みなさんご存知の通りタイでもSNSは大変盛んです。Facebookを初め、YouTube、Instagram、Twitter、TikTok、Vimeoなど多くのSNSが普及し、毎日動画広告を見ない日はありません。今後しばらくは動画広告の需要は益々増えていく一方です。
そんな中、動画を使ってうまく集客等していきたいと思ってる一方でこんな悩みもお持ちではないでしょうか?
- どの媒体に投稿すれば良いのかわからない
- 媒体・SNSによって何が違うのか?
- 広告費はどのくらい用意すれば良いのか?
- どうやって動画作ったら良いのか?
そこで、本記事では上記のお悩みを解決できる内容を解説いたします。
タイのSNS事情
まず基本的なタイのSNS事情を把握しましょう。

また、2019年から2020年の1年間でSNS使用率が+4.7%増加となり、年々使用人数が増えていることがわかります。次のデータからはタイ人が1日にインターネットを使用する平均時間およびSNSに使用する時間です。
タイ人は平均2時間55分をSNSに費やします。一方我々日本人は1日36分。約5倍もSNSを使うタイ人です。
インターネットの平均使用時間が約9時間に対して、1/3にあたる約3時間をSNSに費やしているようです。確かに電車内やオフィスでのタイ人のスマホの画面やPCの画面を見るとFacebookやYouTubeが開いてないことのが少ないくらいSNSを使っている印象は受けます。

SNSの中でも最も使用されているのがFacebookそしてYouTube。動画や写真を日頃から見るユーザーが多いことがわかります。InstagramやTwitterも上位にランクインしています。
以上のデータから見えてくる通り、動画媒体がタイでは非常に力を持っており、常に動画広告も何気なく見ていることになります。動画需要が増えるということはWEB動画広告がいかに大事になってくるかも見えてきます。
WEB動画広告の料金単価について

CPV(Cost Per View)広告視聴単価
CPVとは、Cost Per Viewの略語で、広告視聴/回に対するコストのことを意味します。動画が1回再生される度に課金されます。CPVの定義は媒体により異なり、○秒間以上見たら1回再生、最後まで動画を見たら1回再生扱いになるなど異なります。
例:100,000バーツの広告費用をかけて動画が10,000回再生されたとき、CPVは10バーツです。
CPM(Cost Per Mille)インプレッション単価
CPMとは、Cost Per Milleの略語で、広告掲載回数1,000回あたりにかかる料金のことです。
CPVとの違いは「再生回数」ではなく「表示回数」となります。
例:100,000バーツの広告費用をかけて、結果50,000回表示された時のCPMは2,000バーツです。
CPC(Cost Per Click)クリック単価
CPCとは、Cost Per Clickの略で、1クリックあたりの広告費用のことです。
広告がクリックされない限り料金は一切発生しません。
「広告費÷その広告のクリックされた数」で単価が出せます。
例:100,000バーツの広告費で10,000クリック獲得した場合のCPCは「10バーツ」です
主な動画広告配信先の料金・費用
Youtube
- インストリーム広告(1):動画広告を30 秒以上視聴した場合および最後まで再生した場合に発生(CPV)
- インストリーム広告(2):上記の広告のリンクをクリックした場合に課金が発生(CPC)
- ディスカバリー広告:動画のサムネイルとテキストで構成されている広告(CPC)
- バンパー広告:インストリーム広告に類似。動画は6秒以内でスキップ不可(CPV)
Facebook・Instagram
- 1,000回広告が表示される毎に料金が発生(CPM)
- 広告が1回クリックされる毎に料金が発生(CPC)
- 10秒再生される毎に課金が発生(CPV)(Twitterは6秒以上で課金が発生)
- 動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した場合に課金が発生(CPV)
- ユーザーが動画の拡大表示またはミュート解除を行った場合に課金が発生(CPV)
- 広告のリンクをクリックした場合(CPC)
動画広告の料金は広告枠をオークションで競う入札形式であり、入札単価は自身で決めるものや、「ターゲット」や「配信するキーワード」などで流動するものがあり未知数です。一概に相場は〇〇円と言えないのが悩ましいところではあります。弊社はもともとYouTuberとして活動していた時期があり、YouTubeだけで成人男性ふたりの生活費を支払っていけるくらいはもらえていました。いかにYouTubeに広告費が支払われているのかを実感しました。
YoutubeやFaceBookは他のSNSと違う
タイの人々の生活においてYouTubeとFacebookは切っても切れない関係にあります。この2つのメディアは動画を見るのに使われることが他のSNSより多いです。いずれの媒体においても、動画の長さも短くした方が良くキーとなるメッセージも早々に伝えることが重要です。
また、情報が溢れかえる今、ユーザーは有益な情報を得るために素早く取捨選択をしています。そのため、孫の代には親指の形がDNAレベルで変形してしまうのではないかというくらいスクロールが速く、ほんの数秒という短い時間でユーザーの目を引かなければせっかくのコンテンツが埋もれてしまいます。ファーストインプレッションにより拘った動画作りが必要であり、動画作りだけでなくターゲットである層を持つインフルエンサーへのPR動画を依頼する等マーケティングのスキルも必要となります。
SNSとは言えどもそれぞれ異なる性質を持つのでしっかり見極めて動画制作、広告を打っていく必要があります。
動画広告は分析&検証がポイント
テレビCMと違い、WebやSNSの動画広告は即座にユーザー分析ができるメリットがあります。
最後まで動画を視聴しているか(完全視聴率)、離脱している箇所、広告リンクのコンバージョン数などを検証することで以下のような改善が可能です。
・動画をカットして長さを短縮する
・ターゲットの年齢や性別を変える
・配信プラットフォームを変更する
動画広告のKPI(目的)を達成するかどうかは分析と検証を行うかで大きく左右されると覚えてください。
どんな動画を制作すべきか
CMと言えばテレビを見ている時に流れてくることが多かったですが、時代はインターネット上での動画視聴。特にYouTubeです。企業もYouTubeへの広告投資をするようになり今後数年でTVへの広告費よりYouTubeへの投資が増えるという予測も多く見かけます。動画広告が増えていくと、視聴者は広告を多く見ているので見飽きていますし、見る目も超えています。そんな視聴者の興味を引くのはそう簡単ではないですが、適切なターゲットに届けることができるのがYouTubeやWEBCMの良いところ。どうやったらターゲットの興味を惹けるのかを解説します。
始まりの5秒が勝負
ターゲットに向けて広告が流れてくる最初の5秒で伝えたいことを入れ込み、何についての広告なのか、視聴することでどんなメリットがあるのかを伝えましょう。
目的やターゲットは明確に
WEB広告に限った話ではないですが、目的やターゲットは明確にしておかないと無駄なコストを流すことになり余す。広告を出す目的が認知度アップなのか、ウェブサイトへの流入なのか、実店舗への流入か等により最適な表現方法は異なります。また、視聴者の層もある程度はターゲティングができるのがWEB広告の強みです。ペルソナ設定し広告の結果を見つつ最適な広告を打っていきましょう。興味のないターゲットに広告を出し続けるのはかえってイメージを悪くすることもあります。
YouTube動画広告の事例
WEBサイト制作のWIXのWEB動画広告です。動画をスキップされる前の5秒間に重きを置いており、有名俳優・女優が耳に残るようなメッセージをいくつものパターンでCMを作って打っています。
お値段以上ニトリでおなじみの家具業界のニトリ社のWEB動画広告です。5秒スキップするんでしょ?という視聴者に語りかけるスタイルです。動画として面白いのでつい見てしまいます。こういった動画作りが視聴者の心に残りやすくなります。
オンライン学習システム「MASTER CLASS」のYouTubeチャンネルです。一時期大変人気のあったASMRを用いて料理の音と映像にフォーカスした動画です。もちろんシェフとして大変有名なゴードン・ラムゼイ氏の起用も広告効果が大変高いです。
動画広告にお悩みの方へ。
弊社にお気軽にお問い合わせください!相談はもちろん無料です。制作していただければ弊社としてはすごく有り難いですが、まずはどんな形にしていくのか、方向性を決めたり、イメージに近い動画を探したりと一緒に動画制作をさせていただければ幸いです。
また、タイ・バンコクのみならず、チョンブリーやアユタヤ、パタヤ、プーケット、チェンマイ、その他県での撮影も承っております。飛行機で行く必要のある場合は、ZOOMなどでの打ち合わせを重ね、撮影の際に機材を持って向かいます。
また、弊社は単なる会社紹介動画の制作だけではなく、集客など目的に合わせた効果的な動画制作、運用方法、検索に強い動画SEOなど動画に関連する事業については幅広くご提案可能です。
動画制作・動画マーケティングでお困りの企業様は、お気軽に下記の「お問い合わせ」よりご相談ください。