タイでウェブマーケティング!オンラインで集客する8つの施策
タイでもコロナの影響もありオンライン化が加速し、どの事業においてもオンラインでのマーケティングがより重要視される時代となりました。この記事では、企業の事業継続において常に新たな手法をさがしているタイ在住マーケティング担当に向けた入門編の記事となります。WEBマーケティングとはなにか、基本的な手法についてをご紹介いたします。タイで潜在顧客の掘り起こしや、売上を拡大させたい企業にとっては最後までご覧いただくことをお勧めいたします。

ウェブマーケティングとは
WEBマーケティングとは、多種多様なオンライン上にあるデジタルメディアを活用し自社の商品やサービスの宣伝活動を訴求し集客することを一般的に意味します。WEBマーケの範囲は広くSEO対策やSNSマーケティング(FacebookやYouTube等)、動画マーケティング、メルマガ、オンライン広告等が含まれます。
オフラインの看板広告やBTS、MRT電車広告、フリーマガジンとは大きく異なり、結果のデータが得られるため定量的に結果を把握することが可能であり、それらを効果測定し分析、PDCAを回しながらより効果的な宣伝や訴求を行っていきます。
WEBサイト(ホームページやサービスページ)

多くのWEBマーケティング手法が存在しますが、タイ国内においてもWEBサイト(ホームページ)を持つことは重要です。(小さなタイ企業の場合はない場合もありますが、企業として透明性や信頼性を持たせるにはWEBサイトは重要な役割を担います。)
またVocus社の調査によるとWEBサイトはWEBマーケティングにおいて最も使われる手法であり効果的な手法の1つとして紹介しています。

WEBサイトを効果的に使うにはUI(User Interface/ユーザーインタフェース)やUX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)をユーザー目線で考えて作る必要があります。デザインももちろん大事ではありますが、わかりやすさや使いやすさも重要です。
また、WEBサイトの制作には外注という手段もありますが、今はWIXやSTUDIO、ワードプレスなど無料でウェブサイトを作れるサービスも多いため、よほどページ数が多かったり機能を充実させる必要がない限りはこれらのリソースをつかって作成位する選択肢もあります。無論、ワードプレスは最もSEO対策がしっかりしており、様々な機能に対応できるプラグインがありますが、ある程度知識や経験がないと扱うのは難しいです。
弊社ではWEBサイトの制作も行っておりますので、依頼をお考えの方は是非お気軽にお問い合わせください。
閲覧者の9割以上がデザインのみでwebサイトを評価している
デザインにおけるROI(投資対効果)は定量的に測ることは難しいのですが、インフォグラフィックによる調査によると医療系のWEBサイトの評価を行った結果、94%がデザインのみでWEBサイトの評価を下しているということがわかっています。残りの6%がサイトのコンテンツを見ているとのことです。
“Content is King”と呼ばれるGoogleのSEOの基礎的な考え方があり、コンテンツが重要視されるべきではあるもののサイトによってはデザインが重要視されることもあるようです。(そもそもコンテンツが充実していないとSEO上位表示は難しいので、「表示される=コンテンツは充実している・有益である」というのは前提であるのかもしれません。)
いずれにせよデザイン、UIやUXを考えられたWEBサイトではないと人が離脱してしまいやすくなるということがわかりますのでしっかり対策をすることが必要です。

SEO対策
ターゲットが御社のサービスを詳しく知りたい場合や御社サービスに関連するキーワードで検索しているターゲットに対してSEO対策を施すことは、タイでビジネスをするにおいても非常に重要な対策です。そのためにはブログを制作することが必要となります。SEO対策を行う上で大事な考えは下記「Googleが掲げる10の事実」です。
Google が掲げる 10 の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
2021年時点でGoogleがSEO上で優先する考え方として「E-A-T」と呼ばれるものがあります。
- Expertise (専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness (信頼性)
「誰が言うのか」という判断基準が現状のSEOの傾向です。医療について説明する際に、お医者さんなのか近所のおばあちゃんの塩ふって放置すれば治る理論の場合、お医者さんのが専門性も高く、医者という権威もあり、信頼性も高いです。しかし、医者であれば絶対SEO上位に表示されるわけではなく、インターネット上で認知されている必要があります。そのためにSNSやブログ等を用いて情報を発信し、著者情報を書きインターネット上でのEATを築きあげることでGoogleも良い判断をすることができ、上位表示され易くなる傾向になります。
SEOに関する対策方法については、別記事で詳しく書いておりますので下記リンクより併せてご覧いただければ幸いです。
リスティング広告(有料検索広告)

SEOは結果が出るまでに時間がかかりますが、有料広告(リスティング広告)は即日で効果が現れます。ROIも測りやすく費用をかければ今すぐにでも始められることから人気な手法となっています。
Googleの広告は基本的にオークション形式です。キーワードに対していくら払うか、他社より多く出してるかで表示回数が変わります。コストは抑え、広告露出機会を増やし、クリック回数を向上させることが質の高い効果と呼べるでしょう。
また、広告掲載の際にターゲティングを行うのですが言語(タイ語や日本語など)や地域(タイ国、バンコク等)、キーワードを設定できるので効率的にターゲット層にリーチができ、クリックした場合にのみ支払いが発生するクリック方課金(PPC)であるため、あまり無駄なコストはかけることなく効率的な運用が可能です。
コンバージョンを目的として、広告を効率的に打ち出し、WEBサイトを訪問したターゲットを逃さないようにしっかりと導線を作り、UI、UXも考えたWEBサイト作りを行いましょう。
なお、デメリットとしては広告を止めたら流入が止まるため、常に広告費を払い続ける必要があります。SEOは確実に最上位にすることは難しいですが、コツコツとSEO対策を行いつつ有料広告と合わせて運用していくとが必要と考えます。