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タイのSNS利用率・人気ランキング|主要SNSとネット普及率【2026年最新】

タイのSNS利用率・人気ランキング|主要SNSとネット普及率【2026年最新】

この記事でわかること(読了時間:約15分)

  • タイのインターネット利用者は6,780万人、普及率94.7%(2025年10月)
  • SNS利用者を重複調整した「ユーザーID」は5,660万、人口比79.1%。人数・MAU・利用率とは意味が異なる
  • 同じ調査条件で比べた人気SNSはFacebook、LINE、TikTok、YouTubeの順。ただし広告リーチ順位とは一致しない
  • 16歳以上のネット利用者がSNSに使う時間は週20時間45分で、日本の約2.7倍
  • 認知、比較検討、問い合わせ、購入の目的別に、使うSNSとKPIを分ける方法

タイのSNS利用率や人気ランキングを調べると、媒体ごとに「MAU」「広告リーチ」「自己申告の利用率」が混在しています。本記事では、DataReportal「Digital 2026: Thailand」LY Corporationなどの公開情報を、指標の定義と基準日を分けて整理します。

結論から言うと、タイで「最も使われているSNS」を一つの数字だけで決めることはできません。利用率を見るのか、広告で届く規模を見るのか、LINEのような公式MAUを見るのかで順位が変わるためです。

タイのインターネット・SNS普及率

タイのデジタル環境で情報収集から比較、購入、継続接点までの流れを示す図解

2025年10月時点のタイ総人口は約7,160万人、年齢中央値は40.6歳です。インターネット利用者は6,780万人で、人口に対する普及率は94.7%でした。

携帯電話回線は9,660万回線で人口比135%です。個人用と仕事用、音声・SMS専用などを含むため、回線数を利用者数として扱うことはできません。

SNSについては、重複や非人間アカウントを可能な範囲で調整した「アクティブなソーシャルメディア・ユーザーID」が5,660万、人口比79.1%です。この値も必ずしも5,660万人の固有の個人を意味しません。

出典:DataReportal「Digital 2026: Thailand」。レポートは2025年11月8日公開で、主要データは2025年10月時点です。算出方法や元データの修正があるため、過去年版の数字との単純比較は避けます。

タイの人口と年齢構成

タイは若年層だけの市場ではありません。2025年末の年齢構成では45歳以上が合計44.9%を占めます。

年齢層人口比
0歳〜4歳4.1%
5歳〜12歳8.0%
13歳〜17歳5.8%
18歳〜24歳8.9%
25歳〜34歳14.0%
35歳〜44歳14.2%
45歳〜54歳14.8%
55歳〜64歳14.1%
65歳以上16.0%

注:国連データを引用したDataReportal掲載値。四捨五入により合計が100%にならない場合があります。

45歳以上は約45%です。媒体を年齢だけで決めず、実際の広告管理画面や自社の問い合わせ・購入データで反応を確認します。

タイで人気のSNSランキング【自己申告の利用率】

タイ向けSNSマーケティングで使う主要SNSの役割を整理した図解

まず、同じ母集団・同じ質問で比較できる自己申告の利用率を見ます。GWIの2025年第2四半期調査で、対象はタイの16歳以上のインターネット利用者、「過去1か月に利用した」と答えた割合です。

順位SNS利用率指標
1Facebook89.1%過去1か月の自己申告利用
2LINE84.4%過去1か月の自己申告利用
3TikTok83.4%過去1か月の自己申告利用
4YouTube81.7%過去1か月の自己申告利用
5Messenger74.4%過去1か月の自己申告利用
6Instagram66.9%過去1か月の自己申告利用
7X45.6%過去1か月の自己申告利用

この表は「タイで人気のSNSは何か」を同一条件で見るためのランキングです。人口全体の利用率や、広告で到達できる人数を示すものではありません。

主要SNSの利用者数・広告リーチ比較

次に、各社が公開している最新の規模を整理します。LINEは公式MAU、LinkedInは登録メンバー、その他は主に広告管理画面上の潜在リーチです。

SNS公開値指標対象・基準日
TikTok5,660万潜在広告リーチ18歳以上・2025年10月
LINE5,400万公式MAU全体・2026年3月末
Facebook5,150万潜在広告リーチ2025年10月
YouTube4,720万潜在広告リーチ2025年10月
Messenger3,650万潜在広告リーチ2025年10月
Instagram2,060万潜在広告リーチ2025年10月
X1,330万潜在広告リーチ2025年10月
LinkedIn650万登録メンバー2025年10月

TikTokの5,660万は18歳以上に広告で到達できる可能性を示す値です。LINEの5,400万MAUとは定義が違うため、この表の並びだけで「利用者数ランキング」と判断しません。

出典:各SNSはDataReportal、LINEはLY Corporation公式情報。広告リーチはMAUや固有の人数とは異なります。

SNS別の利用時間ランキング【Androidアプリ】

DataReportalのDigital 2026本編に掲載されたSimilarwebの2025年8月データでは、タイのAndroidアプリ利用者1人あたりの1日平均利用時間は次の通りです。

順位SNSアプリ1日平均
1YouTube58分
2Facebook57分
3Instagram48分
4TikTok47分
5LINE27分
6X12分
7Messenger10分
8LinkedIn7分

この指標はAndroidアプリのアクティブ利用者を対象にしており、iPhone利用者や非利用者を含む人口全体の平均ではありません。利用時間が長い媒体ほど広告成果が高い、という意味でもありません。

年代別のSNS利用傾向と選び方

タイの10代・20代、30代、40代、50代以上で異なるSNS活用目的を整理した図解

年代別の媒体選定は、固定的な利用率ランキングではなく、商品と目的に合わせた仮説として設計します。

年代媒体選定の出発点確認する行動
10代・20代TikTok・Instagram・YouTube視聴維持、保存、プロフィール遷移
30代Facebook・YouTube・LINE・Instagram比較、サイト流入、問い合わせ
40代Facebook・LINE・YouTube情報閲覧、相談、再接触
50代以上Facebook・LINE・YouTube読みやすさ、問い合わせ、再来店

実際には同じ年代でも業種・地域・所得・購買場面で反応が変わります。広告管理画面の年齢別成果と、自社の問い合わせ・購入データで検証してください。

各SNSの最新データと役割

Facebook

2025年10月の潜在広告リーチは5,150万で、総人口の71.9%に相当します。16歳以上のネット利用者を対象にした自己申告利用率は89.1%でした。

認知、コミュニティ、Meta広告、ライブ配信を組み合わせやすい媒体です。潜在広告リーチはMAUではないため、実施時は広告管理画面の到達数と成果で判断します。

YouTube

潜在広告リーチは4,720万です。自己申告利用率は81.7%、Androidアプリのアクティブ利用者1人あたり1日平均は58分でした。

レビュー、比較、使い方など、検索され続ける動画と相性があります。認知だけでなく、視聴維持率、サイト遷移、問い合わせへの貢献を確認します。

TikTok

18歳以上への潜在広告リーチは5,660万で、タイの18歳以上人口の96.3%に相当します。これは総利用者数やMAUではありません。

短尺動画、ライブ配信、TikTok Shopを組み合わせられます。商品カテゴリ、制作本数、購入導線まで含めて運用を設計します。

Instagram

潜在広告リーチは2,060万で、総人口比28.7%です。16歳以上のネット利用者を対象にした自己申告利用率は66.9%でした。

美容、ファッション、飲食、旅行など、写真や短尺動画で比較される分野では、保存、プロフィール遷移、問い合わせをKPIにします。

LINE

LY Corporationの2026年3月末時点の公式値は5,400万MAU、人口比81.8%です。

公式アカウントによる配信、クーポン、チャット、CRM連携に向きます。LINE VOOMは2026年9月28日にタイで終了予定のため、新規施策の主軸には置きません。

X(旧Twitter)

2025年10月の潜在広告リーチは1,330万で、総人口比18.6%、インターネット利用者比19.6%です。MAUではありません。

Xの広告管理画面データは短期間でも変動しやすいとDataReportalが注意しています。リアルタイム性が必要な施策では、固定的な「利用者数」より実配信の到達数・反応で判断します。

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タイ人のSNS利用時間は日本の約2.7倍

GWIの2025年第2四半期調査では、16歳以上のインターネット利用者がSNSに使う時間は、タイが週20時間45分、日本が週7時間47分でした。同じ調査条件ではタイが約2.7倍です。

インターネットや動画などを含むコネクテッドメディア全体では、タイが週34時間32分、日本が週15時間10分でした。また平均利用SNS数はタイ7.3、日本3.4です。

これはタイで複数SNSへの接触機会を作りやすいことを示しますが、費用対効果を保証する数字ではありません。広告費、制作費、問い合わせ、売上を媒体別に計測して判断します。

比較元:Digital 2026: Thailand / Digital 2026: Japan。いずれもGWI 2025年第2四半期、16歳以上のインターネット利用者が対象です。

タイのスマートフォンOS事情

StatCounterの2025年8月データでは、モバイルウェブページ要求に占めるOSシェアは、タイがAndroid 64.77%・iOS 34.82%でした。同じ指標で日本はiOS 56.94%・Android 42.91%です。

これは端末販売台数や保有率ではなく、ウェブアクセスのシェアです。タイ向けページはAndroidを優先的に検証しつつ、iPhoneでも同じ導線・入力・表示速度を確認します。

タイで訪問数の多いウェブサイト

Digital 2026本編に掲載されたSimilarwebの2025年6〜8月平均では、タイの訪問数上位サイトは次の通りです。

順位サイト主な役割
1Google検索
2YouTube動画・検索
3FacebookSNS
4ShopeeEC
5Pantip掲示板・口コミ
6InstagramSNS
7XSNS・リアルタイム情報
8LINEメッセージ・公式アカウント
9123-HDD動画配信
10ChatGPT生成AI・情報探索

ランキングは月ごとに変動します。SNS内での発見だけで完結させず、Google・YouTubeでの比較、Pantipなどの口コミ確認、Shopee等での購入まで導線をつなげます。

日本との比較

比較条件を揃えたGWI 2025年第2四半期のデータだけを整理します。

比較項目タイ日本
SNS利用時間週20時間45分週7時間47分
コネクテッドメディア利用時間週34時間32分週15時間10分
平均利用SNS数7.33.4
SNSで商品・ブランドを調べる割合71.3%43.0%

タイでは一つの媒体だけで完結させるより、複数SNSで発見・比較・再接触を設計する余地があります。日本向け施策を翻訳するだけでなく、タイの検索・SNS・ECの接点に合わせて導線を組み直します。

2026年のタイSNS施策で押さえる流れ

2026年のタイSNS施策をSNS内検索、短尺動画、クリエイター、購入・予約、AI対応の流れで示した図解

SNS内検索から比較へ

TikTok、Instagram、YouTubeでは、投稿が認知だけでなく検索・比較にも使われます。動画や投稿の冒頭で対象者、悩み、場所、価格帯を明確にし、保存後に見返しても内容が分かる設計にします。

短尺動画から長尺・サイトへ

短尺動画で関心を作り、YouTubeの詳細説明や自社サイトの料金・事例へ誘導します。再生数だけでなく、視聴維持、プロフィール遷移、サイト流入を追います。

クリエイター・口コミによる比較材料

DAYZEROの実務では、フォロワー数だけでなく、対象層との一致、過去投稿の反応、撮影品質、二次利用条件を確認します。広告と口コミを混同させず、関係性の表示も含めて投稿条件を整理します。

SNSからEC・予約へ

米国政府のThailand E-commerce Guideでも、タイのeコマースでソーシャルメディアとモバイルの重要性が説明されています。TikTok Shop、Shopee、Lazada、自社予約フォームなど、購入先までのタップ数を減らします。

AI・自動応答は人への引き継ぎまで設計

よくある質問は自動化しつつ、見積もり、苦情、複雑な条件は担当者へ引き継ぎます。回答速度だけでなく、誤回答率と問い合わせ完了率を確認します。

タイ向けSNSマーケティングの設計ポイント

タイ向けSNSから問い合わせやECにつなげる導線を示した図解
目的媒体候補主なKPI
広く認知Facebook・TikTok・YouTubeリーチ、表示単価、動画視聴
比較・検討YouTube・Instagram・TikTok保存、完視聴、サイト流入
問い合わせ・CRMLINE・Facebook友だち追加、返信、問い合わせ
購入・予約TikTok Shop・Shopee・Lazada・自社サイトカート追加、CVR、CPA

1. 指標の定義を揃える

広告リーチ、MAU、自己申告利用率を一つのランキングに混ぜません。施策の目的に合う指標で媒体を比較します。

2. LINEを問い合わせ・再接触に使う

LINE公式アカウントでは、クーポン、セグメント配信、チャット、リッチメニュー、CRM連携を組み合わせます。友だち数だけでなく、クリック、返信、再来店で評価します。

3. TikTok・YouTubeで動画接点を作る

短尺動画で発見を作り、必要に応じて長尺動画やサービスページへつなげます。制作本数と検証サイクルを事前に決めます。

4. インフルエンサー施策の条件を明文化する

候補選定、投稿内容、修正回数、公開日、広告利用、二次利用期間、競合排他を契約前に確認します。

5. 口コミ・レビューを監視する

PantipやGoogleマップ、SNSコメントなどを確認し、誤情報や問い合わせには事実に基づいて対応します。口コミを不自然に作るのではなく、実際の体験と回答品質を改善します。

6. SNSから購入・相談まで計測する

投稿・広告ごとにリンクを分け、LINE追加、フォーム送信、予約、購入まで追える状態にします。

タイでSNS運用を行う際の注意点

タイでSNSマーケティングを行う際の注意点をまとめた図解

酒類の投稿・広告

タイでは、お酒の写真があるだけで一律に違法になるわけではありません。一方、ブランド訴求、飲酒・購入の誘引、商業目的、報酬関係などによりリスクが高まります。企業やインフルエンサーの投稿は、2025年改正法と最新告示を含めて公開前に確認してください。

王室・政治に関する表現

王室に関する表現や拡散行為には刑事上のリスクがあります。企業アカウントでは、画像・本文・コメント返信を含め、必要に応じてタイの専門家へ確認してください。

タイ語と問い合わせ対応

日本語・英語だけでは対象が限定されます。自然なタイ語表現に加え、コメントやLINEの問い合わせへタイ語で対応できる運用体制を用意します。

まとめ

タイのインターネット普及率は94.7%、SNSユーザーIDは人口比79.1%です。自己申告の利用率ではFacebook、LINE、TikTok、YouTubeが上位ですが、広告リーチやMAUでは順位と意味が変わります。

重要なのは「最大のSNSを一つ選ぶ」ことではなく、認知、比較、問い合わせ、購入の役割を分け、同じKPIで継続して検証することです。

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よくある質問

Q. タイで最も使われているSNSは何ですか?

A. 16歳以上のインターネット利用者を対象にした2025年第2四半期の自己申告調査では、Facebook 89.1%、LINE 84.4%、TikTok 83.4%、YouTube 81.7%の順です。広告リーチやMAUの順位とは異なります。

Q. タイのインターネット普及率は何%ですか?

A. 2025年10月時点で94.7%、利用者数は6,780万人です。

Q. タイのSNSユーザー数は何人ですか?

A. DataReportalの重複調整済みユーザーIDは5,660万、人口比79.1%です。ただし固有の個人数や各SNSのMAUを意味しません。

Q. TikTokはタイでどのくらい使われていますか?

A. 2025年10月の18歳以上への潜在広告リーチは5,660万です。総利用者数やMAUではありません。

Q. タイ人はSNSをどのくらい使いますか?

A. GWIの2025年第2四半期調査では、16歳以上のインターネット利用者がSNSに使う時間は週20時間45分です。同じ条件の日本は週7時間47分でした。

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