さです。タイでは「わからない」で会話が終わることも少なくありませんが、Capa Digifotoのスタッフは知識が豊富で、その場で調べてくれたり実際に設定を見直してくれたりします。過去に機材とPCの接続トラブルがあった際も、PCとカメラ双方のセッティングを丁寧に確認・修正してもらいました。会話は英語7割・タイ語3割で、日本語対応はありませんが、英語が話せれば問題ありません。
なお、海外モデルのカメラは日本語設定に対応していないことが多いため、購入時には必ず確認するようにしてください。
Shopeeにも公式ショップがあります:CAPA DIGIFOTO(Shopee)
Digi Life(BTS Saphan Khwai駅近く / Fortune Town内)
弊社がよく訪れるのは、BTSサパンクワイ駅(Saphan Khwai駅)を降りてすぐの場所にある店舗です。機材によってはCapa Digifotoより安い価格で販売していることがあります。新品・中古ともに取り扱いがあり、カメラ周りの機材を揃えるなら非常に使いやすい店舗です。
また、当店舗の隣にはNikon専門の代理店もあるため、Nikonユーザーの方は合わせて訪問することをおすすめします。
Shopeeにも出店しています:Digi photo(Shopee)
Fortune Town(Rama 9駅直結)
Fortune Townはバンコク最大のIT・カメラ専門商業施設で、Rama 9駅直結のアクセスの良さが魅力です。2階にはCapa Digifotoをはじめ、多数のカメラ専門店が集まっており、レンズに特化した店舗や周辺機材専門店など、高い専門性を持つ店舗が軒を連ねています。バンコクでカメラや周辺機材を購入したい方は、まずFortune Townを訪れることをおすすめします。
MBK Center 6階
MBKセンターの6階はカメラ・スマートフォン関連ショップが多数入ったフロアです。Fortune Townと比べると小規模な店舗が多いですが、中古品や掘り出し物が見つかることもあります。BTSナショナルスタジアム駅直結でアクセスも良く、ショッピングのついでに立ち寄るのに適しています。
Lucky Home(BTSサムローン駅から徒歩8分)
Lucky Homeはバンコク郊外のサムローン(BTSサムローン駅から徒歩約8分)にある中古品専門店で、カメラ機材も取り扱っています。中古のMFズームレンズが1,900〜2,400バーツ程度で販売されていることがあり、価格を最重視する方には魅力的な選択肢です。ただし、アクセスがやや不便なため、事前にグーグルマップで場所を確認してから訪れることをおすすめします。
LAZADA・Shopee
タイで大人気のECサイトLAZADAとShopeeでもカメラや関連機材を購入できます。店頭で見つからない商品が見つかることもありますし、セール期間中は店頭より大幅に安くなることもあります。
特に、カメラ周りの小物(フィルター、ストラップ、バッテリーグリップ、クリーニングキットなど)はECが便利です。チャット機能で英語による質問も可能で、バンコク市内であれば2〜3日以内に届くことが多いです。
高価な機材は現物確認ができる実店舗での購入が安心ですが、小物・消耗品はECを積極的に活用しましょう。
Facebook Marketplace
おそらく実店舗やECよりも圧倒的に安いのがFacebook Marketplaceです。日本のメルカリと同じような仕組みで、個人間で取引するため店頭より安く、品数も豊富です。
過去に何度か購入していますが、購入時は売り手が指定場所まで現物を持参するため、実物を確認してから購入することができます。遠方の場合はKerryやJ&Tといった配送サービスも使えるため、数日以内に届きます。
以前、Tamron 17-28 f2.8を中古業者に買い取り依頼したところ5,000バーツという査定でしたが、Facebook Marketplaceで個人販売したところ21,000バーツで売却できました。差額は16,000バーツ(約64,000円)です。タイの中古カメラ市場は日本と同様に値崩れが少ないため、中古で購入して中古で売却するサイクルで使えば、損失を最小限に抑えることができます。
Facebook Marketplaceの使い方
欲しい商品を検索し、気に入ったものがあればMessenger機能で売り手に連絡します。タイ語や日本語のテンプレートが表示されますが、タイ語が話せない場合は英語でメッセージを送りましょう。日本語で送っても自動翻訳されないため、無視されることがほとんどです。
メッセージでやり取りし、購入価格(多少の値引き交渉可能)、受け取りの日時・場所を決めて購入となります。支払いは必ず現物確認後に行うことを強くおすすめします。
Facebook Marketplaceの注意点
取引前に必ず相手のIDと電話番号を取得してください。 FacebookはMarketplaceのトラブルには一切対応しません。
個人間のやり取りのため、粗悪品を売る人がごく一部存在します。筆者自身も一度、購入後にFacebookをブロックされ、商品の不備に対応してもらえなかった苦い経験があります。その時はIDを取得していなかったため、泣き寝入りするほかありませんでした。相手側も個人情報を把握されている状況であれば、売り逃げリスクは低くなります。過去に購入したカメラボディのセンサー汚れについては、Messengerで連絡したところ返金対応してもらえた経験もあります。
価格に関する注意
- 中古フィルムカメラはバンコクの方が日本より高い(約140〜180%)ケースが多い。特にNikon FM2やOlympus OM-4などの人気機種は日本で購入した方がお得な場合がほとんど。
- デジタルカメラの新品は量販店間で価格競争があるため、店頭価格の比較が重要。
- 2025年現在の円安・バーツ高の為替影響により、日本円での換算コストが上がっていることを念頭に置くこと。
中古品の状態確認チェックリスト
- レンズのカビ・曇り・傷の有無を実物で確認する
- シャッターの動作確認(全速度で切れるか)
- ファインダーの汚れや劣化具合
- 液晶やボディの傷の程度
- 電池を持参しての実際の動作確認を必ずする(電池が必要な機種の場合)
- 付属品・保証書・元箱の有無を確認する
保証・返品に関する注意
- 実店舗で購入する場合は保証内容(期間・対象範囲)を必ず確認する。
- 海外(日本)で購入したカメラの保証は、タイでは対象外になることが多い。タイに長く在住するなら、タイ国内で購入することを強くおすすめする。
- 海外モデルは日本語設定に対応していない機種が多いため、購入前に確認必須。
フィルムカメラを購入した後に必要となる現像サービスについても、バンコクは充実しています。主要なラボを以下に紹介します。
- Brotherhood Film Lab:バンコク市内に複数のドロップポイントあり
- LERT’s:品質が高く、愛好家に人気
- Xanap(ザナップ):現像とスキャンのクオリティで定評
- A&B Digital Lab:フィルム現像料金100バーツとバンコク最安値級のコストパフォーマンス
- PATANI STUDIO:スタジオ撮影との複合店として利用者が多い
現像料金・スキャン品質・納期はラボによって異なるため、自分の優先事項に合わせて選ぶことをおすすめします。
| 目的 | おすすめ店舗・チャネル | 備考 |
|---|---|---|
| フィルムカメラを実物確認して買いたい | UNIT Film Cameras / KRAFT KRAFTイベント | BTSサイアム駅近く。月曜定休。 |
| デジタルカメラ(新品)を安く買いたい | Capa Digifoto / Digi Life | Fortune Town 2階 or BTSサパンクワイ駅近く。英語対応可。 |
| 中古の掘り出し物を探したい | Lucky Home / Facebook Marketplace | Lucky HomeはBTSサムローン駅徒歩8分。Facebookは取引前に相手のID確認必須。 |
| アクセサリー・周辺機材を揃えたい | Fortune Town各店 / LAZADA / Shopee | 小物はECが便利。バンコク市内なら2〜3日で届く。 |
| 大手量販店で安心して買いたい | BIG CAMERA / MBK Center 6階 | 価格は高めだが保証・アフターサービスが充実。 |
当記事が皆さんのタイでのカメラライフのお役に立てば幸いです。2025年現在、バンコクのカメラ購入環境は非常に多様化しており、目的・予算・こだわりに応じて最適な購入先が異なります。
- フィルムカメラはUNIT Film CamerasやKRAFT KRAFTイベントが情報の中心地ですが、価格は日本より高め。日本で購入してタイへ持ち込む選択肢も現実的です。
- デジタルカメラはFortune Townのショップ(Capa Digifoto・Digi Life)が価格・サービスともにバランスが取れておりおすすめです。
- コストを最重視するならFacebook Marketplaceが最もお得ですが、トラブル回避のため相手のIDと電話番号の取得は絶対に忘れずに。
海外でカメラを買うことへの不安は理解できますが、タイに長く在住するなら日本の保証がタイで効かないケースも多く、タイ国内での購入を強くおすすめします。
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タイで現地採用としてIT企業での営業・WEBマーケティングを数年担当。WEBマーケティングで得た経験や知識を活かしYouTubeを2017年に立ち上げ、翌年2018年にWeb広告代理店事業を設立。SEO対策、動画制作、SNSマーケティングなど幅広くWebマーケティング事業を展開。現在代表を勤める。

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