DAYZEROでは2021年から、クライアントサイトのタイ語SEOに取り組んできました。一方、自社サイトにもタイ人向けの情報は掲載していましたが、問い合わせ獲得を目的に、記事、サービスページ、料金情報、導線までを一体で設計・改善する取り組みは行っていませんでした。当時届いていた問い合わせも、日本でのドローン飛行方法に関する相談が中心でした。
2025年から、これまで培ってきたタイ語SEOの知見をもとに、既存記事、サイト構成、サービスページ、料金情報、問い合わせ導線の見直しを開始。2026年にはDAYZEROとEIIZOの2サイトで、タイ語キーワード調査や記事制作、内部リンク、CTAの改善まで施策を拡大しました。現在はSEO経由で月約20件のタイ人問い合わせが届き、直近では月3〜4件程度が受注につながっています。
| 取り組み | DAYZERO・EIIZOにおける自社タイ人向けSEO |
|---|---|
| 取り組みの経緯 | 2021年からクライアントのタイ語SEOを支援。2025年に自社サイトの改善を始め、2026年に本格化 |
| 主な対象サービス | KOL・インフルエンサーマーケティング、動画制作、ドローン撮影 |
SEO経由のタイ人問い合わせ
DAYZERO約5件+EIIZO約15件
2サイト合計の直近受注
ヒアリング・見積等を含む結果
2026年の本格運用から現在の手応えまで
月約20件の問い合わせへ
現在、SEO経由でタイ人から届く問い合わせは、DAYZEROが約5件/月、EIIZOが約15件/月、合計で約20件/月です。このうち直近では、2サイト合計で月3〜4件程度が実際の受注につながっています。
問い合わせ内容は、DAYZEROではKOL・インフルエンサーマーケティング、EIIZOでは動画制作やドローン撮影が中心です。「来週撮影したい」「数日後に案件がある」といった、すでに動き始めている相談も届いています。
もちろん、検索で見つけてもらうだけでは受注になりません。ページ上でサービス内容や料金を確認できること、LINEからすぐ相談できること、問い合わせ後にヒアリングと見積を進めることまで含めて、受注につながっています。
タイ人向けの情報発信から、問い合わせにつながるサイトへ
現在のDAYZEROサイトは2020年に開設しました。2021年からクライアントサイトのタイ語SEOに取り組む一方、自社サイトではタイ人向けの情報を一部掲載するにとどまり、問い合わせ獲得を目的とした設計や改善までは行っていませんでした。当時、自社サイトに届いていたのは、主に「日本でドローンを飛ばす方法」に関する問い合わせでした。
2025年から、これまで培ってきたタイ語SEOの知見をもとに、自社サイトの改善に着手しました。既存記事を書き直し、サイト構成やサービスページ、料金情報、問い合わせ導線を見直したことで、サービスに関する相談が届くようになりました。ただし、この時点では月によるばらつきがありました。
2026年からは、タイ語キーワード調査、競合調査、記事制作、内部リンク、料金情報、CTAまで対象を広げ、本格的に運用しています。
記事だけでなく、サイト全体を見直した
行ったのは、記事の量産ではありません。キーワード調査から問い合わせ導線まで、サイト全体を順番に見直しました。
タイ語で調査する
タイ語キーワードと競合ページを調べ、情報を探している検索と、発注先を探している検索を分けました。
ページの役割を設計する
キーワードをグループに分け、記事、サービスページ、料金情報の役割と内部リンクを整理しました。
タイ語ページを制作する
日本語記事を先に作らず、最初からタイ語記事として企画しました。問い合わせ前に必要な情報や、実務で得た一次情報も入れています。
公開後に改善する
公開して終わりにせず、既存記事、タイトル、見出し、内部リンク、サービスページ、CTAを見直しました。
料金情報も整えましたが、どれか一つの変更だけで問い合わせが増えたとは考えていません。記事、サービスページ、内部リンク、CTA、LINE導線をまとめて改善した結果です。
タイ語から企画する
タイ語記事は、日本語の記事を先に作って翻訳したものではありません。タイ人がどの言葉で検索し、何を確認してから問い合わせるのかを調べ、最初からタイ語記事として企画しています。その後、日本語訳も見ながら内容を調整しています。
AIと人の役割を分ける
調査の補助、草案、情報整理にはAIを使い、制作時間とコストを抑えています。一方で、キーワードの選定、検索意図、構成、情報量、競合との差、CTA、公開後の改善は人が判断しています。
検索で見つけられる回数も増えた
本格運用前の2025年10月1日〜2026年1月31日と、本格運用後の2026年4月1日〜2026年7月31日を比較しました。期間の長さをそろえ、未完了月は除外しています。
DAYZERO タイ語URL群
タイ語URL群では、クリックが51から237、表示回数が2,371から11,816に増えました。

これはサイト全体ではなく、今回取り組んだタイ語URL群の数字です。同じ期間、サイト全体の表示回数はわずかに減っていました。
EIIZO 新設 /video/ URL群
EIIZOで新しく設計・整備した/video/配下では、クリックが0から80、表示回数が0から3,753になりました。

開始前が0なのは、EIIZO全体に検索流入がなかったからではなく、今回の対象URL群がまだ存在していなかったためです。
一桁台で表示されている主要ページの例:DAYZEROは平均掲載順位3.9〜5.0、EIIZOは4.3〜6.1。上位検索語では1.0〜4.4の掲載順位も確認しています。いずれも直近4か月のSearch Consoleで確認できた例であり、サイト全体の平均順位ではありません。
問い合わせは、具体的な案件相談が中心
検索の数字以上に変化を感じたのは、届く相談の内容です。匿名化できる範囲で整理すると、次の相談が中心です。
| サイト | 主な相談 | 相談者・案件の傾向 |
|---|---|---|
| DAYZERO | KOL・インフルエンサーマーケティング | タイ企業のマーケティング担当・営業担当・経営者など。大企業を含む法人案件が中心 |
| EIIZO | 会社紹介動画、工場撮影、ドローン撮影、ドローン調査 | タイ企業のマーケティング担当・営業担当・経営者など。大企業を含む法人案件が中心 |
「来週撮影したい」「数日後に案件がある」など、すでに日程が決まっている相談もあります。問い合わせ後は、内容を確認し、ヒアリング、見積、商談を進めます。
直近では、DAYZEROとEIIZOを合わせて月3〜4件程度が受注につながっています。
実際に運用して分かったこと
急ぎの法人案件が多い
問い合わせの多くは、検討の初期段階ではなく、すでに内容や日程が決まっている法人案件です。「来週撮影したい」「数日後に案件がある」といった相談も珍しくありません。
問い合わせ導線はLINEが中心
タイ人向けページでは、LINEを主要な問い合わせ先にしています。以前、約3か月間メール問い合わせを中心にしたところ、その期間に届いた問い合わせは1件でした。その1件は受注していますが、問い合わせ数自体はほとんど増えませんでした。
現在はLINEを主要導線に戻しています。条件をそろえたABテストではないため倍率は出していませんが、自社サイトの運用結果を踏まえてLINEを採用しています。
手応えが出るまで、約4〜5か月かかった
2025年に自社サイトの改善を始め、そのうえで2026年に運用を本格化しました。本格運用から現在の手応えを感じるまでには、約4〜5か月かかりました。
何か一つが急に効いたのではなく、キーワード、記事、内部リンク、サービスページ、料金情報、CTA、LINE導線を少しずつ直した結果です。この期間は今回の2サイトでの実績であり、どのサイトでも同じ期間になるとは限りません。
今後の改善点
- 問い合わせ管理表の未反映データをなくし、案件の進み方まで追える状態にする
- 対象URLごとの表示回数、クリック、問い合わせ内容を見ながらページを更新する
- LINEとフォームの違いを判断できるよう、問い合わせ導線の計測を整える
SEOが向いているかどうかから考える
今回の2サイトではSEOが問い合わせにつながりましたが、すべての事業でSEOが正解とは限りません。まず認知を作る必要がある場合は、SNS、KOL、広告のほうが適していることもあります。
DAYZEROはSEO専門会社ではありません。自社でも集客施策を実践しながら、SEO、SNS、KOL、広告、コンテンツ制作のなかから、その事業に合う方法を考えます。
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