記事公開日:2021年3月22日
最終更新日:2023年10月22日

動画マーケティングというと、YouTubeやInstagam、Facrbook等で流れるWEBCMではないでしょうか?商材の多くは対消費者への動画が多く、BtoBではいまひとつイメージができない…という疑問を抱える方もいらっしゃるかと思います。実際のところ、BtoB向けの動画マーケティングはWEBCMだけでなく多岐にわたる活用があります。

弊社はタイで動画制作事業を提供しており、お客様の営業活動等に活用する動画の制作を携わらせていただいております。本記事では、タイでの動画制作をおすすめする理由とその活用例を5つ紹介します。 他社との差別化を図るためにも、是非最後までご覧の上お役立てていただければ幸いです。

動画マーケティングとは?B2Bにも効果的な理由

動画マーケティングとは、動画コンテンツを用いてターゲットに対して自社(製品・サービス)の認知度や信頼性を向上させる事を目的とした、企業のマーケティング手法の1つです。

BtoC企業であれば活用例として、YouTuberとのタイアップ動画、動画広告、サービスページ上に埋め込まれた商品説明動画などをイメージすることができるでしょう。 では、BtoBにおける動画マーケティングとはどのような活用例があり、どのような点が効果的と言えるのてかについてご説明いたします。

B2Bに動画マーケティングをおすすめする4つの理由

BtoBに動画マーケティングをおすすめする理由は、動画コンテンツの持つ特長に起因します。

1. より多くの情報を分かり易く伝える

1分の動画は3,600のWebページの情報量に匹敵する」と言われています。書籍が映画化した際に『本で読んでいる時にはうまく頭に内容が入ってこなかったけれど、ドラマや映画では スッと内容が入ってきてハマってしまった』こんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。これは元々書籍、つまり視覚情報としてはただのテキストだったものを動画化することによって、多くの情報がわかりやすく頭に入ってくるためです。

BtoBでは、企業間取引である以上購買プロセスに多くの人が関わるといった特徴があります。購買に関わる人達全員に購買のメリットを伝える必要があるため、情報をわかりやすく伝えることができる動画コンテンツを用いての情報提供は、BtoBマーケターがとるべき効果的な手法の1つと言えるでしょう。

2. 視聴者の記憶に残りやすい

わかりやすい情報ということは、より記憶に残りやすく具体性があるということです。テキストや図と比較しても動 画の方がリアリティがあり、製品であってもサービスであっても「なるほど、こんな感じか」と受け手がイメー ジしやすくなります。

実際に企業がYouTubeチャンネルで業界に特化したノウハウや情報を動画配信して反響を得ているといったケースも最近では増えてきました。 テキストや図を用いて伝えるのと比較して受け取り手がイメージしやすいといった特徴や、時代背景にマッチした発信の仕方である為、受け手の数が必然的に増加しているからと言えるのではないでしょうか。

また、視聴者の記憶に残るということは、認知度が高まるだけでなく、その後の商品選定の際に脳内にイメージしやすく比較対象に入れてもらいやすくなります。これにより、購買というアクションにもつながりやすくなります。

3. 属人化の解消

販売しているサービスは同じでも、営業によって売れ行きが異なってしまうのはどの会社も抱える悩みの1つではないでしょうか。営業によるプレゼンの品質の差が縮まれば属人化の解消が期待できます。 

動画コンテンツであれば、営業のスキルや話術に頼ることなく均等に情報伝達ができるため、属人化の解消が可能となります。又、アポイント以前に動画コンテンツによって自社の情報をより多く伝えることができれば、営業によるプレゼンは最小限で済みます。

4. オンライン化

近年では見込み客の大半は情報をオンラインで得ており、営業がアポイントをとる時点で既に情報収集や業者のリストアップは終えていると言われています。 又、コロナ後以降の傾向としてもBtoBに限らず誰もがオンラインで情報を得ていくという流れがあり、実際にタイでのインターネットの使用時間が増えているというデータもあります。リアルの場に集客するセミナーや展示会とは異なり、インターネット上で大量の情報をわかりやすく得ることができる動画コンテンツの需要は伸びていくことが容易に予想されます。

具体的な活用事例

ではBtoBにおいて動画は、どのように活用されているのでしょうか。その具体的活用シーンを5つ紹介します。

工場見学動画

テキストと画像だけで情報を伝えるのが難しいコンテンツこそ、動画の出番です。 大型の機械など工場に来て実際に動かすところを見せるのは人的工数が掛かりますが、動画が1本あれば動画のURLを送るだけでクライアントに見ていただくことができます。人は使っているイメージがわかないものにお金を払うことはありません。 「直感的に操作できる」点を動画化することで、見込み客は自社で実際に利用している未来を明確にイメージできます。

営業活動に動画を利用

営業活動は会社の存続にとって非常に重要な活動です。初対面のお客様への営業活動は限られた時間の中で会社紹介や自社サービス・自社製品の魅力や強みを存分にアピールし理解していただく必要があります。一般的には会社資料のPDFで文字や写真、カタログなどを使いながら商談を進めますが、ここに動画を採り入れると効果的です。動画は、音声と映像を交えることで直感的に情報を伝えるため記憶に残りやすい(他サイト参照)というデータもあります。

採用活動

企業にとって人材は最も大切です。多くの企業が抱える課題としても人材不足や採用難が常態化しており、企業は事業活動の源泉となる人材採用に手間と費用を割かれすぎています。その一方で、採用した人材のミスマッチを防ぐ必要があるためHRの責任は重大です。そこで採用動画を活用して事業内容や福利厚生、施設や設備などを正しく情報を伝えることで、求職者とのミスマッチを防ぐ効果があります。

タイではあまり採用動画を取り入れてる企業は少ないですが、やっていないからこそ制作し他社より自社をアプローチしてみることも差別化に繋がります。

FAQコンテンツの動画化

カスタマーサポートの場面においても、動画の活用が可能です。サービスの利用方法に不満や疑問を抱えているユーザは、解約予備軍とも言えます。FAQページに動画を掲載しユーザーのサービスに対する理解度を上げることで、ユーザのサービス利用の満足度を底上げし解約率を抑えることに貢献出来ます。

教育研修・マニュアル

タイでは転職率が高く人材を教育しても退職してしまったりと社員の定着がなかなかしないことが課題としてあげられることがあります。教育の方法として動画を採用しEラーニングを用いた教育研修は教育上有効な手段です。講義形式やデモンストレーション形式の動画を制作すれば、従業員はいつでもどこでも教育を受けることができ、教育者の業務の時間を作必要もなくなり、マニュアル動画などもあれば技術の継承も可能です。コストダウンが謳われる中で時間や人件費での無駄を抑えることも可能です。また、外部でセミナーを行うなどということがあれば、セミナーを動画化することで教育材料としても会社の資産としても活用が可能です。

グローバル展開

1つの動画を作り字幕やナレーションを多言語に変えることで言語の壁を乗り越えて様々な情報を伝えることが可能です。例えば、日本ですでに制作している動画にタイ語字幕やナレーションを追加することですぐにタイ人に本社の考えを伝えることが可能です。グローバル展開においては動画を積極的に活用することで言葉を超えてビジネスを推進でき、現地の顧客開拓や人材採用にも有効的です。オンラインでの営業活動が増えたコロナ以降、海外からの工場見学に訪れたい企業やタイの中でも遠方にある企業にも動画を見せることで情報をしっかりと伝えることができます。

まとめ

BtoBに動画マーケティングをおすすめする理由と実際の活用例を紹介してきました。また、動画は全てにおい て万能ではないコンテンツであるという点もご理解いただけたことでしょう。しかし、今回お伝えしたメリットやデメリットを踏まえた上で動画マーケティングをうまく活用していくことは、取り組む企業もまだまだ少ないだけに、競合企業に対して差をつけることができる施策となり得ます。

弊社では、動画の企画から制作、動画などを活用したWEB戦略のご提案が可能です。もしご検討されておりましたら一度弊社までお問い合わせください。